2013年11月22日

や っ ぱ り 巨 人

中日の名セカンドとして長年君臨していた井端弘和選手。彼がバッターボックスに立つ際に流れる応援歌の異様な雰囲気が守備以上に知られているのではないかなと思ったり思わなかったり(汗)。もちろん守備は華麗でかつどんな球でも獲ってしまうと言っても過言ではないほど素晴らしいです。


そんな井端選手、今年はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で代打(の切り札)からスタメンを獲得し、八面六臂の大活躍を見せたのですが、足のケガなどでシーズン中は思った活躍もできず、終盤を迎える頃には1軍を外れ、手術する事態にまでなっていました。

そして迎えた契約更改。
井端選手に向けられた仕打ちは本人にとっては苛烈極りないと思えるもので、野球協約の制限(40%)を大幅に超える88%ダウンの提示(2億5000万円→3000万円)を受け、やってらんねぇよとばかりに中日を退団下手をしたらそのまま引退するのではないかと言われました。逆に中日はこの井端選手の退団を医療して大規模なコストカットを実現この年就任した落合ゼネラルマネージャーの一言も効いたのか、全体で7億円とも8億円ともいえるコストカットを実現しています。


その井端選手、かねてから獲得に動くだろうと言われていた巨人入りがほぼ濃厚となったようです。

もういいじゃんと言いたくなるものですが、実は巨人は2塁がウィークポイントとも言われています。日本シリーズで活躍した寺内選手も在籍するこのポジション、見ている人はわかると思いますけど固定化できていないんですよね。脇谷選手とか色々いるにもかかわらず、なぜかショートを守る坂本選手のように上手くいかない。ゆえに、井端選手のような大ベテランでもいいので固定化しようと画策したのでしょう。
また、大ベテランだからこそという意味もあるわけで。
ショートの坂本選手はレギュラーポジションを獲得したとはいえ、まだまだ若手。守備には粗が目立つのは、今シーズンを見ていてわかる人も多かったのではないのでしょうか。そこで、井端選手から守備の極意を連係プレーを通じて学んでいってもらいたいという『生きた教材』という意味で獲得に動いたとも言えるでしょう。もちろん、二遊間の入れ替えというのも視野に入れているのかもしれません。


いずれにせよ、加入となれば2塁の争いは大激戦になるでしょうし、下手をしたらショートも巻き込んだ争いにもなるのでしょう。しかしながら内野全体のレベルアップを図れる可能性もあるので、この荒療治とも言える獲得が巨人盤石への一里塚になるのかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)TrackBack(0)

2013年03月18日

WBC2013 日本の野球って素晴らしい

本当は勝って、優勝してからこの言葉を言いたかったけど、最後まで戦った中なら、この言葉が一番だろう。


日本時間の10時から行われたワールド・ベースボール・クラシック準決勝、プエルトリコ代表×日本代表は3-1で惜しくも敗戦となりました。
日本代表は広島の前田選手で挑んだものの、立ち上がりに苦しんだことでプエルトリコ代表に付け込まれてしまい、1回に1点を取られてしまいました。その後は立ち直ったものの、7回表に前田選手に変わって出てきた阪神の能見選手がツーランホームランを打たれ、点差がさらに広がりました
最終盤の8回裏に阪神の鳥谷選手が3塁打を打ったのを皮切りに、中日の井端選手のタイムリーで1点返し、さらに追い風に乗ろうと思ったものの、巨人の阿部選手の打席の際に、山本監督が出したダブルスチールのサインがきっかけで痛恨のミス2塁の井端選手が無理と判断して自重したものの、1塁にいたソフトバンクの内川選手がオーバーランでけん制死になってしまったことにより万事休す。最大のチャンスが断たれてしまったことで、日本の敗戦が決まったと言っても過言ではないでしょう。
この状況はどちらが悪いとも言えるパターンで、正直何とも言えません。自重していまった井端選手もよくないが、状況もわきまえずオーバーランした内川選手も悪い連携プレーが上手くいかなかったことが最大の敗因なのかもしれません。でも、一番はそれだけ運がなかったということ。落ち着いて処理したプエルトリコの選手達の方が一枚上手だったとも言えるでしょう。


正直よく頑張ってくれました。国内組ばかりでメジャー選手が一人もいない(いたのは元メジャー経験者の楽天の松井選手のみの)中、ここまで勝ち上がれたというのは、日本野球の新たなる一歩だと思うし、メジャーに渡った選手達もよくやってくれたと健闘をたたえてくれることでしょう。それだけ日本の野球は世界の野球のレベルの中で見ても高くち密だったとも言えます。
そして何より、アジアの中で唯一残ったということは大きな誇りと思ってもいいでしょう他の3チームは実質カリブ海にある地域のチーム(注:オランダはヨーロッパで唯一残ったチームではあるが、選手の約半分がカリブ海に浮かぶアンティル諸島のキュラソー島出身者であるため)ということを考えれば、この意義は大きいのではないのでしょうか。
今後のドミニカ共和国代表×オランダ代表との対決次第だと思いますが、少なくとも3位は堅いと思います。そしてケガなく終われたことが何よりです。お疲れ様でした。胸を張って帰ってきて下さい。


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2013年03月12日

WBC、観戦していますか?

