正確には本格的なお盆の前ですが、そんな時期に3個台風襲来なんて聞いたことないわ。
台風8号が今日九州に上陸し、9号は東シナ海を泳ぎに沖縄・先島諸島を通過予定。そして、今日発生した台風10号は、どないしようかいなぁ・・・と舌なめずりして日本列島を窺う有様。
一体どうしてこうなったんだと見てみると、高気圧の張り出し具合なんですね。
ご存じの通り、基本的に高気圧と低気圧の高低差があるわけで、それが偏西風に流れていくというわけです。
しかし台風というのは、それに従わず動くんです。いや、正確には動いているように見えるんです。
何言ってるんだと思われますが、台風は高気圧のヘリを進む習性があって、それを人間は動いていると錯覚しているだけなんです。つまり水と同じで低い方へ低い方へ流れる感じなんです。
ということで、高気圧の張り出しが強ければ、9号のように日本列島の外を流れ、それが弱い時期に来た8号は九州直撃から朝鮮半島を経由して日本海側に流れて行き、恐らく高気圧の張り出しの弱い時期にやって来る10号は、下手をすると本州直撃コースをたどるわけです。
8号・9号はともかく、10号はまだまだこれからの台風なので、先が読めません。張り出しが弱すぎれば東の果てに行ってしまうかもしれないですけど、迷走台風となってフラフラしてしまう厄介なものになってしまうかもしれません。特に8号・9号の襲来する九州では、更なる土砂災害の恐れがあるので、特に警戒が必要です。
もちろん、8・9・10号から遠く離れた地域でも、それらがもたらす湿った空気によって大雨を降らす雲を呼び込む恐れがあります。大雨に備えておくのも決して無駄ではないと思います。帰省・行楽シーズンとも重なるので、傘だけでなく雨かっぱを用意しておくだけでも違ってくると思います。