2019年05月04日

平成最後の東北に向かう② 久慈駅にて

SHV39_4838さて、いよいよ三陸鉄道に乗って南下する当日。
朝一番の列車が午前5時なので、近所にコンビニはあるものの、駅とは反対方向になることから、時間が無くなると困る。何より何にも無いというオチもあるかと思い、八戸駅にあるNewDaysで買った工藤パンのお世話に。
左が、4月の新商品の「イギリストースト 津軽産りんごジャム&はちみつ風味クリーム」
同社の商品である「イギリスブレッド」に津軽産りんごを使用したジャムとはちみつ風味クリームをサンドした一品です。パッケージには、太宰治の小説「津軽」の初版本表紙がプリントされています。今年は太宰治生誕110周年だそうで・・・。
右は、以前紹介した「イギリストースト 小倉&マーガリン」。やはり、「イギリストースト」といったらコイツだわ(ニヤニヤ)。



うーむ、はちみつの甘さとりんごジャムの甘酸っぱさがいい塩梅ですなぁ。小倉の甘さもいいんだけど、甘酸っぱさの塩梅が利いたこの商品も捨てがたい。
「イギリストースト 津軽産りんごジャム&はちみつ風味クリーム」は期間限定商品なので、青森に行く機会があったら、是非とも。


SHV39_4840朝一の列車に乗るために、いそいそと向かう中でも、撮るものは撮っていく(笑)。
まずは、あまちゃんハウス朝ドラの「あまちゃん」関係の展示を行っているところらしい。当然ながら営業時間外(9時~17時)。
実は、この場所は4/1にリニューアルオープンしたのだそうな。それまではここより西のところにあったものの、2016年に来襲した台風10号の水害で今の場所に移ったらしい。



SHV39_4841近くの料理店では、片桐はいりさん演じる役のイラストも。まめぶ汁美味そうだな・・・。



SHV39_4843久慈市のトピックといえば、三陸鉄道の一本化。
駅前の建物にも全線開通の横断幕が屋上に飾ってありました。



SHV39_4842その下には、北の海女と三陸鉄道(作中では北三陸鉄道)乗務員のイラストが。
久慈市は、海女の北限として知られており、大勢の観光客がやって来るとのこと。



SHV39_4845駅前にあるデパートには、作中に出てきたものと思しきものが描かれております。



SHV39_4846そのデパートの下には、久慈市の歓迎幕もありました。



SHV39_4847さて、やって来ました三陸鉄道リアス線久慈駅
かつては北リアス線の起終点として機能しておりましたが、今は一本になったリアス線の起終点となりました。

起終点ということもあって、券売機が備えられております。
三陸鉄道リアス線は、ワンマン運行になっているので、有人駅(宮古駅・盛駅など)以外では車内で出る乗車券を取って、下車時に清算という流れになります。



SHV39_4848そんな三陸鉄道リアス線では、色々なおトク切符があります
旧北リアス線のみで乗車できるものから往復で乗車できる2日分の乗車券まで色々ある中・・・。



SHV39_4960今回は、南下するだけなので、片道のみ有効な途中下車可能な2日分の乗車券を買いました。
実は3,710円するのですが、これは久慈駅から盛駅まで乗っていた場合この切符なら戻らなければ何回でも途中下車できるので、結構リーズナブルになります。しかも2日分なので、途中で一泊してもいい今回は1日のみしか使っていないですけど、2日分ということを考えれば、かなり破格ですよ。



SHV39_4849先程も書きましたが、三陸鉄道は3/23から一本化されました
三陸鉄道リアス線は、旧北リアス線(旧国鉄久慈線・旧国鉄宮古線)・JR山田線の一部・旧南リアス線(旧国鉄盛線)の3路線から成り立っており、国鉄の民営化に伴い、旧南北リアス線が国鉄より移行されました。その後、東日本大震災で一旦全線不通になり、その後旧南北リアス線は再開まで漕ぎ着けたものの、JR山田線の一部(宮古駅~釜石駅)は不通が続き、BRT(バス・ラピッド・トランジット)での運行が模索されていました
このままJRとしてはBRTによる運行をしていきたかったものの、沿線自治体の強硬な反対により進展せず、最終的にはJRが折れて、一部の費用を三陸鉄道と沿線自治体に負担してもらうことを条件に三陸鉄道への移行が決まりました。
今回の一本化によって、全長が163kmとなり、日本で一番長い第三セクター路線になりました(それまでは、青森県にある青い森鉄道の青い森鉄道線の121.9km)。



SHV39_4850こちらは、全線復旧を記念したもの。
ここでいう『全線復旧』とは、旧南北リアス線のことを指します。



SHV39_4851全線開通(一本化)ののぼりには、「鉄道むすめ」のキャラが描かれております。
左が釜石まな(旧南リアス線)、右が久慈ありす(旧北リアス線)。



SHV39_4852こちらが、今回始発になる列車。



SHV39_4853一番最初に乗る列車は、「かいけつゾロリ」のキャラが描かれた「かいけつゾロリ 大冒険号」でした。



SHV39_4854北の終点を眺める。
この先は、JR八戸線。実は、写真には収めていませんが、JRとはレールは繋がっているんです。なので、頑張れば八戸駅まで行ける(ニヤニヤ)。



