2013年09月04日

名古屋水没

今日の雨が非常にヤバかった。


今日は朝からおかしな天気だったんですよ。急に大雨が降ったかと思ったら、急に雨が止んでピーカンの天気になった・・・かと思ったら再び大雨というふう。こんなおかしな天候が夕方の出来事への序章だったというのがわかったのはその時になってからだったのですが・・・。


今日は仕事が忙しく、外も出られないくらいに貯まっている仕事を片付けていたため、外は窓から眺める姿しかわからないのにもかかわらず、そのすごさや酷さは室内にいても嫌というほどわかるというものでした

確か午後4時20分くらいだと思います。その前から雨が降ったり止んだりを繰り返していたところに、滝のような大雨が降り始めたのです。
最初はまたかと思っていたくらいでした。しかしいつもなら数十分も降らない大雨が、なかなか勢いを衰えさせない状況に陥っているどころか逆にますます勢いが強くなっているようにも感じられました
その勢いはすさまじく、滝のような雨と先程書いていますが、隣の建物が霞んで見えないくらいでもあり、踊り場ともベランダとも言える場所に溜まった水がなかなか引かず、ともすれば部屋の中に入ってしまうんじゃないかと思ってしまったほどでした。


それもそのはず、今日降った雨、台風から変わった熱帯低気圧(後に低気圧に変化)がもたらしたもので、名古屋市中区では1時間に110ミリという猛烈な豪雨になったのです。そのため、名古屋市内のあちこちで道路が冠水するという事態に陥っていたのです(会社の近所の道も少し冠水していたとのこと)。
特に東山線沿いの栄と中村公園周辺で地下街やホームに水が流れ込み、中には空気口から滝のように水が出て来ていた投稿写真もありましたね。


久しぶりの酷い雨、恐らく13年前の東海豪雨に匹敵するくらいの大雨になったのではないかと思います。その時も地下鉄が止まるほどの豪雨となり、今回のように隣の建物が見えなくなるくらいの大雨になっていて、翌日名古屋市内・市外かかわらずあちこちで道路が冠水するという事態になっています。奇しくも、東海豪雨が起こったのが2000年の9月11日、今日(9/4)から約1週間後なんですね・・・。


今は雨は小康状態で雷が時折ゴロゴロ鳴る程度ですが、明日(9/5)までの間に250ミリほど降る可能性があるということなので、少々気が抜けません。


最後に、この豪雨で被害に遭われた地域の皆様にお見舞い申し上げ、この記事を締めたいと思います。


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2012年07月31日

即刻辞職しろ、居座るつもりなら緑区民はリコールに走れ!

これはひどい。怒りを通り越して呆れてものが言えない典型的パターンだわ・・・。


名古屋市緑区選出の減税日本所属の河合優(まさる)議員。この数ヶ月で議員としての資質はかなり失墜することと相成りました。


まずは、政務調査費の不正流用疑惑
今年6月に公表された政務調査費の実態調査で、この議員はマンガ雑誌など(約4800円相当)を購入していたことが明らかになりました。買っていたものが明らかに本人が読むのではないもので、いわゆる女性向けマンガ雑誌(JUNE系ではないかと推測される表紙のマンガ雑誌がテレビでは映っていたのですが、本当にそれなのか、単純にイメージ画像なのかは不明)やクロスワードパズルといったパズル雑誌を購入していました。
その際のコメントでは、意訳すると「職員が混同して問題の領収書を紛れ込ませおった」とのことで平謝りこの段階では議員を辞める気はさらさらなかったのでしょう。
この女性向け雑誌が紛れ込んでいた時点で、これは怪しいと思わなかった私達は甘かったんでしょうねぇ・・・。


その舌の根の乾かぬうちに、今度は政務調査費を利用して東京都杉並区にある劇場を視察するはずが、許可もなく女性同伴で行ったばかりか、朝早く起きるのを避けるためと称して、横浜のホテルに一泊するという暴挙にも出たわけで(推測ですけど、女性同伴だろうなと)。しまいには「私的旅行」にすり替わってしまいました

この実態が明らかになった後、減税日本サイドで河合議員に説明を求めたにもかかわらず、10日間音信不通に。後に河合議員いわく、パニック障害になっていたので療養していたとのことらしい。

結局逃げ遂(おお)せられないのは明々白々なのは知っての通り、遂に記者会見を開くことになったわけですが、この記者会見がかなりひどい。
以下、その映像。事前の経緯も語られているこの動画が一番適任だと思われ(実際これ見てたけど、口あんぐり状態だったわ)。



見てもらってもわかるかと思いますが、カメラに向かって暴言は吐くわ、記者会見の記者ににバカヤローと言って他の議員にたしなめられて「今のは撤回します」とか大人しくなるわ、「俺以上に資質のある議員はおらんだろう」と開き直るわ、もう滅茶苦茶。ここまでやっても「ないないない」と議員辞職を頑なに否定する有様。
こんな人を選んだ緑区民はもう怒りが収まらんでしょうね。

