今シーズンの最下位がほぼ確定状態の千葉ロッテマリーンズ。既に伊東勤監督の辞任が決まっています。
そんなロッテ監督の後任に、今年同球団を引退することになった井口資仁選手になることが明らかになりました。井口選手は、8/27にヤフオク!ドームで行われた福岡ソフトバンクホークスに出場して以降、若手育成を進めるために、自ら身を引いたとされます。明日(9/24)の引退試合を最後にすることも明らかにしています。
正直なところ、まだ早いという意見もあるのですが、チーム事情を考えると仕方ないのかな。
というのも、伊東監督の辞任会見の時によく言われたのが、後任がいないのではという話。あまりに成績が悪すぎるという点とロッテという球団がケチすぎる、ないしはここ数年の赤字運営でカネが無い点で成り手が出てこないと言われていたのです。
基本的にロッテはOBから監督をセレクトする球団として知られています。一時ボビー・バレンタインさんや今回の伊東監督のように外様監督もいたものの、今回は『先祖返り』した格好になりますね。ただ、井口選手は元々ソフトバンク(前身の福岡ダイエーホークス時代の入団だが)の選手ですけどねぇ。
前途は多難の中、引き受けることになったのは評価すべきでしょう。本当なら解説者やコーチ経験を経てから監督になってもらう・・・というのが自然な流れだと思うんです。
そして引退直後の選手が監督になってもいい成績を収められるかというと難しいと思っています。あの長嶋茂雄さんが引退直後監督になって最初の年は最下位でした。プレイニングマネージャー(選手兼任監督)でもいい成績になるのは至難の業なのですから、ファンは数年(3年契約という報道もあるので、その間)は我慢すべきだと思います。巨人の高橋由伸監督のような初年度でいい成績というふうにはいかないと思いますよ。あれは原辰徳元監督の貯金があったからだと思うので。
そしてフロントは井口選手に監督を任せるのなら、全面的なバックアップをお願いしたいところ。決して見殺しにはしてあげないで。経営状況が厳しいのはわかるけど、やってもらうようにお願いしている立場なのだから、なるべく井口選手の要望は聞いてあげてほしいねぇ。それができなくなれば、身売りも止むなしだと思うよ・・・。