現在開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関するトラックバックテーマから。


さすがに生(1次ラウンドが福岡、2次ラウンドが東京)での観戦はできないですけど、テレビ観戦で時間がある時は必ず見ていますね。あとはこれも時間があればですけど、日本代表戦以外の試合も見てました台湾代表とキューバ代表の試合がそうですね。さすがに日本との激闘の後だったので、どういう試合展開しているのかが気になったので見ていました。

今回は日本代表が国内組で大丈夫かなと思う中、よく粘っているなと思いますね。特によく言われているのが、2次ラウンドMVPになった中日の井端選手日本の野球の代名詞とも言えるカットするバッティングでクサイ球を避け、自分の好みの球を誘い込んでヒットを打つか、相手が嫌がって四球を誘い出すわけです。当然球数も増えるわけで、WBCでは投球回数が決まっているだけに、非常に有効的な戦術でもあります。


2次ラウンドは、最初台湾代表と死闘の末に勝利2戦目のオランダ代表とは16-4という大差で7回コールド勝利を収めました。
敗者トーナメントに回ったオランダ代表は、休日もあり万全の態勢で挑んだキューバ代表との対戦。さすがに連戦になるオランダ代表には気の毒だなと思ったのですが、なぜかキューバ代表とは相性のいいオランダ代表。シーソーゲームの末に9回裏サヨナラ勝ちを収めてしまいました

ヤクルトのバレンティン選手をはじめ主力3選手を欠き、かつ3連戦になりながらも日本へのリベンジに燃えるオランダ代表、休養十分の日本代表。今日は前のようにはいかないだろうなと思ったのですが、案の定、終盤危ない試合展開になりました。
序盤はオランダ代表に先制アーチを浴びながらも、2回裏に日本らしい攻撃が出て一挙8点。勝ったなと思ったら、7・8回表にオランダ代表の猛攻で一挙に2点差に詰められ、窮地に。最後8回裏に長野(ちょうの)選手のタイムリーで何とか引き離したものの、中継ぎ陣の気の緩みが今後尾を引かなければいいなと思います。打線に関しては、日本ハムの中田選手をはじめ一部の選手で大丈夫かなと思える部分はあるものの、コールド勝ちを収めた最初のオランダ代表との一戦で、何かを掴んだのではないかなと思います。逆にこの一戦で大振りにならないよう戒めてほしいものですが・・・。


今日行われたオランダ代表×日本代表の結果に伴い、日本代表の1位通過が決定し、日程的にも日本時間の3/18に準決勝、3/20に決勝と楽な展開になりました。対戦相手は、プールC・Dからなる2次ラウンドの2位勝者になります。逆にオランダ代表は初の決勝ラウンド進出ながらも2位となり、3/19に準決勝、3/20に決勝と休みの感覚は長くなるものの連戦となり、どちらにエースをつぎ込むか難しい采配を採らなければなりません対戦相手は、プールC・Dからなる2次ラウンドの1位勝者になります。

そのプールC・Dからなる2次ラウンドはドミニカ共和国(C組1位)・プエルトリコ(C組2位)・アメリカ(D組1位)・イタリア(D組2位)が出場。恐らく、1位がアメリカ、2位がドミニカ共和国かプエルトリコになるのではないかと思います。
いずれにしても負けたら終わりの厳しい戦いになります。選手一人一人各々がベストを尽くしてやってほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2013年03月08日

WBS2013 よく粘った日本代表

今日から第2ラウンド。日本は台湾と対戦することになりました。


日本は台湾のエース王建民選手の前に手も足も出ず、その後の継投もよく7回まで0点。逆に台湾は少ない安打で着実に点数(3回・5回に各1点)を稼ぎ、じりじりと差を広げていきました

