なりました・・・と書きたいところですが、実際は別のベクトルが働いているようです。
今日、「ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族 オンライン」(以下ドラクエⅩ)が3990円で販売されることが発表されました。この価格設定は、現在発売されているWii・Wii Uで適用されるとのことだそうです。
で、この新価格と称している価格、この価格は9/26に執行されるのですけれども、これは同じ日に発売されるPC版の価格と一緒。ということは、世間で言うところの「値下げ」というよりも「合わせました」と表現した方が正しいのかもしれません。暴力的な表現をすれば、値下げということで悪いイメージを避けようとする、スーパーの見切り品を「見切り品」と言わずに「おつとめ品」と言うのと同じことだと思います。
もっとも、このPC版と価格を合わせたというだけでは説明が終わらないのが今回の価格設定の妙。
実は、スクウェア・エニックス自身、オンラインゲームで巻き返しを図りたいフシがあるようです。というのも、今月に発売される「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」は、通常版の価格が3300円に設定されています。つまり安く売ることで、より多くのユーザーを引きこみたいという意図があるわけです。この作品の場合は、他にプレイ料金もあるので、そこでさらに稼げるわけです。
ドラクエⅩも同じような構造で、安く売ることでより多くのユーザーを引き込もうというと考えているのでしょう。現状混み合っているとは言われていますけれども、深夜帯を中心に空いている時間も多く、一昔前のテレホタイムユーザーのようなムーブメントが興せる(つまり、深夜帯でも混み合う状況になれば)と、収益面でそれなりの改善がもたらされるのではないかと思っています。
ちなみに、この価格改定に伴って、WiiからWii Uに移行したいユーザー対象の特別価格(スクエニのe-storeでの購入価格のこと)がどうなるのかという点が気になります。現状は定価の半額(3490円)となっていますけれども、同じような原理で考えれば、1995円になるのかしら?そうなるならば、今買うのは得策じゃないわな(ニヤニヤ)。
ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族 オンライン
Wii(USBメモリ同梱)版・Wii(通常)版・Wii U版・PC版