というわけで、今回のベストは「琴浦さん」。ぶっちぎりとはこの作品のことです。
原作読んでるからだろうとか採点甘めだろう・・・とか色々言うやもしれないですけど、逆に原作を読んでいる人間でも、これはすごいと思ったんですから、原作未読の人達の衝撃は計り知れないと思いますよ。
いい意味で設定を上手いこといじってくれているし、原作でも詳細には語られていなかった春香の半生を前半のほとんどで割いてまで語っているから、この作品の方向性をある意味見い出してしまったとも言えるわけで。
正直2話以降落ちてくるんじゃないかと心配していましたが、原作の妙を見事に引き出してくれているので、この作品に携わっている監督は、この作品をかなり熟読しているなと。
2位は、色々迷った中で「ラブライブ!」を。
ストーリー的にはシリアスに向かわないといけないのに、所々でコメディ挟みやがった(笑)。もちろんシリアスなところもあるけれども、コメディがあるからシリアスが結構引き立ってくれているんじゃないかと思います。あとは、ファン向けにではなく、きちんと新しい人にもわかりやすく作っているのには結構好感触を持てましたね。今後の展開が楽しみです。
ちなみに、グループ名を薬用石鹸の商品名と間違える下りがわかるのはおっさん世代だけだろう・・・と思ってたら、今でも売ってるのね(ニヤリ)。
3位は、これも色々迷った中で、「まおゆう魔王勇者」かなと。
決定打となったのは、ともすれば難しい経済の話を簡単にまとめた点。あとは「狼と香辛料」のキャストが同じ故か、セリフ回しが柔らかい物腰になっていても、あの2人を思い浮かべてしまう点(笑)。
名前は付いていないものの、出てくる登場人物全てが個性的で、彼らのサブストーリーだけでもお腹いっぱいになりそうな展開ですね。
かなり迷って次点にしたのが、「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」。
1話1話のテンポはすごくよく、キャラの個性もかなり際立っている。そして、各話でキャラのキーとなる展開を見せていて、意外に見どころは多いです。ただ、ヒロインの性悪さが少し引き目で見てしまいがちになるのがねぇ・・・。ホントそこだけなんですよ。主題歌も悪くないのにねぇ・・・。
次回はワースト3の作品を紹介していきます。