しかし、8回以降は日本にとってドラマチックな展開になっていきます。
口火を切ったのは中日の井端選手。彼のヒットを皮切りに、ソフトバンクの内川選手が繋ぎ、巨人の阿部選手がライトへのタイムリーでまず1点を返します。そして巨人の坂本選手がレフトへのタイムリーを放ち、遂に追いつきます
ところが、気合いの投球で粘った楽天の田中選手も8回裏で力尽き逆転その後は、巨人の山口・澤村両選手で何とか乗り切ります
後の無くなった9回2アウト。ランナーは四球で出塁した阪神の鳥谷選手という中、バッターは井端選手。カウントも悪く万事休すというところで鳥谷選手が一か八かの盗塁を仕掛け成功。そして井端選手が執念で打ったタイムリーでまた追いつきます
この後、台湾は9回サヨナラのチャンスを西武の牧田選手にことごとく潰されます。特に日本ハムの陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)選手が送りバントを失敗した時に、牧田選手が見せたダイビングキャッチには、彼には神掛かった何かを持っていたと思わせましたね。

この執念と気合い、そして神掛かったものが東京ドームをカオス状態にしていたのではないでしょうか。まさに『神風』が日本に吹いてくれます
10回表、ヤクルトの相川選手のヒット、オリックスの糸井選手の四球、坂本選手の送りバントで得点圏(2・3塁)にランナーがたまりました。そこで登場したのは日本ハムの中田選手。見事フェンスギリギリの犠牲フライを打ち、貴重な勝ち越し点を上げました
最後は巨人の杉内選手が、台湾に少々粘られるものの、最後の打者をゲッツーで仕留めゲームセット


本当に、よく勝てたなといいたくなる試合でした。第1ラウンドのブラジルの時と同様、井端選手が打っていなければ確実に負けていた試合でした。正直9分9厘負けていた試合でしょう。互角どころか日本にかなり課題を残した戦いになっています。

とにかく継投を早めにやらないと命取りになりかねないシーンがいくつもありました。サッカーではないですけど、今の日本では2点差をひっくり返すのは相当大変です。次の試合もあるので変えにくいというのもあるのでしょう。でもそこは心を鬼にして積極的な交代を行っていもいいと思います。
打線はクサイ球にはファールで粘れと言いたい。打ち気にいけば必ず相手の術中にハマります。玉の見極めも重要ですが、おかしいなと思ったらチップチップで逃げるのも手です。相手に投球数を増やさせるだけでなく、投げる場所も絞り込ませることができるので一石二鳥ですよ。


この試合に勝ったことで、日本は次回、キューバに勝ったオランダと、台湾はキューバと戦うことになります
オランダはダークホース的存在。韓国・キューバを倒し波に乗っているとはいえ、日本のやっているち密さと粘りの野球を見せれば敵ではないはずです。むしろ気の毒なのは台湾で、王建民選手が投げられない中、どうキューバに挑むのか気になるところです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)TrackBack(0)

2011年09月01日

明日の中日新聞系メディアは紹介するのだろうか?

今日の夕方、中日の井端弘和選手が禁止薬物を利用していたということで、日本人初のドーピングと認定されました。


井端選手は、2008年からレーシック手術をきっかけにして、目の治療のために服用していた薬があるのですが、その薬の中に禁止薬物が含まれていました。そのため、井端選手はこの薬を使用する申請を行うことで、ドーピングに当たらないようしていたのですが、その有効期限が今年5月末で切れていたのにもかかわらず服用していたこと、さらには中日球団と本人がその申請更新を気付かずにいた(6月末まで放っておかれていたという)ため、今回(7/12)のドーピング検査で引っ掛かり、違反行為になったわけです。
ただ、競技力向上のものではなかったこと、本人と球団が管理を怠っていたということで、井端選手にはけん責行為、球団には300万円の制裁金という最も軽い処分で終わっています

今回は陸上選手や大リーガーが使っているテストステロンなどのような競技力向上を促せる禁止薬物ではないためよかったものの、普段使っている薬が何であるかはわかっているはず。球団に任せるのではなく、自身でも管理できるようにしないと、選手として失格の烙印を押されかねません。
以前ガトームソンさんが毛生え薬の中に禁止薬物が入っていたため、同様の処分が下されていますけれども、あれと同様に、何気ないものでも思わぬ薬物が含まれているので十分警戒してほしいものです。こんな些細なことで選手を辞めなければならなくなったら、ファンはものすごく悲しむはずです。
また球団もしっかりと選手の使っている薬などはチェックし、申請をしている場合は期限がいつ来るのかを本人なども含め周知徹底しておくべきなのではないのでしょうか。


しかし、時間帯が時間帯なのもあって、中日新聞系のメディアでは全く報じられていません明日以降、新聞や放送局はどういう扱いをするのかが大いに気になるところです。
アンチドーピングを啓蒙するうえでは、少なくとも夕方のニュースではきちんと伝える義務があったのではないかと思うのですが・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)