2022年11月06日

FC岐阜観戦記2022 第16節 鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス

SOG03_102449FC岐阜、今日はテゲバジャーロ宮崎と対戦しました。
先週のSC相模原戦で引き分けに終わった岐阜に対し、同じく先週のいわきFC戦で勝利してユニリーバスタジアム新富での優勝を食い止めた宮崎(しかも直近5試合で見ると負け無しというオマケ付)順位としては近しい中、勢いの差は歴然です。
しかも、この日は、ぎふ信長まつりの真っただ中の開催。JR岐阜駅前では、ご覧のように黒山の人だかり。木村拓哉さんらが出演する行列は、抽選で当たった人達のみが間近に見られるとはいえ、少しでも近くで見られないかとやって来た人達でこうなったのでしょう。ペストリアンデッキが封鎖されるのではないかと思われましたけど、写真の撮った場所は、そのペストリアンデッキから下る階段なので、無事塞がれることなくバスターミナルまで行けたのです(私が来た午前中の話)
ちなみに、テレビ中継(中京テレビ)も来ていたようで、ぎふチャンに至っては1時間の特番も組んでいました(しかもサッカー中継の前)



SOG03_133403そんな中で長良川競技場に来てくれた宮崎のサポーターの面々。
お気持ち弾幕は、味方を鼓舞するものと先日亡くなられた工藤壮人選手を偲ぶものでした。工藤選手の弾幕もありましたね。死してもなお、彼も仲間として共に長良川にやって来たのです。そう思ったのは、試合の流れを見て・・・。



SOG03_130049この日のCCNかさなるステージには、市橋大輔さん(左端)が復帰しました。復帰少し前からステージの様子を見に来ていたようですけど、このようにステージに立つのは、久方ぶりになりました。何でも意識不明にまでなったとのことで、生死の境をさまよいながらも、復帰してきたことに対し、うれしくてなりませんナンチャンを止められるのは、市橋さんだけですから(ギャハ)!
そして、市橋さんの復帰に伴い、難波クリニックも再開犠牲者・・・もとい、患者さんは村田透馬選手(左から2番目)と石津大介選手(中央)。村田選手は3回目。・・・もうお薬は出せません(苦笑)!



SOG03_114936この日の試合は、粉もん祭りが開催されました。
その中から、中華料理 しょうりゅうの「五目あんかけバリそば」をば。同料理店の人気メニューとのこと。これまでも美味しかったので、今回も期待したいところです。



あんが少々薄いかなと思ったものの、具は豊富だし、バリそばはすごくパリっとしてて、あんと絡んだ時のしっとり感も抜群。パリっと感としっとり感の絶妙なバランスが、あんの少々薄いと思われる味わいを気にさせなくしましたね。やっぱり美味いよ。


SOG03_155549試合はというと、やはり勢いの差が出たというのか、宮崎の軽快な動きが目立つ格好になりました。近しい順位であり、同じ優勝も昇格も難しい状況の中で、この違いは何なのだろう。
宮崎が押し切る中で、前半20分に先制相手フォワードがダイビングヘッドのような格好で飛び込んで来られるほど、岐阜の守備陣は彼をフリーにしてしまったのかと思うと、岐阜のモチベーションは大丈夫かと心配でなりませんでした。
それでもなお、岐阜は懸命に挽回のチャンスを伺っていました。そして前半終了間際、相手から庄司悦大選手が奪い取った際にこぼれた球を生地慶充選手がフォロー。そこから田中順也選手→ンドカ・チャールス選手に回し、宮崎の守備陣が薄いことを見計らって、鋭い一閃を放つと、ゴールマウス左側からど真ん中に突き刺さりました。ホームで勝利を、そしてダブルを・・・という思いを込めての同点劇になったのです。

後半に入り、岐阜も宮崎も膠着状態に。特に岐阜は後半21(66)分の生地選手のシュートがバーに嫌われ、キーパーの背中に当たった球がゴールマウス側に転がらなかった不運も重なってしまう、後半40(85)分に途中交代で出場した山内寛史選手のシュートが、相手ディフェンダーに引っ掛かりながらのものだったからか、正確性に乏しくなってしまったあたり、岐阜の勝利は厳しいものになるのかなと引き分け覚悟で見ていたら、終盤に相手が流し込むように放ったシュートは、岐阜の守備陣をあざ笑うかのように抜かれ、鮮やかな逆転劇を演出するハメになったのですわ(泣)。
そこから残された時間は少なく、挽回のチャンスは訪れず、結果的に宮崎の逆転勝ち。宮崎は工藤選手が死後もピッチで鼓舞しているかのような雰囲気を漂わせていましたね・・・。これがウチとの違いなのか。