さぁ、いよいよ出発進行。長い長い三陸鉄道をゆっくり参りますか。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 14:54Comments(0)

2019年05月03日

平成最後の東北に向かう① 三陸鉄道に向かうまで

4/28に宇都宮から東北に向かい、4/29の1日は三陸鉄道を利用して南下するという旅に出ておりました。『旅』とは書いていますが、私自身は『旅』という認識ではなく、東日本大震災の被災地を見て、震災とは何なのかを考える行脚のようなものだと思っております。そうじゃない主旨のケースもありますけどね。ただ、『旅』と言った方がしっくりくるのかなとも思っております。日本語は難しい・・・(苦笑)。

今回は栃木SC×FC岐阜の行われた栃木県宇都宮市から宿泊先になる岩手県久慈市までの出来事をまとめました。実は結構タイトなスケジュールだったんですよ。まぁ、毎回そうなんですけど(汗)。


栃木県グリーンスタジアムからシャトルバスで宇都宮駅まで。あまりバスが出てないんじゃないかと心配だったのですが、とりあえず満員のバスには乗れた。
その後は新幹線で八戸駅まで向かうのですが、その時心配だったのは席の確保。実際、指定席は満席で、自由席を何とか確保宇都宮駅ははやぶさが停まらないので、やまびこで仙台駅までやまびことはいっても、東海道新幹線のこだまとは違い、各駅停車ではない(今回乗ったのは、栃木県で停まるのは宇都宮駅だけのやまびこだった)ので、仙台駅までは1時間と15分で到着。ここから臨時列車のはやぶさに乗り換えます。


SHV39_4831はやぶさは全車指定席なのは以前話した通り。この時期だから、立ち席覚悟だったのですが、無事に指定席を獲得できて一安心。これで八戸までゆったりできます。
乗り換えまで少し時間があったので、仙台駅内のNewDaysで晩ご飯・・・と思ったら、「藤原総料理長監修 ナポリかつ」なるたるものが・・・。
これは、2016年に一旦閉店したものの、その後再開の要望が高まったため、2017年に再開されたマルカンビル大食堂(閉店当時はマルカン百貨店大食堂)の人気メニュー「ナポリカツ」を再現したものです。特製のナポリソースを28%使用しているとのこと。
・・・ああ、時を越えて、あの時食べられなかった「ナポリカツ」をこんな形で頂けるだなんて(泣)。



なるほど、これは人気になるはずだわ。
甘酸っぱい、昔懐かしいとも言えるトマトソースが映えますね。薄手のカツもトマトソースと合わせると、あっさりとして美味しくなります。これは本物の「ナポリカツ」が食べたくなってきた。だからといって花巻に降りるわけにもいかない(ニヤニヤ)。


SHV39_4832せっかくなので、NewDaysでは「磯部餅」を一緒に買っていた



甘いタレの味なのかな・・・と思っていたら、後からピリリと来たぞ、これ。どうやら一味唐辛子入りの醤油ダレ味だったらしい。個人的には、この味は好きなのでよしとする。


SHV39_4833およそ1時間半で八戸駅に到着。東京駅からだとおよそ3時間ほどで着きます。
やはり八戸といえば、ヴァンラーレ八戸昨年見事にJ3参入を決め、現在12位ではあるものの、新規加入チームとしては結構奮闘していると思います。ただ、JFL時代(2016年)の頃より大人しくなっちゃったかな・・・。この掲示板くらいしかなかったのは少々残念。頑張ってくれよ。来年お世話になるかもしれないから(ギャハ)。



SHV39_4835ここはやっぱり、鮨市でしょう。
今回は「貝づくし六貫」をチョイス。
普通は、ほっき貝(ボイルと活)・活あわび・赤貝・つぶ貝・ほたて貝の6種なのですが、ほたて貝が切れていたので、マグロの中トロに変更された。普通なら、そこで売り切れですとしなかったところが粋だよね、活(いき)な魚介を取り扱うだけに(ニヤニヤ)。<誰が美味い(上手い)こと言えと。



鮮度のいい貝が揃っているのを実感。どの貝も身が締まって甘みもある。ここは鯖寿司も美味いけど、普通の寿司も美味しいねぇ。時間があったら絶対ここで寿司食べよう。


SHV39_4836午後8時過ぎの八戸駅を出発した八戸線の列車は、午後10時過ぎに終点の久慈駅に到着。ここでJRの路線が切れて、第三セクターの三陸鉄道に切り替わるのです。
そんな久慈市は、朝ドラ「あまちゃん」のロケ地として非常に有名



SHV39_4837「いんや~ほにほに遠いところ良くきてけさったなす」と地元の方言で歓迎。
恐らく、「いやいや本当に遠いところから良く来て下さいましたね」という意味でしょう。



久慈駅に着いた時、駅前は駅舎以外はほぼ真っ暗。三陸鉄道で明日買ったらいい切符を聞いて、その後はホテルに直行。まだ久慈市は寒く、息が白かったのが印象的。温かいものが恋しかったわい。
明日は早いので、着いたらすぐ寝よう・・・と思ってもなかなか寝られなかったのは内緒(笑)。


次回からいよいよ三陸鉄道に乗って岩手県を縦断します。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)