政務調査費を巡る2つの事件で、河合議員は党員資格1ヶ月停止処分(8/1より執行)を受けました。これでは軽いんじゃないのか、河村さんよぉ・・・。どうあがいても、こんなヤツは即刻除名だろうとか思ったものです。


ここまでが先週の話。ええ、今週に入ってまたやらかしました。
昨日(7/30)、河合議員が緑区の国道で信号待ちしていた女性の車に衝突。その際、「何もやっとらんがや!」とその女性に暴言を吐き、逃走。いわゆる当て逃げ事故を起こしたわけです。その女性は腰に2週間のけがを負っています。
今日(7/31)、河合議員は(恐らく警察の要請で)出頭。「当たったという認識はなかったが、被害者がそう言うなら当たったかもしれない」としれっとした供述をしたのに、いざ書類送検されるやもとなると、「被害者の車に傷が2・3ヶ所あった。やっぱり当ったのかな」と意気消沈。それでも、「固定資産税減税をしないといかん」と称してあくまでも議員辞職はしないことにこだわっています

さすがに河村代表もキレた(この件での記者会見では絶句したそうだ)のか、「議員の資質を越えた大きな問題(を起こした)」ということで、近日中にもやっと除名の運びになるようです。減税日本ナゴヤを飛び出した減税日本議員のこれまでの経緯を考えれば、河合議員も減税日本の看板を、虎の威を狩る何とやらじゃないですけど、借りて「減税日本○○」とかいう一人会派を立ち上げるんじゃないかと思います。了承されるわけないだろうけど。


河村代表じゃないけど絶句。開いた口が塞がらない。あと出てくるのは表題の文言だけ。
緑区民の皆様は、こちらを読んで、すぐにでもリコールに動いた方がいいです。
はっきり言って、以前書いた則竹元議員と問題点は全く同じ。いや、それ以上にひどい。だからこそ、緑区民は動いてほしい他の区民ももし自分達の区にそういった議員がいたら動くと思いますよ。ただ、中区はそうなる前に、その方が辞めてくれましたけど


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2012年06月29日

わからなくもないが、『前科持ち』では・・・

私達の交通機関に欠かせないものの一つ、バス。公共バス・私営バス様々ありますが、とにかく私達の足になってくれるものです。その際、運転手の方は、乗客の安心・安全に携わらなければならないのですが、先日とんでもないことが起こったわけです。


悲しいことに、地元名古屋の話。
市バスの中川営業所の運転手が路線バスを運転中、始発停留所で道案内していて1分遅れたのに腹を立てた70代の男性が運転手に繰り返し叱責したのをきっかけに、始発停留所から700mほど走った後に路肩に急停車エンジンキーを付けたまま降りてしまい、男性運転手は営業所に1時間後に帰還。そして、バスにそのまま残された8人は代行バスに乗るか再び始発停留所に戻るかさせられることになりました
もちろん、前代未聞の出来事。市交通局も運転業務から外しただけでなく、それ以上の処分を検討する事態に至っています。


今回の件、初犯行為であれば、置き去りにするのはいけないものの、まだ同情の余地があるかと。繰り返し叱責した男性にも少々非があると思うからです。
道案内をしていることであるなら、少々遅れることは仕方がない。パンクチュアルに運行してもらいたいのはごもっとも。でも、困っている人に少しでも・・・と思っての行為なのだから、そこは叱責した男性は大目に見てあげられなかったのだろうかそれをしつこく繰り返されれば、怒って出て行きたくなるのもわかる。しかし、そこはプロのバス運転手なのだから、そこは堪えて運転を続行させるべきだったはずそれができなかったから同情の余地はあっても、厳重注意クラスの処置を取るべきだと思うわけです。

しかし、今回これが『初犯』ではなかったというのが大きなポイント。実は、わかっているだけで2度目だったのだ。
その運転手は昨年末に一般車の男性と揉め、その際110番通報を3回繰り返していたということがあったそうだ。恐らく事故関連の揉めごとなのではないかと思うのですが、3回も警察を呼ぶ時点で異常。少なくとも交通局の関係者と調整を取った方が早かったと思うわけです。ちなみに、その件で3ヶ月の停職処分を下されています。
このことを考えると、懲戒解雇クラスは免れないのではないかと推測されます。先述の件をやってしまった後、そして7年以上働いている運転手ということも考慮すれば、今までよくやってこれたと思う方にシフトせざるを得ません。


今後こんなことがないように・・・はもちろんのこと、運転手に対するカウンセリングや精神的なケアも測れるようにしてもらいたいと思うし、もちろん交通局が行っている接客サービスコンテストでは測れない接客に対する意識向上を局内全体で考えていかなければならないのではと思っています。


