
そこで一番美味しかったのが、「納豆汁」。東北ではお馴染みの料理で、冬の季語にもなっているそうな。
何より味噌との相性がピッタリ。米味噌だったと思うのですが、同じ豆の発酵食品なのに、ここまで合うのかと。味噌の甘みと納豆のコク深さがケンカしないのよね。そして具だくさんで、同じ豆から作られる揚げに味が吸い込まれているので、揚げ本来のサクッとした食感に豆腐の風味が生きてくるのよね・・・。一緒にネギを大量投入したんですけど、シャキシャキした食感と鮮度のいいネギの風味で、何杯も頂いたとさ(ニヤニヤ)。

上が岩手県産の菜彩鶏肉を使っており、下が青森県産のごぼうを使っておりますが、秋田県で買ったのに秋田県のものを一切買ってない(爆)。
味は醤油メインの味わいのものになっており、よく似てましたけど、「五目おこわ」は、もち米ということもあり食感のもっちりさもさることながら、美味さを思いっ切り吸ってくれるので、噛めば噛むほど鶏肉の旨味が染み出してくれます。「鶏ごぼう」の方は、ごぼうのシャキッとした食感もそうですけど、下処理がしっかりしているので、アクの嫌な味わいが一切ありませんでした。その代わり、醤油メインの濃い味わいが染み込んでいて、食べるほどに風味深くなっておりました。

陸奥湾産のホタテを使用したのりを巻いていないおにぎりです。お米は「銀河のしずく」といういいものを使っています。
こちらは、ホタテの味わいが強過ぎて、他の味わいが吹き飛んでいた。それだけホタテが美味いんだからいいんですけど、いくらはどこに行ったんだろう(苦笑)。

札幌大沼国定公園の地ビールで、酵母が入ったまま詰められているとのこと(そのため、澱(おり)が含まれることがあるそうな)。
こちらは、口あたりがよくて、スッキリした飲み口。ビールとは思えないくらい軽やかな味わいだったので、もう一本欲しくなる(ニヤニヤ)。

ということで買ったのが、「ふっくりんこ蔵部」というもの。元々はお米の名前(「ふっくりんこ」というお米)のようです。道南で作付面積を徐々に増やしているとのことらしい。
今回は「すじこ」(左)と「しゃけ」(右)を買ってきた。オーソドックスなものなので、説明はいらないかな・・・。
こちらは、お米の味わいが少し甘めだったかな。もっちりとした食感も悪くない。中のすじこもしゃけもいい塩梅の塩気が含まれていて、お米の甘さをさらに持ち上げてくれます。お酒との相性が案外悪くなかったのが不思議。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、北海道では赤飯に入る豆は、小豆やササゲではなく、甘納豆なんです。今回のものは、大正金時という豆を使っているようです。
当然なんですが、甘納豆を使っているので、豆は甘い(苦笑)。そして赤飯には塩気(塩をほとんど振っていない)がほとんど利いていないので、何とも不思議な味わいです。でも、美味しくないわけではなく、味としては成立していて、甘いのを気にしなければ、結構イケる味でもあります。

