その記念すべき最初の作品は、SBクリエイティブで刊行されているライトノベルが原作の「処刑少女の生きる道(バージンロード)」です。第11回GA文庫大賞の大賞受賞作とのことなので、前評判はかなり高い作品になるようです。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
異世界にやって来た日本人は「迷い人」と呼ばれていた。しかし「迷い人」は、かつて異世界に大災害をもたらしたため、召喚することも含め禁忌指定となり、見掛け次第、処刑人によって人知れず殺される運命にあった。
主人公は、10年前に「迷い人」により故郷と家族を失い、処刑人により育てられた少女。ある日、異世界にやって来た少年を保護し、その過程でもう一人の少女が召喚されていることを知るのだが・・・。
というふう。
その第1話、前半で大どんでん返しを持って来て、ともすれば恐ろしい展開になったとも。
『処刑少女』と称しながら、いきなり現れたのは、高校生と思しき少年。その少年は、『無能力』と称され、召喚元である王城から追い出され、行く当てを失ってさまよっていたところに、協会の関係者である少女に保護されるのだけど、実はその保護した少女が『処刑少女』で、巧妙に仕掛けられた囮として少年が使われていることを見抜き、もう一人能力の高い少女がいることをこれまた巧みに仕入れているんですね。
世界観もなぜか日本語が通じるところという設定で、かつては異世界も日本の文化を純粋に取り入れていた節が見受けられます。ただ、能力のせいで価値観が180度変わってしまったようにも思われますね。
結果的に、『無能力』ではなく、『無に帰す能力』だということを知った少年は、『処刑少女』によって殺され、彼女の凄惨な生い立ちを知ることになるのですが・・・。あまりに怒涛な展開で、こっちはめまいがした(苦笑)。面白いを通り越して恐ろしい作品だわ・・・。だから、後輩との(後輩が一方的にとも言える(苦笑))戯れさえ怖いと思うもの(汗)。
今後、もう一人の「迷い人」の処刑を試みることになるのでしょうけど、言葉巧みに近寄る人がいたら気を付けましょう的なテキストにもなりそうなこの作品、どうなるのか気になって仕方ないわい(爆)。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