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2012年02月03日

極寒列島

昨日は大雪、今日は極寒。まぁ、極寒に関しては今年に入ってからずっとだったので、何を今さら・・・と言われそうですが、今回はかなり堪えた。

もうすぐ立春。暦の上では春にならんとしているこの時に、まーた大寒波(冬将軍)がやって来た、というか居座った(笑)わけで。それで軒並み最低気温が恐ろしいことになったところが続出。名古屋では-5.2C゚という13年ぶりの大寒波襲来となりました。
・・・13年前っていうと学生の頃か(汗)。

しかし、どうしてこんな寒い1日になったのかというと、先述の大寒波がいたというのもさることながら、前日に降った大雪が残雪となってそのまま残ってしまった(それでも名古屋はまだ解けた方だが)こと、そして強烈な放射冷却が起こったため。このトリプルパンチでここまで下がるのだから、雪というのは実に厄介よのぉ。


雪といえば、その残雪が方々に残ってて、場所によってはアイスバーンになっていましたね
アイスバーンになると、かなり滑りやすくなっているのと溶けにくいので、急ぎたいからと早歩き(すり足)で歩くと、絶対に転びます。普通に歩いているだけでもスーッと滑ってしまうのに(汗)。
週末になる明日以降もまだ残っているところもあるかと思うので、また地域によってはまだまだ雪がしんしんと降っているでしょうから、十分に気を付けて下さい。


さて、実に厄介といえば、インフルエンザ暖かい沖縄でさえも感染者が出て隔離される事態になります。
最近ではDeNAの中畑監督が感染
日テレ系の「NEWS ZERO」でもラルフこと鈴木崇司アナウンサーと楽しそうにインタビューしたり、とある選手に「よくわかんないけど、面白いからいい」とか茶化しておいて、自分がよくわかんないことになってるじゃないか(爆)。キヨシしっかりしなさい!
今日からしばらくの間は高木総合コーチが陣頭指揮を執るのだそうで。「(色んな意味で)やっとうるさいのがいなくなったな」と一安心したチーム内で、草間の影(隔離されたホテルの一室)で見守るかのように見てるわ(笑)。まるであの世のような雰囲気じゃねーか(ギャハ)。

こういうことにならないように、インフルエンザには十分気をつけましょう
・・・で、今シーズンこんな調子で大丈夫ですかね、センセ(ニヤニヤ)。<振ってやるな、わかってても(苦笑)。


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2012年02月02日

まるでレミオロメンが活動休止になったのを図ったかのように

9460fac5.jpgこなーぁーゆきーぃー<歌うな!小林くんがうるさいから。



というわけで、今日の名古屋は大雪になりました。
昨日から降っていないわけではなかったんですが、そんなにひどい雪ではなく、ああ積ってもうっすらとするくらいですぐに溶けるだろうとタカをくくっていたんですよ。

でも、朝起きたらドサドサ雪が降ってくる(泣)。止むどころか一層ひどくなるばかり。そして、家を出る頃がどうやらピークだったということで、この写真を撮った頃はそんな酷い頃(午前8時くらい)
車のわだちと新雪との差がかなりひどいので相当降ってんだなと思ったら、何と最大積雪15cm実に2005年の大雪以来の大雪になったそうな。


54547ffe.jpg歩道側をついでい撮ってみた。
いやぁ、歩道が真っ白。これは下手に歩くとすってんころりんだわ(苦笑)。

でも、頻繁に人が歩いていたり、車が走っているところはもう溶けてるし、夜に別の道を歩いて帰った際には、先述のようなところはもう雪が全く残っていないことを考えれば、人が多くて雪かきが進んだのを差し引いても、それだけ暖かいのかもしれないなぁ。大都市でも札幌とかは根雪になってるし。降る規模が違うのは置いといて。



ちなみに、この大雪、夜にやっていたニュース(地元のNHKニュース)を見た限りでは、朝の5時頃はそれほどでもなかったのが、午前6時から急激に振り出し午前8時にピークが来た・・・という流れ。ということは、たった2時間で15cmになったということこれを雨換算で見ると、1cm=4mmということだから、60mmということ。
・・・それなりの『大雨』だわ。恐ろしや恐ろしや。


粉雪粉雪



レミオベストレミオベスト



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2011年10月27日

壮大な社会実験 その結末は・・・ 後編

10/21~10/23まで行われた「ちょい乗りバス」の社会実験。後編では、その課題に付いて触れていきたいと思います。


その1:片側通行のみの点
色々不満のある中で一番気になったのがこれ。
PA0_0576左の写真を見て頂くとわかるかと思いますが、ラシック前を起点にして、栄スカイル前、丸善前、科学館と美術館を経由して大須へ。大須のコメ兵・大須ういろのある界隈を抜け、大須観音へ。そして上前津駅西から大須301(万松寺商店街)に進んだ後、赤門交差点の細い道を抜け、ランの館・パルコ・松坂屋を抜けて再びラシック前に戻ってくるという流れです。

しかし、このルートは反時計回りのみいち早く大須の東側に行きたい人にはかなり不便になっているのです。



まぁ、時計回りのルートが設定されていないのは、地下鉄なりバスなりで行けという暗示ではないかと思うのですが、それでは何のために無料でやっているのかがわからない。いや無料そのものもどうかと思うのですが・・・(詳細は後述)。


