2013年05月28日

故人の情報も「詳しくはウェブで」

今日放送していたNHK-BS1の「ワールドWaveトゥナイト」での話。

アメリカのとあるところでは、亡くなった人のお墓にQRコードを埋め込んで、それを携帯電話等で読み取らせると、故人の生前の一生(バイオグラフィ)や写真等を閲覧できるようになるとのことらしい。
実は、QRコードを埋め込む前も、限られた情報しか載せられない墓石の限界を感じ、ビデオなどを取り付けて見せられるようにもしていたのだそうな。しかしながら、現実的ではない(劣化の問題や電気代などがかさんでしまうんでしょうね)ということであまり一般的ではなかったそうです。
それ以外にも、人工知能を利用して、生前の人のデータを蓄積させ、しゃべらせるようにしたり、胸像型の人体模型を生前の人そっくりに作って、それをしゃべらせる、要はロボット化するということまでやっているケースもあります。さながらSFアニメやドラマを見ているかのようですね。


見てて思ったのは、すごいの一言だけでなく、人間の自己顕示欲は留まることを知らない、(生前のものとはいえ)死してなお残るものなのだなと感じましたね。それだけ「私を見て」という某アニメのキャラみたいな人は意外に多いのかもしれないなと思えてなりません、少なくともアメリカでは(苦笑)。


しかし、日本の墓石にQRコードが埋め込まれていたら、ちょっと引いてしまいますね。
まだお経が流れるとかのサービスならわからなくもないですが、生前の記録が入ってるのは日本人の感性にはあまり合っていないような・・・。


で、ふと思い出したのが、ファミ通で連載されている投稿コーナー「ファミ通町内会」で、「俺の墓」とかいうコーナーがあったかと思うんですけど、その中で、「詳しくはウェブで」とか書かれてて、アドレスかQRコードか何かが墓石の側面にあるというネタがありまして。少なくとも日本ではネタ的な扱いだろうと思ってたら、真剣にアメリカはやっていた・・・カルチャーセンスというのかギャップというのか、違うんだねぇ(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 22:57Comments(0)TrackBack(0)