2016年11月15日

楽天最後の創設メンバー、引退

2004年秋に設立(2005年からパリーグに参戦)された東北楽天ゴールデンイーグルス。楽天は、近鉄とオリックスの選手の分配ドラフトで40人、ドラフト・トレードなどで10数人の選手を獲得しました。その時の選手は、移籍や引退などで楽天を去っていきました。
そして、最後まで残った創設メンバーの一人が、遂に引退します。その人は、牧田明久選手です。


牧田選手は2001年にドラフト5位で近鉄に入団するものの、外野の選手層が厚かったのと打撃に課題があったため、1軍に上がれないまま、分配ドラフトで楽天に入団します。v
楽天に入団後は、選手層が薄かったのも幸いし、1軍で活躍する機会が増えました。年によっては外野手のレギュラーとして活躍することもあり、打撃面でも強打がウリの選手として紹介されることもありました
しかし、牧田選手の一番は守備強肩を生かして、捕殺がチームトップになったこともあったり、好返球でチームを救う場面も数多くありました
ただ、ここ数年は若手の台頭が楽天でも起こるようになり、度重なるケガもあり代打での出場が増え、代打で活躍しても若手の育成で2軍落ちすることも増えてきていたそうです。
そして、今シーズン終了後に戦力外通告を受け、かねてから楽天で野球人生を終えようと思っていた牧田選手は現役引退を表明したのです。


正直なところ、他球団の動向をあまり見ていないせいもあってか、地味な選手です。でも守備はいいということは知っていたのと、衰えはあるとはいえ、他球団ならまだ数年やれるんじゃないのかと思ったほどです。しかし、お世話になった球団で野球選手としての生涯を終えたいというのですから、尊重すべきだとも思います。創設時の苦労を知っている数少ない選手でしたから、なおのことです。それゆえに、球団もポストを用意するなど最大限の謝礼を行うそうです。


楽天創設時から活躍していた牧田選手、本当にお疲れ様でした。


なお、楽天に所属していた現役選手はまだ一人います。あの岩隈久志選手(シアトル・マリナーズ)です。もう一人、阪神タイガースに在籍していた坂克彦選手がいるのですけれども、同じように戦力外通告を受けているので、状況によっては現役選手ではなくなると思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:32Comments(0)TrackBack(0)