その2:有料でもいいんじゃないのか?
正直あの人の多さで辟易した際に思ったのが、「これは有料の方が儲かる」と思った点
いや実際はここまでは儲からないと思うのですけど、『ふるい』に掛けられるメリットはあります。

実際名古屋人というのはタダにめっぽう弱い人種なんじゃないのかと思えるほどで、タダというものがあろうものなら、遠くでも飛んでいくという習慣があると思っています。もちろん低価格でも飛んでいく人達が多いのですけど、今回の「ちょい乗りバス」は「タダだから乗ろう」という人が大勢いたのではないのでしょうか
ならば、有料化することで、「タダでもないくせに、こんだけ遅けりゃ乗らんわい」という人達をふるいに掛け、『カネを払ってでも乗っていきたい』・『このくらいの金額なら妥当』と思われる人達だけを乗せるようにすれば、それなりに混んでかつ利便性も高まるのではないかと思います。

で、その際の価格は、200円ではなく、100円で運行するのがいいと思っています。
というのも、栄・大須の短い区間を回るわけですから、効率よい運行が求められることと手早く回したいということを考えれば、正直薄利多売形式で運行していった方がいいと思います。また何回も乗る可能性が出てくることも考えれば、200円なら1回しか乗らないかもしれないところを100円にすれば2回乗ってくれる可能性があります
なお、ほとんどのコミュニティバスは100円で運行されている場合が多いです。この「ちょい乗りバス」はコミュニティバス形式でも十分やっていけると思いますし、逆に儲けられる可能性もあります。


その3:ルートの見直しをしてほしい
その1に貼った写真をご覧いただいてわかるかと思いますが、わざわざ赤門~栄東交差点は久屋大通を走っています
これは10/23に行われた歩行者天国への対処ゆえの部分もありますけど、正直効率化を考えれば、大津通を突っ切った方がいいわけです。
また、本町通という細い道を抜けるルートより、国道19号のような広い道、つまりは大須の周辺を回るルートの方が、大須観音にも近く、周囲の商店街も回りやすいのではないかと思います。その際、科学館と美術館の停留所を統一して、大須ういろ前の停留所を廃止、伏見と大須郵便局の前に停留所を新設して、伏見と大須近辺の利便性を高めてもいいと思います。思いきってランの館前も廃止してもいいでしょう(というのも、ランの館は将来的に廃止の可能性があるからです)。

ちなみに、青いルートは名駅から来る市バスの758ルートおよそ半分が被ることになりますが、半額の価格設定にしておけば、重複しても十分やっていけると思いますし、逆に名駅から来たバス乗車の人をパルコ~スカイル前までの間で拾うことが可能になります。この部分で連携を図れると面白い相乗効果が出るかもしれません。


その4:歩行者天国をやるなら、ちょい乗りバスはいらない。ちょい乗りバスをやりたいなら、歩行者天国はいらない
今回声を大にして言いたいのはこの部分。
10/23は歩行者天国と「ちょい乗りバス」が重なったため、周辺道路で大渋滞が起こり、本来スケジュール通り運航できるはずのものが、大幅遅れを引き起こしグダグダの結果になりました。乗客の不満は大きなものになったでしょう。
なので、周りに迷惑をかけてまで歩行者天国をやるのであれば、その日は「ちょい乗りバス」をやめ、歩行することを促した方がいいです。逆に「ちょい乗りバス」をやりたいのであれば、正確な運行を守るために歩行者天国というものを辞めるべきです

私自身は、ちょい乗りバスも歩行者天国もいいコンセプトだと思ってますぜひとも双方継続してやっていってもらいたいものですが、詰めが甘いのが大いに気になります。そして二兎追うものは一兎も得ずということわざ通り、どちらかを立てる時は、どちらかを折る方が、この場合はいいと思います。


その5:ダイヤはフレキシブルにしてほしい点
恐らくピーク時はバスが満車になって、乗れない人が出てくると思います。そういう対策のために、10時~11時までや夕方には5分おき、逆に少なそうな時間帯は20分おきでもいいと思います。
なお、18時で終わるのは早すぎますアフター5の利用者も取り込む意味で19時ないしは20時まで、できることなら21時まで運行すべきなのではないのでしょうか。


その6:変なサプライズはいらない。音声も自動でいい
特に混みいった時、音楽でお出迎えされてもただ不快なだけです。また満席で立って乗ってぎゅうぎゅう詰めの時でも、バスガイドと称したボランティアが座ってのうのうとしているのは非常に違和感があります
観光バスの側面は薄めにして、音声は自動でも構わないと思いますし、乗務員のコミュニケーション能力を高めるためにも、乗務員に詳細な案内ができるようになってもいいのではないかと思います。その時には、この区間を長い間運行しているベテラン乗務員に任せてもいいでしょう


