今年は大河ドラマ「八重の桜」が放送していることもあって、福島県がフィーチャーされています。そして、忘れてはならないのが東日本大震災の被災地であるということと、福島第一原子力発電所の事故によって、いまだに浜通り地方の一部は帰還が困難な状況に陥ってます。あまつさえ、その事故による放射能汚染が福島全体に起こっているという風評被害の影響で、産業復興も困難な情勢です。
そんな困難な中でも、たゆまない努力を重ねている福島の人達に何かできないかと思って、今回やって来ました。

鶏・豚・煮干し・かつお節で取っただしとしょう油を合わせたシンプルなものです。
味はシンプル、でもコクのあるあっさりだしと、ちぢれ平打ち太麺にぴったりなんですね。食べて安心できる・心癒される昔ながらのラーメンとも言えるでしょう。

過去に何回か取り上げているなみえ焼そばが今回も来ておりました。極太麺に豚肉ともやしだけのシンプルな具材は今回も堂々の存在感を見せています。今回は天かす・オリジナル七味・マヨネーズを掛けてもらいました。いわく、まぜずに個々の味を楽しんでほしいとのこと。
以前にも書きましたが、福島第一原子力発電所の事故の影響で、いまだ帰還困難な地域を多く抱える中、町人達の絆を保つアイテムとして機能していると思います。
何もなくても濃厚なソースの風味が、七味のところはとうがらしの辛味が、マヨネーズのところは濃厚なソースがさらに引き立ち、そして天かすのところはイカの風味が付いているのか濃いソースとイカ天かすの濃い味がケンカせずマッチしています。

キャベツを伝統的なキムチの製法で漬けたものです。
このキムチは、キャベツのシャキシャキ感がとてもよく、キムチの風味と相まって箸が止まらなくなります。個人的にはもう少し漬かってればいいのですけど、このシャキシャキ感を味わうにはこの程度がちょうどいいのかもしれません。
なお、キャベツは白菜と違い発酵が早く進むため、10日ほど経つと酸味が強くなってくるのだそうです(なので、10日以内に食べてほしいという旨が書かれている)。

クリームチーズを白味噌に漬けたものです。
もっと味がキツいものだと思っていたのですが、意外なことに味はまろやかで発酵の風味はそれなりになっています。ゆえにクセがないので食べやすくなっていますね。酒・ワインのおつまみでもいいのですが、パンやクラッカーに塗って食べるのもいい・・・と店の人が言ってました(笑)。
福島県が1日も早く復興していくのを祈りつつ、今回は締めたいと思います。

