
ところが、去年(それ以前にも細々とでは出ていたが、メジャーではなかった)あたりから、本格的に冷たくできるカップ麺が発売され、今年も登場しています。今年は、大手の日清食品と東洋水産が全面でぶつかってきたのです。
上が日清食品の「日清の汁なしどん兵衛 冷しぶっかけうどん」で、下がマルちゃんこと東洋水産の「冷しぶっかけうどん」。日清食品が今回新参入、マルちゃんがそばで既に参入していますけど、うどんでは日清食品と同様に初参入となります。
作り方は全く一緒。熱湯で5分待ち、お湯を捨て、冷水で3回麺を〆てから、かやくとつゆを入れるという流れです。その流れで作ったところ、色々と違いが見えてきました。
まずは、麺が大きく違うなと感じました。日清食品の麺が結構しっかりしてるんですね。讃岐うどんほどではないのですが、コシはあると感じられるものです。そう思うとマルちゃんの方がややコシが弱いかなと。やわ麺というふうに言ってもいいかもしれません。
つゆの味は、ほぼ同じ。マルちゃんの方がやや濃いめだったかな。冷たく食べることを前提としているので、濃いだしゆえなのか塩辛めの味になっています。
かやくに関しては、日清の方が豪勢で、天かすにわかめが入って、おトク感があります。後発組ということで、結構対策を練っているかなと感じます。
結論としては、後出しの日清がよかったという、ある意味納得の展開に。それでもどちらも美味しく、よくできているなと思いました。ただ、冷水を用意するという手間が掛かるというのがネックだなぁ(去年も同じことを書いたと思う(ニヤニヤ))。最近はウォーターサーバーを持っている家が増えているので、それを使って冷水を用意するということもできなくはないですけど、(たいていの場合)天然水を使って麺を冷やすのは、何か贅沢を通り越してもったいない気がする(苦笑)。