その7:三重交通のバスをわざわざ呼んでいる点
今回のちょい乗りバスは、わざわざ三重県から来ている可能性があったわけです。わざわざ遠方から呼んでバスを運行してもらうのならば、身近で借金の抱えている名古屋市バスで運行すればいいと思います。よほどのことがない限り、バスは余っていると思いますし、借金の削減になるドル箱路線を運航できるわけですから、数少ない黒字路線を運行できるメリットは大きいと思います。


その8:人数が多い場合は大型バスでもいい
今回のちょい乗りバスは恐らく小型ないしは中型バスだったかと思います。しかし、これでは乗せられる人数も限られますし、実は大きくても小さくても環境面ではあまり変わらないとも言われています。もちろん人件費は全く同じです。
それならば、一人でも多くの人を乗せ、取りこぼしの無いようにするのがベターだと思います。ならば大型化した方がいいのではと思います。


結論から言って、コンセプトは非常にいいです。しかし、今回の施策は詰めが甘すぎて本末転倒になっています
もっと割がよく、もっと連携を深めて練り直さないと、今のままなら私は必要ないと思います。


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2011年10月25日

壮大な社会実験 その結末は・・・ 中編

10/21~10/23に行われた「ちょい乗りバス」と10/23に行われた栄交差点~矢場町交差点の大津通で行われた歩行者天国、双方の社会実験について書いていく中編。
中編では歩行者天国について。


栄交差点~矢場町交差点の歩行者天国は、河村市長の肝いりで行われたもの。確か、先月にも歩行者天国が行われ、今後も月1回以上の社会実験を経て、この区間の歩行者て谷を実施するか否かを決めていくのだと思われます。

この歩行者天国の目的は栄・矢場町地区の活性化。
それまでの中心は名駅と栄でバランスを保った状態、ないしは栄地区の方が優勢な状況でしたが、セントラルタワーズ完成以降、特にここ数年は名駅地区の再開発で名古屋市の中心と活力が名駅に奪われる傾向が強くなっていました。
そこで、かつてのにぎわいを取り戻そうということで、河村市長は栄地区のテコ入れを考えていました歩行者天国実施の前には、広小路通(名駅から栄を経由して東山公園に向かう通り)の歩道の幅を広げようとする案を出していましたが、議員や有識者の反対で実施できなかった経緯がありました。
そこで、歩道を広げるのではなく、歩道を一時的に作るという発想で、歩行者天国にしたのでしょう横の広小路通を潰すよりも、並行して100m道路(久屋大通)が走っている大津通を潰して行えば、矢場町も活性化して相乗効果が狙えるのではないか・・・という発想で行われたのでしょう。


しかしこの歩行者天国というのは、思いのほか面白みのないもので・・・
アキバの歩行者天国に行った人はわかるかと思いますが、イリーガルな部分はあるとはいえ、通りにはストリートパフォーマーが随所に現れ、自己表現の場になっていました。また、他の地域の歩行者天国では、露店や屋台が出て、飲食も楽しめるものになっていました
ところが、今回行われた歩行者天国はそういったものは一切なしあってもレストスペースが数か所あるだけで、基本ただ歩くだけのものになっていました。
それでも、物珍しさも手伝ってか大勢の人が、ただ歩いていました何もするわけでもなく、本当にただ歩くだけです。
確かに自転車に乗っての移動禁止(降りて進むことが徹底された)やパフォーマー行為の禁止もあるがゆえに、こういう無味乾燥なものになってしまったのでしょうが、これでは先行きが思いやられるなと。
街の活性化を促したいのならば、少しでも地域の活性を促せるだけのアクションを起こさなければならないのではないかと。
例えば、パフォーマーは禁止するのではなく、警察など所轄の許可をもらった人達が特定の場所で行うのであれば、盛り上がりの一助になるのではないかと思うし、露店や屋台も積極的に出していけば、それだけでも地域の活性化に繋がるはず出せる店をその地域で店舗を出している店のみにするのであれば、その恩恵を濃厚に受けられるのではないかと思います。


歩くだけでは盛り上がりません。もっとその先を考えた盛り上げをしないと、ただ道を塞いだだけになるのではないのでしょうか
全く河村施策は詰めが甘いと思わされた一つの事象と相成りました。


さて、次回は「ちょい乗りバス」の問題点をコメントしていこうと思います。


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2011年10月24日

壮大な社会実験 その結末は・・・ 前編

10/23、私自身思うところがあって名古屋の中心地に向かうことになりました


少し横道にそれますが、今回の話とからむことなので。

今週末は名古屋にとって重要な事象がいくつかありました。
まずは、「名古屋版事業仕分け」
10/21~1023までの間に、1331ある名古屋市の事業のうち、31の事業に対し、継続か見直しか、はたまた廃止かを市民が選定するというもの。とはいっても、市民は事業の担当者と専門家のやり取りを聞いたうえで判断するというものですが。
この事業仕分けは都合で見に行けませんでしたが、名古屋市民にとっては重要な事項の一つ「敬老パス」が審議されるというので大きな話題になっていました

