今回の冬の作品をランク付けしていきたいと思います。
今期に関して言えば、元々の数が非常に少なく不作と言ってもいいくらい。しかも一部作品は1月下旬から始まっているので、評価するまでに少し時間を頂くこととなりました。逆に女性向け作品が多かったので、女性にはウケがよかったシーズンだったのかなとも。逆に言えば、いい悪いがはっきりしたシーズンにもなりました。今回もベスト3・ワースト3で見ていきたいと思います。
今回のトップは、ほぼ圧倒的と言っていいくらいにこの作品、「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」です。
ノイタミナ枠らしくないとかなど賛否両論言われている作品ではあるのですが、毎回見ていて楽しいですね。特に第0話の見せ方に色々言われていますけれども、この第0話があるから各ヒロインの特徴が生きてきているわけで、第1話以降のキャラの立ち位置がよくわかったわけです。
そしてテンポが毎回いいですね。主人公を中心にボケツッコミがよく練られていますし、主人公のダメっプリもすごくよくわかる演出が成されています。ノイタミナ2枠時代の最後を飾る作品としてふさわしい作品となりました。
第2位は「幸腹グラフィティ」。
最近不調気味だったTBSアニメ、今回はよくできております。この作品もテンポがよく、製作会社のシャフトのよさが生きていると思います。
やっぱりこの作品は食べるシーンが最高。深夜にこれ見せられたら食いたくなるがな(笑)と思わせる食いっぷりです。キャラの個性も3人ながらキラリと光るものがあり、見てて毎日が楽しそうですわ。
ちなみに、きりんの持っているハム型バッグ、いまだに欲しい(爆)。
第3位は「夜ノヤッターマン」。
見た目に反して結構シリアルで、コメディ要素は少なく、全体的に重い雰囲気。毎回何か考えさせる終わり方をしておりますね。スッキリした終わらせ方ではないというのははっきりと言えます。特に過去のシリーズを知っている人には、そのギャップに驚くのではないのでしょうか。例えば、3悪トリオが主人公なだけでも。
あとは、負けても違和感がないのも不思議ですね。普通は主人公が勝つという『公式』ができ上がっているだけに。
個人的には、今後どうなるのか、救いはあるのかというのが気になるところです。
次点は「ローリング☆ガールズ」。
こちらは各キャラが立ってるのですが、それ以上に各話で登場するゲストキャラが個性深い。序盤で登場したマッチャグリーン(真茶未)や北多摩デンジャーズの玖仁子とかのようなアクが強いながらもキャラ立ちが半端ない、その回のみの出演が惜しいと思うような人達が多いですね。
作品展開が少々もっさりしているのが残念ですけれども、キャラの個性で助けられている作品だと思います。
次回はワースト作品の紹介です。