SOG03_160058試合後にやって来た柏木陽介選手。もちろんまだ試合には出られる状況ではなく、右足にはケガの跡が見られました。
柏木選手への応援弾幕も用意されていたようで、サポーターに応援メッセージを集めていましたね。



さて、タイトルの意味は、織田信長の気性を現した狂歌とされています。同様にホトトギスを題目にした豊臣秀吉と徳川家康の狂歌もあります。ただ、戦国時代に詠まれたものではなく、江戸時代に天保の改革を皮肉った人によって詠まれたものだそうです。あまりに苛烈なリストラ策を行った水野忠邦を織田信長になぞらえて揶揄したものらしい。
とはいえ、岐阜の現状を思うと、鳴かぬホトトギスは殺(リストラ)してしまわないといけない時期が来たなと思うのです。恐らく今シーズン終了後、大量の満了選手が出るのではないかと思います。その覚悟をもって、もう応援している選手がいなくなると思って、今後残り2試合を見て行くことになるでしょう。

その残り2試合の一つは、アウェイの鹿児島ユナイテッドFC戦鹿児島にとってはホーム最終戦で昇格に向けてのラストチャンスになる試合となり、相手は死に物狂いで戦うでしょう。それに相応しい戦いを見せねば失礼だし、遠方まで来たサポーターも納得しないでしょう。J3降格の決定打になったあの日の試合を思い出して戦ってもらいたいです。
そして、もう一つはギラヴァンツ北九州戦こちらがウチのホーム最終戦、今シーズンの最終戦にもなります。全てを賭けて戦え、もうそれしか言いません。


なお、今節でいわきが鹿児島に勝ち、2位の藤枝MYFCと3位の松本山雅FCが共に敗れたため、いわきの優勝とJ2昇格が決定しました。つまり昇格の枠は残り1つになったのです。

そして、岐阜と同期になるロアッソ熊本はモンテディオ山形とのJ1昇格プレーオフ2回戦を2-2の引き分けながら規定で勝利をもぎ取り、J1で16位に終わった京都サンガF.C.との決勝戦を戦うことになりました。うれしいと思いながらも何で同じ大木武監督の下の采配なのにウチではできなかったんだというアンビバレントな思いを抱きながら結果を見るというやるせないものとなりました。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)

2022年07月04日

FC岐阜観戦記2022 第7節 雨に濡れながら

立たずむサポがいる・・・と、三善英史さんの♪雨の替え歌を歌いたくなるくらい、昨日行われたFC今治の一戦は酷い有様でした。最後に替え歌出そうか(ニヤニヤ)。


鹿児島ユナイテッドFC・福島ユナイテッドFC・テゲバジャーロ宮崎との厳しい戦いを制し、快進撃を見せている(かのように見える)岐阜。実のところ勝ち進まないと、5位とはいえ結構厳しいポジションなんですよね。対して今治は8位と中庸から上を窺おうとしているところ勝ち点差はそう離れていないので、ここで負ければ非常に厳しい展開になる可能性を秘めているのです。でも、まぁアレだった(苦笑)。


SOG03_182600この日は、久しぶりにグッズを買いました。
一つ目は、「FC岐阜×小林淳コラボタオルマフラー~岐阜城と月~」
小林さんといえば、月の写真というくらい、彼の代名詞にもなっている月の写真をバックにした岐阜城という、いかにも岐阜を感じさせる写真がタオルマフラーに描かれております。
この日は、脱炭素を考える日の一環として、カーボンオフセットグッズとして販売されたもの(今後も在庫が無くなるまで販売されるよう)です。この売り上げの一部が、「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト!」でのキウイの苗木の購入資金として寄付されるとのこと。

実はTシャツ(ポケット部分がユニフォームの余り布を使っている)も買おうかと画策中



SOG03_182803もう一つが、「宇賀神友弥選手Jリーグ出場300試合記念 直筆サイン入りタペストリー」
宇賀神選手には助けられてばっかりなので、せめて何かでお返しを・・・と思って買った次第。ゲーフラにも使えそうな大きさです。



SOG03_1828213000円以上購入するともらえるオリジナルカードをもらえた。
今回は浦和レッズコンビだったというのもあったし、柏木陽介・宇賀神両選手というレア感もあったので今回買ったというのもある。



SOG03_152108スタメシは、雨の中ということで売り上げ作りに苦慮されたと思います。今治戦ということもあり、そこまで多くなかったのよね。


そんな中で、今回最初に紹介するのは、中華料理しょうりゅうの「五目あんかけバリそば」30食限定とのことだったので、開店早々買いました。



細麺のパリパリ感とあんかけを吸った後のもっちりとした感じとが渾然一体となって、食べ応えと食感の変化を感じさせてくれたコイツが美味いあんかけはそこまで濃くはないんですけど、ごま油の風味が利いていて、これも美味しい。いちいちクオリティ高過ぎ(ホメ言葉)!