もう一つは、今回向かうきっかけにもなった「ちょい乗りバス」
現在、栄から大須までは地下鉄・市バスといった交通機関はあるものの、目的の場所まで行くのに時間がかかる、駅や停留所から遠い、ダイレクトに行けるルートがないということで少々不便ではあります。実際、私が栄から大須へ向かう際にも、歩いていくことが多く、場所によってはかなりの距離があります
ちなみに、私の足でですが、栄の中心地である栄交差点(地下にクリスタル広場のある場所)から大須の東端である万松寺(ばんしょうじ)商店街(大須301ビル)までは約20分、大須の西端である大須観音までは約30分~40分くらいと思います(後者の時間は大須商店街を突っ切った場合)。ただ、大須観音までは地下鉄でいくことが可能で、東山線と鶴舞線を利用して3分(乗り換え時間などを入れて10分かかるかどうか)で向かうことができます


閑話休題。


そこで、栄周辺で利用者の多い場所と大須周辺で利用者の多い場所を結べば利便性が高まるのではと考慮され、今回社会実験で行われたのが「ちょい乗りバス」名古屋版事業仕分けと同様10/21~10/23の10:00~18:00まで行われていました。
最大の特徴は無料である点と10分おきの間隔で運行されているという点。このバスが頻繁に運行することで、栄と大須の地域を活性化していこうというのが趣旨になっているわけです。


PA0_0574これが今回行われた「ちょい乗りバス」の停留所。
恐らくベニヤ板で作られたものと思われます。
そこにアンケートを持ったボランティア(案内人)が立ち、色々と説明したり、乗車券代わりの紙を渡します



PA0_0575停留所を正面から見たもの。
栄ラシック前を起点に反時計回りで1周するというふうになってます。その間、大須以外にも伏見(科学館・美術館)や矢場町(パルコ東館・松坂屋本館)も経由します。
ルートの詳細は後編で詳しくできればと。



PA0_0577今回乗車したバス。
バスは名古屋市営バスではなく、三重交通のバスをリースしたものになっています。白子→鈴鹿サーキットの運賃が書いてあった紙が貼ってあったので、もしかすると三重県からわざわざ来た模様。
中は専門学校名古屋ビジュアルアーツ写真学科の生徒が撮影した栄・大須地区の写真が掲載されていました(バスによって違う)。またバスガイドが1人乗車券回収を兼ねて乗っており、カンペ片手に『名所案内』をアナウンスしていましたこれを行っていたのは名古屋観光専門学校の生徒だそうで。
なお、1台だけアーティストが歌と音楽でお出迎えしたそうですが・・・。
このあたりは後編で色々言いたいと思います。



さて、乗車しようと思い待っていたものの・・・待てど暮らせどお目当てのバスが来ず。こうなった理由は・・・。


PA0_0582実はこの日は、同じく社会実験で展開中だった大津通の歩行者天国が実施されていたため
そのため、周囲の道路は大渋滞これがバスの運行に大きな影響を与えていたのでした。
この歩行者天国にも言いたいことがありまして・・・。これは次回触れていこうと思います。



そんなこんなでバスが来たのが午後2時半頃いざ乗り込もうと思ったら、今度はタダということで大勢の人が乗ってぎゅうぎゅう詰め・・・。このバスには、スカイル前で乗った私は何とか乗車できましたが、その次の丸善前では大きく乗り残しが発生するという事態になりました。
しかも、先述の通り、大渋滞。そのため、丸善前の次になる科学館東に向かうまでは、この大渋滞にハマってしまい大幅なタイムロスに陥るのでした

その後も、違法駐車に四苦八苦するバス。乗車数も多いため、乗っていた人達の中にも不満があったのではないかと思います。あまりにも混み合って降りるのにも困ったくらいですから。
それでもなお、ガイドは平然と座れるのだから大したものです。まぁ、書類をまとめるためのスペースが必要なのはわかりますが・・・。

あまりの混乱ぶりに、しまいには「大津通に入るとまた渋滞になっているという情報があるので、途中で降りて行った方がいい」とか「かなり混み合ってるので、詰めて乗って」という事態。何だか本末転倒なような・・・。


ちなみに、目的地に定めていた大須301前に着いたのは乗ってから約40分後(普通は恐らく12分くらいかと)普通に行くのより倍かかっていました。しかも、今回の乗ったバス、循環するのに1時間~1時間半かかる(通常は恐らく30分くらいかと)とまでのたまったくらいですから、いかに今回の渋滞が酷かったことがわかります。無料ゆえに許されたものの、これが有料だったらと思うと・・・。


この後、松坂屋本館に向かうためにもう一回乗ったのですが、この時は15分ほど(普通は恐らく6分くらいかと)かかっていました
松坂屋からは帰り歩いて家まで帰ったのですが、大須301までなら歩く時間と変わらなかったのは何とも皮肉なものです。混んでいたとはいえ。


