2015年10月16日

ソフトバンク、圧倒的な強さでロッテの下克上を阻止

クライマックスシリーズ・パ ファイナルステージ第3戦、ソフトバンク×ロッテは3-1でソフトバンクが勝ち、無傷の4連勝(うち1勝はアドバンテージ)で日本シリーズ進出を決めました。
もうロッテは完敗と言ってもいいくらいの負けっぷり。1点取れたのが不思議に思えるほど(苦笑)。それだけソフトバンクの強さは本物と言っていいのでしょう。短期決戦に弱いと言われていた頃のチームの面影はどこにもなく、プレッシャーにも打ち勝てる盤石な選手層によって支えられていることを示したとも言えます。


ロッテ最大の敗因は、ソフトバンクの投手陣がよかっただけでなく、チームそのものに勢いが無くなってしまっていた点と打線の絶不調が重なった点にあるでしょう。
本来のロッテの打線は繋ぐことが主体の野球。それなのに一発攻勢で勝ったりと、勝つには勝ったんだけど本来の勝ち方ができないまま上がってしまったようにも感じられました。なので、ソフトバンクの試合中に修正できればよかったのですけど、それができないまま流れて、いや流されてしまったのだと感じています。
投手陣に関しては、涌井頼みが最後まで抜けなかったことが仇となりました。よくはやってはいたものの、どうしてもソフトバンクの打線から見たら、打ち勝てると思われてもおかしくないでしょう。ゆえに、10/4に投げたのが最後まで響いたとも言え、涌井選手にはちょっとかわいそうな事態にならなければとも思っています。タイトルを狙いたかったのは十分にわかりますし、もしかしたら直訴して止められているかもしれないので、変な邪推はしないで涌井選手の起用法については不問にした方がいいでしょう。個人的にはクライマックスシリーズ ファーストステージの投げっぷりで十分評価していますし。


それにしても、ソフトバンクはすごかったです。特に内川選手がピカイチ。この人はホントにチャンスに強い人なんだから。レギュラーシーズンのデータよりも、過去彼が積み重ねたデータの方が重要なんだって。そこからどっちが正しいか導き出せばいいわけで。
で、最も思ったのは、秋山前監督が残した選手の成長という置き土産を工藤監督が見事に引き出せたわけですよ。もちろん、工藤監督も今シーズンからの就任ながらも、選手の自主性に任せながら、活きのいい若手には積極的にチャンスを与えてましたこのシリーズで中継ぎに抜擢された育成枠出身の千賀選手がいい例です。これは工藤監督の指導法のたまものでしょう。


これでパリーグはレギュラーシーズン・クライマックスシリーズとも無類の強さを発揮したソフトバンクが勝ち進みます。対してセリーグはというと、ヤクルトが巨人に完勝途中雨中での試合になっていましたが、ヤクルトは崩れませんでしたね。
これでヤクルトは王手。明日(10/17)以降日本シリーズ進出が決まります。


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Posted by alexey_calvanov at 22:53Comments(0)TrackBack(0)