2016年04月17日

愛媛から被災地へエール

愛媛県で刊行されている愛媛新聞のスポーツ欄が話題になっています。
記事の見出し「大久保2得点」・「浦和後半大あバレ」・「大宮、甲府決め手欠」・「たも斎藤弾」・「鹿島攻守に領」にある黒抜きの字を組み合わせると、「ガンバレくま本」という言葉になり、先日の熊本地震で被災した熊本の人達へのエールになっていました。しかも、対象のスポーツ欄の記事は全てサッカー関係被災者だけでなく、同じJ2で戦うロアッソ熊本への激励にもなっていました。
このスポーツ欄に隠された思いをいち早く知った読者が仕事の関係で九州の関係者が多くいるので見せようとツイートしたことで、多くの人達に拡散され、話題になりました。


このスポーツ欄を考案したのが、愛媛新聞で同欄を手掛ける40代の記者で、鹿島アントラーズの植田直通選手が地元熊本への思いをインタビューで語ったことを書いた記事を見たのがきっかけ涙ながらに地元の惨状やその想いを語っていた植田選手に、記者は不安な気持ちを抱える熊本の方々に思いを馳せたそうで、新聞記事で何かできないかと思いたって、今回の見出し形成になったそうです。


これは粋な計らいだし、熊本の人達にもツイッターなどからその思いも通じたと思います。よく縦読みや斜め読みなどで、想いを伝える方法は知られていましたが、今回のような伝え方は異例で、斬新だったと思います。ともすればスタンドプレーになりがちになるのですが、この見出しを考えた記者の思いは十分に伝わっていますよ。


他の新聞社も、ここまでとは言わないですが、何かしら応援の形を見せてあげてほしいとも思います。それこそ全国の新聞社が1面を共通紙面にして激励の全面広告にしたって罰は当たらないと思いますよ。どうですか、地方紙で形成する団体の47CLUBで共同作成とかできないものですかねぇ?


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)