とまぁ、この「ちょい乗りバス」、燦々(さんさん)たるものだったのですが、どうしてこうなったのか、これは後編で触れていきたいと思います。そして歩行者天国についても言いたいことがあるので、次回は歩行者天国に関して触れていこうかと思います。


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2011年06月27日

岐路に立つテレビ塔

名古屋市中区にある栄地区。言わずと知れた名古屋市の中心地のひとつであり、市内有数の繁華街でもあります。
その中心に建っているのが名古屋テレビ塔(以下テレビ塔)。国の登録有形登録文化財として、栄地区の象徴や観光スポットとしてだけでなく、東海3県のアナログ放送(NHK総合および教育・CBCテレビ・東海テレビ・名古屋テレビ)の電波を放出する電波塔としての役割も持っています。
電波塔としての役割は今年の7月24日、つまりアナログ放送の終了をもって終わることになります。
既にポスト電波塔として、観光スポットの面としてのテレビ塔を強化しており、かつて30mからの展望が見えるエリアだった3階と4階はレストランとギャラリーになり、新たな観光客や市民の取り込みを図っています


ところが、思わぬところで岐路に立たされようとしています
アナログ放送の電波塔としての役割を終えるため、その施設が置いてあった部分を飲食・物販スペースとして改築を予定し、2013年のリニューアルに向けた基本計画を策定するとしていました。ところが、耐震改修費の15億円がテレビ塔を運営する会社がねん出できないということで、出資者の一つである愛知県と名古屋市に泣き付いてきたわけです。
当初は、「名古屋市(ここで言う名古屋市とは職員や議員・市長という意味)だけでは決められないので、市民の合意が必要」として回答を保留し、今年夏(つまりは地デジ移行以降)の着工の延期と規模の見直しを求めてきました
もし、名古屋市・愛知県からの支援が得られなければ、収入(3億円)のうち、3割(約1/3)にあたり、アナログ放送機器設置料にあたる1億円が吹っ飛んでしまった後では、観光業だけでの収益だけでは耐震改修費をねん出できないため、最悪の場合、テレビ塔解体にまで至ってしまうとしているわけです。

そういった危機感からか、出資者の長でもある河村名古屋市長が、「国の有形登録文化財なので壊すということはないだろう。個人的な意見ではあるが、解体は絶対にない。名古屋のシンボルとして残したい」と発言広く市民に意見を求める意向を明らかにしています。


確かに、名駅の超高層ビル群が立ち並ぶ中、名古屋城と並び名古屋のシンボルとして残ってほしいのが本音です。
ただ、テレビ塔を残すためにいくら使うのかは気になるところでもあります単に15億円で終わるのか、それともさらに増大するのか・・・?この点が解消されない限り、難しいでしょう。
国の登録有形文化財であるので、河村市長の言うように、そうやすやすと壊されるとは思っていません。私自身は、市民が名古屋の象徴として残そうとする動きが残っている限りには、壊さまいと思いたいです。

税金をつぎ込むのは最後の手段として残しておいて、当面は募金活動から初めていくべきではないかと思います個人だけでなく、産業界からも積極的な活動を行っていけば、時間はかかれど必要とされる15億円は達成できるものと思います。


ぼくらの名古屋テレビ塔 (名タイ昭和文庫)ぼくらの名古屋テレビ塔 (名タイ昭和文庫)



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2011年06月09日

地元の恥 -公約とは何なのか-

はらわたが煮えくりかえっております。

減税日本唯一の議員経験者で、名古屋市議中選挙区選出の則竹勅仁(のりたけくにひと)元議員が廃止すると訴えていた費用弁償と政治的活動でしか使えない政務調査費で、自身の連帯保証人として受けていた負債の返済や選挙資金に充てていたことが発覚し、辞職に追い込まれました。
ただ悪いことをやりました、だから辞めます・・・ではない。費用弁償に関してのみ、自らが掲げた公約を反故にしてまでこっそりと受け取り利用していた、またバレるのを恐れ奥さんの口座に付け替えたり、支持者に肩代わりしてもらったばかりでなく、バレそうになったら必死で隠そうとしていたというのだから性質が悪いし往生際も悪かった。潔く辞めたことだけは評価できるけれども、それは減税日本の代表でもあり、『先生』でもある河村市長に半ば促された形での辞職だから、5段階の評価で言えば最低の評価しかできないくらいの体たらくなのですよ。


則竹元市議は、先程も書いたように、河村市長とは愛弟子とも言える関係で、河村市長が衆議院議員の時代から秘書の一人として付いてきていました(同様に河村市長の秘書から出世した人として、佐藤夕子衆議院議員や田中美絵子衆議院議員が挙げられる。特に佐藤議員は無所属ながら減税日本とのパイプ役を買っている点・河村市長の地盤を引き継いだ点について見れば、則竹元市議と同様愛弟子のような関係と言えよう)。民主党市議団で活躍したものの、河村市長が市長選に出馬以降は河村市長と行動を共にし、後に公約にした費用弁償を訴えたため除名。後に減税日本の立ち上げと同時に移籍し、リコール運動から端を発した議会騒動時は『唯一の議員』・『唯一の河村支持議員』として孤軍奮闘していたこともありました。

