混戦になったパリーグ、遂に決着の時が来たのでしょうか。
今日首位のソフトバンクは福岡・ヤフオクドームで楽天と、2位のオリックスは大阪・京セラドーム大阪で西武とそれぞれ対戦しました。
オリックスは1回表に西武の浅村選手に点を取られた後、その裏ペーニャ選手のタイムリーで取り返したものの、こう着状態が続き、小刻みなリレーによる投手戦となりました。
何とか勝ちたいオリックスは、西武4人目ウィリアムス選手の代わりっ鼻を攻め立てました。
安達・糸井両選手の連打で1・3塁にし、1回裏にタイムリーを放ったペーニャ選手に。この試合で久しぶりのヒットを放ち、プレッシャーから解放されたのか、再びタイムリーを放ち決勝点をもぎ取りました。この後、平野佳寿選手がピシャリと抑え、オリックスが1-2で勝利。まだ試合の終わっていないソフトバンク×楽天の試合の結果を待つこととなります。
一方、ソフトバンクは5回裏に長谷部選手のタイムリーや今宮選手のタイムリーと楽天のセンター島内選手の後逸に伴って追加点を重ね、6-3と逆転したものの、ソフトバンク5人目投手の五十嵐選手が大乱調。松井稼頭央選手を抑えた以外は全て四球で4失点。これがきっかけで7-8と再逆転され、そのまま楽天が勝つというふうになりました。
この結果、ソフトバンクは0.5ゲーム差で首位と立っていながらも、2位オリックスにマジック7が点灯するという事態に陥りました。
こうなってしまった原因は、2チームが残した試合数が影響しています。
首位ソフトバンクの残り試合は3、対してオリックスの残り試合はほぼ倍の8残しているのです。共に負けが許されない事態の中で勝ったことにより一歩オリックスがリードし、今回のマジック点灯でさらに一歩リードしたわけです。
今後、ソフトバンクは9/26に楽天(福岡)・9/28に日本ハム(札幌ドーム)と転戦。対してオリックスは9/26に西武(大阪)・9/27に日本ハム(札幌)・9/28にロッテ(千葉・QVCマリンフィールド)・9/29と9/30に楽天(宮城・コボスタ宮城)と過密スケジュールをこなすこととなります。そして、10/2にヤフオクドームで最後の直接対決。この間にオリックスはどれだけ勝てるかがキーになるでしょう。確かに試合数ではオリックスが有利ではあるものの、試合日程的にはソフトバンクの方が有利なのです。詰まるところ、いい投手を投入しやすくなるんですね。
久しぶりの優勝を目指すオリックスか。そうはさせまいと実力十分のソフトバンクがそのまま首位を突っ走って優勝するのか?まだまだパリーグはアツいです。