平日(祝日・土曜も放送するところあり。詳細は「続きを読む」にて)の日中に放送されている「テレフォン人生相談」。
この番組は、悩み事や苦しみといった思いの丈をぶつけるもので、相談内容が時代によって変遷し、世相を反映しているとも言われることから、『時代の鏡』とも言われています。かれこれ45年以上放送されている番組でもあり、キー局であるニッポン放送の看板番組でもある「オールナイトニッポン」よりも長く放送されています。
聴取率も野球中継よりも多いとも言われ、聴取率2%近くを叩き出したこともあります(ラジオ番組で2%近くを叩き出すことは極めて異例とされている)。
その人生相談、時折かなりキテると思われる相談者からの電話がかかってきます(一応、5000とも7000とも言われる電話の中から、放送可能と思われる事象をピックアップして収録・編集していることだけは留意してもらいたい。なお、放送に乗らなかったものでも、専門家が回答している)。今回の相談者もその中の一例で、ネット上では『祭り』状態になったわけです。
以下その相談者の内容を収めたもの。
概要として、相談者は22歳の女子大学院生で、近所に住む70歳くらいの女性から餌付けした野良猫の面倒を見てほしいと言われ、引き受けることになったのですが、人目をはばかって餌を与えているため、深夜帯にあげることになり、やがて昼夜逆転となり負担になっているとのこと。70歳くらいの女性も計画性が無い発言をしていたため、今後どうすべきか(殺処分だけは免れるようにしたいという点では一致)、計画性のない彼女をどう説得すべきか悩んでいる・・・というもの。
ただ、この猫の世話でいらついているのか、精神的に参っているのか、言葉の節々にトゲがあり、かなり早口になっている点も。表題のように、「だ・い・が・く・い・ん・せ・い」とか、相談の回答過程で、回答者のマドモアゼル愛さんに対して、「私に聞かれても困るんですけど」とかのようなドスの利いた不貞腐れているとも言える言葉の投げ掛け方が何となく引っ掛かるというのか・・・。まだ一応学生というのもあってああいう答え方なんでしょうけど、少なくとも、人に聞いてもらうような対応じゃないし、答えるようなふうでもない。
先述の通り、かなり精神的に追い詰められているがゆえに起こっているのだと思いたいのですが、パーソナリティの加藤諦三(たいぞう)さんとマドモアゼル愛さんも戦々恐々というのか、かなり怖がってましたね。
ちなみに、このテレフォン人生相談、かなりキッツイ相談が舞い込んでくることもしばしば。今年の相談の中には女性週刊誌が噛み付いたものもあり、案外コアなファンがいるんじゃないかと推測されます。私も仕事の中で聞けるか、録音している場合は録音を聞き返すかしているわけで。
以下、有名な相談2件。
2012年3月5日放送。ネットユーザー間では上半期で最も衝撃的な相談とされているもの。前述の女性週刊誌でも取り上げられた。
「おとうさんの下半身から白いのが出た」と7歳の女児がケタケタしながら言っていたのを衝撃的に感じた祖母からの相談。
2007年2月8日放送。こちらは今回のような相談が出てくると引き合いに出される通称ダンベルババアが相談途中にガチャ切りというもの。
息子の相談が、やがて「報道ステーション」の加藤さんと間違って解釈した中でのやり取りに・・・。

