今日朝も早く行って来たのは、豊川市で開催された「中日本・東海 B-1グランプリ」。実は意外というのか、愛知県ではこのB-1グランプリが行われたことがなかったのだそうな。この地方大会は今回で2度目(来年からは本格的に全国で地方予選会が開かれた上で本選に進むという形に変更されます)。
というわけで、朝8時に家を出て会場に向かいましたとさ(笑)。
会場は豊川市諏訪町にある豊川市野球場および豊川市総合体育館周辺。
会場周辺の道路は歩行者天国になっていました。
今回一番最初に行ったのは、厚木シロコロ・ホルモン。
開始前だというのに長い行列ができていて、このような看板も。
この看板の中には『180』と書かれていて、「えー、180分待ちかよ」と嘆いた人達もいましたけど、実際のところよく見ると、『180(人)』というふうに書かれており、開会前に並んでいた時間を入れても1時間半くらいだったかと。
なお、このシロコロ・ホルモンと秋田の横手焼きそば、山梨の甲府鳥もつ煮、そして主催地の豊川いなり寿司は今回の投票の対象外のため、普通の割り箸が一緒に添えられてました(グランプリ参加団体はこげ茶色っぽい塗り箸のようなものが添えられた)。
これがそのシロコロ・ホルモン。大腸をぶつ切りにしたもので、九州では丸腸などと呼ばれるものだそうな。これを味噌だれを掛けて焼いています。
味噌だれの味が美味しいし、新鮮なホルモンなので身がプリプリしています。
うむ、ご飯欲しい(笑)。酒好きならビール欲しいとかのたまいそう(苦笑)。
こちらは亀山の亀山みそ焼きうどん。
昔ローソク、今AQUOSと言われる亀山市の隠れた名物です。
元々は昭和30年代に特製味噌で和えた焼きうどんを店頭で出したところ、名阪国道を走っていたトラックの運転手から好評だったのがきっかけで広まったとされています。
味噌の甘辛さがとても美味しいんですけど、もう少し濃くてもいいかなと。
3番目に紹介するのは、津の津ぎょうざ。
津ぎょうざの定義は直径15cmのぎょうざの皮を使って揚げたもの(揚げぎょうざにしたもの)とされています。
なので、実際見た目は非常にボリュームがあって驚かされます。それでいて大味ではなく外カリカリ・中ジューシーな肉の味が楽しめますよ。しかも大きいのにきちんと揚がってます。
この津ぎょうざ、元々は1985年頃の学校給食がきっかけ。
当時の津市内では、その見た目のインパクトから子供達の人気の的になり、カレーを抑えて子供の人気メニューの1位になったほど。
その後、一時期途絶えていたものの、当時の子供達が大人になった際、復活の声が上がり、2008年から販売という形で再度登場しました。
そのため、店舗内には学校給食を模したものが置かれていました。
・・・大内山牛乳懐かしいなぁ(注:私は数年間、三重県の尾鷲市に住んでいた経緯があり、隣の隣だった大内山村(現:大紀町)で生産された牛乳は、給食では当たり前のように置かれていた)。今でもスーパーで買えるけどね(笑)。
この津ぎょうざ、パフォーマンスではトップクラスだったと思います。
この中には写っていませんが、タイガーマスクをかぶった男の人が、津ぎょうざの実物大のものを貼り付けた棒を片手に子供達を中心に身長を測っておりました。例えば、「君は8津ぎょうざ」とか言って(笑)。ちなみに、津ぎょうざは1個につき15cmなので、その子は120cmくらいになる。
ギター片手に津ぎょうざのテーマソングを歌ってたりなど、実に涙ぐましい努力を図っていました。
で、このキャラは津ぎょうざの精霊つつみん。
・・・あら、やだかわいい。これは萌える(ニヤニヤ)。
ああもう、頭の部分をぎゅーってしたい(ギャハ)。<やめて!中が出ちゃう!中のあんがピューって出ちゃう(汗)!
4番目は袋井から出店したたまごふわふわ。
江戸時代に袋井宿で出された料理で、東海道中膝栗毛でも書かれていたほど有名なものかつ位の高い人達や大金持ちしか食べられない高級料理だったが、明治以降消えてしまったため、調理方法が全くわからなかったとされた幻の料理とも言われました。
しかし、袋井市の観光協会がたまごふわふわに関する記述を見つけ、試行錯誤の末再現したものでもあります。
実は、このブースが最も長い列ができていて、私が並び始めた時には60分となっていましたが、実際は120分以上、さらに列が伸びたため一時休止という事態にまでなりました。
料理そのものは、だしに一気に溶いた玉子を入れ、軽く蒸らしたもの。味は江戸時代からの料理ということもあって、かなり自然な味でした。かつおだしの味が強いながらもきちんと玉子の味が主張しているので、よくまとまってるなとも。青のりの味もアクセントが効いてていいですよ。
なお、このたまごふわふわには、普段は入っていない山芋でくるんだ肉団子入りでした。
5番目は地元出店の豊川いなり寿司。
豊川稲荷があったため、いなり寿司が古くから販売されていたことから、地元の名物にしようという動きが持ち上がったのだそうな。
左から、わさび葉(下にわさびが塗られている)・紅しょうがに菊の花の入ったもの・五目いなり。
揚げの甘みが各種ネタの味を引き立てて美味しいです。特にわさび葉のいなりが美味しかったです。
B-1グランプリで盛り上がっている中、会場から少し離れた諏訪公園でも「あいちを食べにおいでん祭(さい)」が開かれていました。
会場・・・とはいっても団地のそばにある小さな公園(汗)。そのため『会場』には人がごったがえし気味。そのため、私が行った午後2時頃には、ほとんどの出店で完売御礼となっていました。
それでも、私が食べたかった豊川いなりうどんは奇跡的(?)にありました。中にはもち入りの揚げ(いわゆるもち巾着)が入っています。
だしは甘めのものになっていて、かつお節の風味が効いていました。そして揚げももちが入っているので食べ応え満点でした。
このイベントは明日も開かれており、その日にこの地域のNO.1が決まります。