市議会のリコール成立に伴い行われた選挙以降は、28議席と第一党になった党の団長として活躍しようとした矢先、議員報酬を巡る齟齬(そご)で新人議員達との調整ができなかったばかりか、公約に掲げていた費用弁償で受け取っていないとしていたはずが、実はこっそり受け取っていたことがわかってしまったわけです。


結局、今回の件でわかることは、「(減税日本が掲げる)議員報酬800万ではやっていけませんよ」ということです。そう言ってしまったわけですよ。例え、親の借金の肩代わりをするための親孝行的な行為だったとしても。こんなことは例外ですよと言っても。何かかにかで今後必ず「800万ではやっていけない」というのが出てくるはずです、大なり小なり。則竹元市議はそれを見せてしまったわけですよ。

そして、先に触れましたが、則竹元市議は河村市長に促される形での辞職になりました。もし河村市長が「大丈夫だ、問題ない」と万一言ってしまっていたら、減税日本は分裂する可能性を含んでいた(それを公然と言っている議員がいたからビックリした)わけだからもっと困ったものです。しかも自分達が攻撃しやすいと理由で残るべきだとささやいた既存政党の議員達も相当下種だなと。
前者は有権者の投票行動を何だと思ってるんだと言ってやりたいし、後者の場合はそれでもお前らは政治家なのかと言ってやりたい。そんなことを言ってるヤツらには絶対議会改革はできない!断言してもいいくらいです。


正直これは名古屋市の政治不信・議員不信を極めて増長させてしまった行為で、今いる議員全員もう1回みそぎを受けろと言いたくなるほど、つまりもう1回リコールで解散させたくなるほど怒りがこみ上げています(実際はリコールをしたら1年できないらしいのですが、そのあたりは詳しくないので割愛)
そして、則竹元市議の『先生』でもあり減税日本の代表でもある河村市長にも全責任が及ぶのは否めない即刻市長・代表の辞任と減税日本の解散をするべき事態でもあります。それができないのなら、議会を解散させ、自らも辞職しみそぎを受けるべきです。それでも居座るならば、名古屋市民は責任を持って河村市長のリコール活動を行わないといけないわけです。


もう一度言いたい。名古屋市長・名古屋市議会議員は全員みそぎを受けろ!できないなら市民が総出になってでもリコールを使って引きずり降ろすべきだ!


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Posted by alexey_calvanov at 23:36Comments(0)TrackBack(0)

2011年05月14日

4Mの老舗が切り崩されるかも

名古屋では松坂屋・三越百貨店・名鉄百貨店と並び、4Mと呼ばれるほど老舗だったデパート(百貨店)の大手、丸栄百貨店(以下、通称の丸栄にて記載)。丸栄は古くから親しまれているのと、いわゆるデパ地下に力を入れていたこと、そして若年層への取り込みを積極的に行っていたので、固定ファンも多いのではないかと。
かくいう私も、デパ地下の栄市場の雰囲気が大好きです。松坂屋のデパ地下も好きですけど、栄市場の魚の揃い方は半端ないです。魚屋が2つもありますから・・・。


さて、その丸栄が近いうちになくなるかもしれないことが明らかになりました
2010年から経営再建中の丸栄は、医薬品・放送機器販売を手掛ける興和が本格的に参画(それ以前にも社長が興和から派遣されるなど関係はあった)し、豊橋にあった豊橋丸栄を売却、大規模なリストラ策、売り場の改装を行って経営改善を図り営業黒字にはなったものの、4年連続の減収、2年連続の赤字(純損失)に陥っていました
経営再建を受け持った時から、丸栄サイドには業態転換を訴えていたそうですけれども、丸栄サイドは「丸栄の考え方」をタテに受け入れなかったとのことらしいです。

しかし、今回のような結果になった以上、親会社である興和もしびれを切らした・・・という格好になったんでしょうね。


ただ、興和また潰しにかかるのか・・・というのが個人的な印象です。
業態転換で(小売業ではない別の店舗で)残すとはいえ、丸栄の看板が無くなる可能性が消えないのは事実。地域に根差した百貨店の一つが無くなるのは残念至極ではあります。

興和は昨年、同じ子会社だった愛知国際放送(RADIO-i)を潰した経緯もあるので、今回の発表は明らかに丸栄潰しを宣言したようなものだと見ています。


今後の業績回復が見込めないゆえの判断はわかります。しかし、できる限りの努力もせず、リストラや売却といった安直な考えをやるだけやっておきながら、結局潰しますというのはいかがなものなのでしょう。それは相手の内部をズタズタにしておいて、あと知らね・・・というやり口は正直ハゲタカファンド的で許しがたいなとも。こういう企業が名古屋の老舗にあることは情けない限りです。


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Posted by alexey_calvanov at 22:34Comments(0)TrackBack(0)