一般的には、今川焼き・大判焼きが主流ですけれども、現在放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では、回転焼きと呼んでいます(主に関西圏より西)。その他、御座候や志゛(じ)まん焼き(商品名に由来)、太鼓焼きや太閤焼き(主に西日本)などなど地域によって様々なだけでなく、商品名で見てもいくつか名称があるようです。中には、おやきやきんつばといった他の商品名と同じ名称が付いているケースもあり、さらにややこしくさせているのです。
そんな呼び方で戦争が起こりそうなアレ、ファミリーマートは「ウマ娘 プリティーダービー」を利用して新しい呼び方を広め解決させようとしているのです。その呼び方は「まんまる焼き」。各地にあるあのお菓子の名称を「まんまる焼き」で万事解決させようとしているのです。・・・少なくとも「ウマ娘 プリティーダービー」のファンの間では(ニヤニヤ)。
・・・と思ったら、この名称は以前から付けられていたものだった。
この「まんまる焼き」、バンダイからファミリーマート限定で発売しているものなのですが、「ちいかわ まんまる焼き~なんかおいしくてもちもちしたやつ~」というチルドデザートとして過去に販売しているのです。
販売元のファミリーマートの広報は、「より商品に親しみを持っていただくために、まんまるな形状から『まんまる焼き』と名付けました」と述べているものの、公式サイトでは「もちもちとした生地の中にカスタード味クリームを入れた今川焼です」とも。そして、この名称にはツイッター上では賛否両論。「各地に配慮された名前だ」 と肯定的な意見の一方、「まんまる焼きという新勢力」・ 「配慮ついでに厄介な呼び名が増えただけな気が・・・」 ・「新しい火種を追加しただけのような気がする」というように燃料投下の意味合いが強いニュアンスの意見もあります。なお、広報で述べている名称の由来と公式サイトの名称の由来が違うことに対して、広報は「まだ発売されたばかりでイメージがしにくいので、わかりやすいように今川焼きと説明しています」とのこと。どうも新たな燃料投下の意味合いは無さそうです。
しかし、これだけ名称が違うお菓子も珍しいのではないかなと。どうしてこうなっちゃったんでしょうねぇ・・・。
なお、この「まんまる焼き」は、いずれ紹介できればと思っております。どうも焼き印にいくつかの種類があるんですよ(爆)。「ウマ娘 プリティーダービー」に大きな思い入れは無いので、1つだけ買って紹介のつもりではいますけど、あっという間に売り切れになってたら嫌だもんなぁ(苦笑)。

