2022年04月08日

春の新アニメ2022 その10 古見さんは、コミュ症です。(第2期)

春の新アニメ2022、10回目は小学館の週刊マンガ雑誌である週刊少年サンデーで連載している「古見さんは、コミュ症です。」の第2期です。
第1期の最終話で第2期放送決定をアナウンスしていましたけど、結構早い段階での放送になりましたね。わかってはいたけど、やってくれてうれしい限り。昨年のアニメの中では、トップクラスの面白さなので、今期も十分『覇権争い』に加われるかと。しかも、今期は東名阪の放送に加え、BSテレ東での放送も加わったため、今まで見たくても見られなかった人には朗報でしょう。配信は相変わらずNETFLIXのみになりますが、BSとはいえ全国放送ですから、見やすさのハードルは下がったかなと思っています。
あらすじは続きモノなので無し。文化祭が終わり、冬になった学校から始まります。
相変わらずの面白さ。主人公のモブっぷりも変わらないし、ヒロインの挙動不信感も相変わらず(笑)。取り巻く仲間達も全く変わっていないので、前期から見ている人達には、何の障壁も無く見られます。また、今期から見ている人間にもダイジェストながら彼女がどんな人と友人関係を築いてきたのかをメモ帳に名前を記載するという形で教えてくれるんですね。これもまた面白い進め方でした。
今回は、見た目がヤンキー風のクラスメイト、実はかなり気の弱そうな青年で、そんな自分を変えようとイメチェンしたら、高校デビューのヤンキー風になってしまった(爆)なんですけど、他の生徒達が恐れおののく中、主人公は数々の人間に接しているからなのか『免疫』ができており、何の気なしに彼に接して打ち解けられるという、ああこれヒロインとの関係構築の時にやってたアレだ、とこれまた1期を振り返る出来事のような作りになっていましたね。ただ、どうしても細かい部分の説明ができないので、置いてきぼり感は無くはないけど、2期の進め方としては及第点でしょう。
今季初めて見る人でも付いて来れる作品になっているので、及第点とは書いていますが現状なら十分でしょう。躊躇なく見られると思うので、2期だからと構えず見てほしい作品です。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)

2021年11月03日

秋の新アニメ2021 ベスト

秋の新アニメ、今回はベスト作品の紹介です。
今期はたくさんの作品を見ることになっていますけど、同時にいい作品も多かった基本的に続きモノは(当然ながらいい作品ではあるものの)相対的に評価を抑え目にしているのですが、そこからでさえも選ばないといけない夏アニメから比較したら、明らかに豊作ですよ。いや、冬や春以上に迷ったかもしれない・・・。そして、例によって例のごとく、放送開始時期の遅い作品のせいで、ここまでずれ込んだ(ギャハ)。


では、見ていきましょう。これだけ多くても、上位3つと次点1つだけだぞ(ニヤニヤ)。


あまりによ過ぎてダンゴ状態になった上位3つ。もうどれも1位でいいや・・・とか思っちゃったもの(ニヤニヤ)。そこで頭一つ抜けた作品、つまり今期のベストは、「古見さんは、コミュ症です。」ですね。
言葉にし辛いんだけど、その言葉にできない部分が面白いのよね。リアクションで笑える作品は、恐らく海外でも通じるものになるぞ。
ひとえに高評価なのは、主人公とヒロインの関係性でしょう。主人公は、『ごく普通』の高校生なのに対し、ヒロインはほとんどしゃべることができない。しかしコミュニケーションが苦手なだけで積極的にクラスの皆と関わりたいという健気さがにじみ出ていましたね。それなのに異様なカリスマ性を持っていた。それは一緒に行動している主人公に嫉妬心を抱かれるほどに(爆)。
そこを軸に徐々にほぐされていくクラスメイトとの関わりの面白さもまたポイントになってくるでしょう。今後どんな友達作りが成されていくのがも気になるところです。あ、ヒロインのコミカルさもよかったよ。絵でのギャップの付け方がいいね(よく2Dとリアル等身を駆使してコミカルさを出す手法に近いんだろうけど、それよりも斬新に見えるわい)。