SOG03_155446こちらは、「めいほう鶏ちゃん焼うどん」郡上市明宝にあるめいほう鶏ちゃんの里が郡上市のイベントとして出店しておりました。
郡上味噌とにんにくが利いているとのこと。



確かに、味噌の濃い味わいが非常に感じられますね。鶏ちゃんに濃い味わいが感じられた一方、野菜類にまだ味が回っていないと思ったのは、もう少し一緒に炒めるか、味付けをしてないからかなとも。


SOG03_205708試合に関してですが、当初は岐阜が押していたんです。前半10分に橋本和選手のダイビングヘッド(ないしはそれ以前)がオフサイドの判定。思えば、このシュートが先制点になっていれば、岐阜は勝てていたと思えてなりません。それだけ先制点って大事勢いって大事と思わされた試合でした。
その直後、前半11分に本田拓也選手に回ったパスを取りこぼしたのを今治の選手が見逃さず、カウンターに至った先制点が、岐阜の敗戦を決定付けたと思っています。あれは絶対にやってはいけないミス。そこから守備陣が誰も追い掛けられないモチベーションの低下。夏の暑さでスタミナが切れたのかと思えるくらいにあり得ない。
その後も岐阜の守備陣とメンタルが崩壊してしまったのか、立て続けに失点攻撃陣の奮起は前半終了まで感じられたものの、右サイドのラインズマンのオフサイド判定で水を刺される格好に。今治側も1つあったけど、調整的な判定とも取れなくはないんだよなぁ・・・。
今回、三國スティビアエブス選手がスタメン出場していたのですが、全く機能していなかった来たボールを縦に蹴って終了なら、センターバックにいらんやろ・・・。つくづく藤谷匠選手の長期離脱の痛さと大西遼太郎選手の奮闘が生きていたんだと再確認当分三國選手は、かつての窪田稜選手のように後半の流れを変える展開で出場するという使い方でいいのかもしれんなぁ・・・。そこから徐々に慣らすか。



SOG03_210621試合後、選手への檄がゴール裏から(飛んじゃいけないけど、辛抱たまらず)飛んでくる中、この日のキャプテンとして謝罪と奮闘をサポーターに誓う宇賀神選手次のいわきFC戦には絶対勝つと言ってくれました。
厳しい状況の中で、宇賀神選手はよく言ってくれたと思います。タペストリー買って正解でした。



次は、J3参入初年度ながらもJ2昇格を窺わせるいわき正直勝つと言ってしまった宇賀神選手は大丈夫なのかと思えるほど、いわきは強いんです。アマチュア時代に試合を見ていますが、試合運びは上手い選手が倒れないし、最後まで走り抜ける移動もバスで長時間しているのに、ですよ。フィジカル面の強さをまざまざと感じながら試合を行っていくことになるでしょう。今回のような試合展開なら、5-0でも済まない可能性があります。


3連勝の『貯金』をたった1敗で吐き出してしまった岐阜。次こそ、再起を誓ってほしいです。


さて、♪雨の替え歌でも置いていくか(ニヤニヤ)。





雨に濡れながら 立たずむサポがいる
ポンチョの花が咲く 日曜の宵の口
約束した時間だけが 躰(からだ)をすり抜ける
観ていた人は 誰ひとり見向きもしない
負けはいつの日も 犠牲にするものだから
じっと耐えるのが 務めと信じてる

雨に打たれても まだ待つ人がいる
客の数が減る 日曜の宵の口
約束した言葉だけを 幾度も噛みしめて
追い越すチームに こずかれても身動きしない
負けはいつの日も はかないものだから
じっと耐えるのが 務めと信じてる

約束した心だけが 泪によみがえる
選手やサポが哀(あわ)れんでも 答えもしない
負けはいつの日も 悲しいものだから
じっと耐えるのが 務めと信じてる


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Posted by alexey_calvanov at 22:35Comments(0)