2015年10月16日

秋の新アニメ2015 その17 櫻子さんの足下には死体が埋まっている

秋の新アニメ2015、17回目はKADOKAWAレーベルの角川文庫から刊行されている小説が原作の「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」です。
元々はウェブ小説から派生したもので、そこで人気が出たためKADOKAWAでの刊行に至ったという経緯があります。また、この作品は北海道を舞台にしているということもあり、地元での放送もさることながら、地元ラジオ局でも紹介されていました。北海道では注目作として盛り上がっているのでしょうねぇ。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


北海道旭川市に住んでいる主人公はごく普通の高校生。しかし、ある人との出会いをきっかけに、道端に転がっている猫の死体を見てもひるむことなく、適切な処置を施すことができるようになった
彼が出会ったその女性とは、九条櫻子という名家のお嬢様で、同じ市内にある白亜の家に住んでいるのだが、彼女には変わった趣味があり、骨を集め標本にする骨格標本作りに夢中になることが幼少のみぎりからあったのだ。特に人間の骨には異様な執着を持ち、拾った時には持って帰ろうとする有様である。その趣味がきっかけで、標本士の資格を取り、素人ながらも法医学など検死に関する様々な知識を身に付けるほどであった。
そして、彼女が向かうところには、なぜか遺体が見つかるのだった・・・。



というふう。


初回放送を見た時の感想は、結構地味なんですけど、ズルズルと引き込まれる感覚に陥りましたね。事実上の主人公である櫻子さんというのは、どこかエキセントリックなところがありながらも、いざ検死の段階になると冴えた推理が随所に決まり、爽快感さえ感じさせるほどです。ただ、この作品は犯人探しをするのではなく、あくまで検死という位置付けは櫻子さんを引き立てるエッセンスなので、本格的な部分(解決に至るまでのプロセスを見たい推理ドラマ系の演出)が欲しい人には物足りないと思われるかもしれません。私は十分面白かったですけどね。


今後、旭川の名所のみならず北海道の各所を紹介する作品になる可能性もあるので、観光気分で見ながら櫻子さんの冴えた推理を楽しむという展開になるのでしょうね。個人的には楽しみになってきました。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)TrackBack(0)