2位は、「サクガン」
この作品もキャラの対比が面白い。特に親子なのに親子のように見えないコミカルな関係は、前にも書きましたけど、1980年代のアメリカのコメディ映画のよう。それでいて、戦闘シーンの団結ぶりは、10年前に放送された「TIGER&BUNNY」を彷彿とさせるようロボットアニメとしてもよくできているし、親子関係の部分もしっかりと見せていて、父親と衝突しながらも少女が頭でっかちな大人ではなく本当の大人になっていく様が丁寧に描かれています
あと個人的には、新人声優さんの演技がものすごく完成していたこと。普段はあまりその点は考慮しないのですけど、新人離れした安心して見られる、ホントに天真爛漫な少女だと思わせる演技でした。将来が楽しみです。

3位は、「先輩がうざい後輩の話」
この作品は、先輩と後輩である主人公の関係が光っていますね。そしてサブキャラの同僚(恐らく主人公から見たら先輩)の関係性もなかなか後者は断片的にしか見せていないのにもかかわらず、これはオフィスラブ始まったなと感じさせましたのぉ(ニヤニヤ)。もちろん、先輩と後輩の関係もオフィスラブに進んでもおかしくない状況なものの、主人公は頑なに認めてない・先輩に至っては何の話(鼻ホジー)なのよね(爆)。それでも『雪解け』は始まっていますけどね。
主人公も先輩もいい人です。それを取り巻く人達も温かい目で2人を見守っています(時に意地悪なところもありますけど(ニヤニヤ))。話の進め方も丁寧でわかりやすかったです。

次点は、「takt op.Destiny」
「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」・「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」・「シキザクラ」などがありましたけど、この作品が頭一つ抜けていました。
話の進め方が丁寧で、世界観や現状を詳細に描いてくれました1話とその過去になる2話・3話で、話の掴みはOKとも言えるくらいにわかりやすいものになっていました。まさかヒロインが転生キャラだったなんて・・・と口あんぐりになったのよ。
戦闘シーンも独特ながらも理解しやすいものに仕上がっていたし、キャラもしっかりしている今期はオリジナルアニメの当たりが多いと実感させられた作品でもありますね。お帰り広井王子(皮肉(爆))。


次回はワースト作品の紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 22:45Comments(0)

2021年10月13日

秋の新アニメ2021 その13 古見さんは、コミュ症です。

秋の新アニメ2021、13回目は小学館の週刊マンガ雑誌である週刊少年サンデーで連載している「古見さんは、コミュ症です。」です。
この作品は、放送開始前からNHK総合テレビの「よるドラ」枠で実写化されています。実写作品の方は見ていないんですけど、それだけ人気のある作品なのね。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


人付き合いを苦手とする症状、コミュ症。主人公は、クラスメイトの一人が、コミュ症なのではないかと察知する。というのも、彼女は容姿端麗なのにもかかわらず、人前で話そうとすると、ガタガタと震え出し、声を発することもままならないからだ。
以降、彼は彼女のために奮闘する。彼女の目標である友達100人達成のために・・・。



というふう。


この作品の主人公は、波風立てない生活を行おうと思ったものの、瞬く間にその理想は崩れ去ったのですが、彼女との出会いで少しずつ変わっていってるのを肌感覚ですけど感じ取れましたね。そしてヒロインである彼女は、あんまり表情が変わらないのに、表情豊かに感じ取れてしまったのだから不思議。さらにコミカル見ていて飽きませんね(ニヤニヤ)。
今後、主人公とヒロインとの関係がメインとなってくるのでしょうけど、実は主人公達の通っていた高校は、一筋縄ではいかないほどの曲者揃い(笑)。しかし、ヒロインのコミュ症から醸し出すポジティブさで、皆がひれ伏してしまう限り、結構友人作りは上手く行くんじゃないのかなと。

なお、この作品は字幕放送なので、理解力が高まりやすい・・・って、これもいつも書いているなぁ(爆)。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:50Comments(0)