2024年11月26日

大どんでん返しのあったアマチュアリーグ2024

Jリーグの戦いはJ1がクライマックスを迎え、J2はプレーオフ、J3はプレーオフとJFLとの入れ替え戦が控えている中、アマチュアリーグでは大きな動きがあったようです。


まずJFL。既に上位が最終節を前に決まっており、栃木シティFCが首位でJ3への参入を決め、2位になった高知ユナイテッドSCがJ3で19位に終わったY.S.C.C.横浜との入れ替え戦に進みます
一方で最後まで決まらなかったのが残留争いで、今年はソニー仙台FCが今年で活動を終了することになったため、最下位が地域リーグとの入れ替え戦に臨むことになります。
ミネベアミツミFC・クリアソン新宿・横河武蔵野FCの3チームに絞られていた残留争いは、最終節で15位だった新宿と16位だった武蔵野がいずれも引き分けた一方で、ミネベアミツミは最終盤に失点を喫したことで最下位が決定。地域リーグとの入れ替え戦に進みます。
思えば、JFLに所属している今年の企業チームは、どこも厳しい状況になっており、Honda FCの7位が最高で、活動終了の決まっているソニー仙台が12位、FCマルヤス岡崎が13位、そしてミネベアミツミが16位と惨憺たるものになっています。モチベーションの維持に難儀しているのではないかと思われてならないのですが、それでもHonda FCは上位に君臨し、門番の役割を果たしているのですから、一時的なものだと思いたいです。

そして地域リーグは、全国地域サッカーチャンピオンズリーグが行われました1次ラウンドが11/8~11/10に、決勝ラウンドが11/20~11/24(試合日は11/20・11/22・11/24)に開催されました。
1次ラウンドは、各地域リーグで優勝した9チーム(北海道十勝スカイアース・ブランデュー弘前FC・VONDS市原FC・福井ユナイテッドFC・FC.ISE-SHIMA・飛鳥FC・福山シティFC・FC徳島・ヴェロスクロノス都農)と全国社会人サッカー選手権に勝ち進んだ3チーム(JAPANサッカーカレッジ・ジェイリースFC・FC刈谷)によって行われ、それぞれ4チームずつ3会場に分かれて行われた結果、Aグループ(ジェイリース・都農・FC徳島・FC.ISE-SHIMA)はジェイリース、Bグループ(市原・飛鳥・刈谷・弘前)は市原、Cグループ(福井・福山・十勝・JSC)は福井がそれそれ決勝ラウンドへ、3会場の中で最も得失点差の多かった飛鳥がワイルドカードで決勝ラウンドに進出しました。
決勝ラウンドは、福井が2試合終えた時点で首位に立ち、市原が最下位に沈んでいた状況下の中、その2チームとの直接対決が最後の試合に組まれ、その結果、市原が6点(福井は3点)を取る大勝利となり、得失点差で市原が2位、福井が3位に転落し、先の試合で勝っていた飛鳥が得失点差マイナスながらも2勝を挙げていたことで1位に躍り出てる結果となりました。これにより、飛鳥が初のJFL昇格、市原が2度目のJFLチームとの入れ替え戦に挑むこととなりました。過去最高の結果に終わったはずの福井が、まさかのJFL行きならず。思えば、失点数が多かったのが響いたのかな・・・。1次ラウンドの立ち回りが見事だった(1勝2分ながらも無失点で切り抜けていた)だけに、決勝ラウンドでなぜできなかったのかが今後の課題になってくるのでしょう。


これに伴いJFL・地域リーグ入れ替え戦はミネベアミツミ(九州)×市原(関東1部)になりますが、関東圏の地域リーグの人達は、リーグ全体に影響を与えかねないくらい激戦区なので、市原に勝ってもらわないと・・・と思っていることでしょう。九州リーグの人達も、強豪が揃い踏みなので、ミネベアミツミには落ちてきてもらいたくないと思います。


J3・JFL入れ替え戦は、12/1に香川県丸亀市にあるPikaraスタジアム(高知のホーム扱いで開催)で13時、12/7にニッパツ三ツ沢球技場で15時にそれぞれキックオフになります。DAZNとLeminoでの配信が決定しており、高知県の方は12/1の試合のみNHKでの放送が決まっています

JFL・地域リーグ入れ替え戦は、12/1にひなた宮崎県総合運動公園ひなた陸上競技場で13時キックオフになります。こちらの入れ替え戦は一発勝負で、JFLチームが有利なレギュレーションになっています。放送はYouTubeのJFLチャンネルで配信されます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:09Comments(0)

2023年11月12日

アマチュアリーグがアツくなる11月 前編

JFLとその下の地域リーグがアツくなるのが、11月なんです。というのも、11月中にはJFLの日程が終了することが多く、その下の地域リーグは、11月に全国地域サッカーチャンピオンズリーグというカップ戦が控えているからです。
その地域リーグの王者を決めるカップ戦でもあり、JFL昇格を決めるカップ戦でもある全国地域サッカーチャンピオンズリーグが、11/10から始まり、決勝である2次ラウンドに上がるための1次ラウンドが今日まで行われていました


全国地域サッカーチャンピオンズリーグに参加できるのは、地域リーグ(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)優勝の9チームと全国社会人サッカー選手権大会で上位になったチームがベースになるのですけど、今年は全国社会人サッカー選手権大会で出場権を得たのは3チームのみだったため、残り1枠をJリーグ百年構想クラブを取得し、地域最上位のリーグで2位だったチームに出場権が得られますそれを活用したのが、1チームあったため、その次に控えていた2010年6月末の社会人連盟登録チーム数の多い地域での輪番で決まるという方式までには至りませんでした。ちなみに、それでも決まらない場合は、全国社会人サッカー連盟で裁定で配分するとのこと。ここまで至る可能性は滅多に無いようで、過去に一例も無いんですね。

ABCに分かれた3グループの中から1位のチームとABCに分かれた3グループの中の2位チームで最も勝率の高いチームがワイルドカードとして勝ち抜きとなります。つまり2次ラウンドは4チームによって戦い抜くわけですね。


そんな苛酷な日程の中で行われる予選ラウンドの結果を見てみましょう。


栃木シティFC(百年構想(関東))・VONDS市原FC(関東)・FC徳島(四国)・ヴェロスクロノス都農(九州)で争うグループAは、百年構想クラブの権利を行使して掴んだチャンスを上手く扱った栃木Cが3戦全勝で勝ち抜け。失点数では市原に負けたものの、圧倒的火力で押し切った格好になりましたね。最後の市原戦だけがウノゼロ(1-0)でしたけど、関東リーグで勝てなかったリベンジを果たす一心で挑み、見事達成しました。

福山シティFC(中国)・wyvern(東海)・ブランデュー弘前FC(東北)・FC刈谷(全社1(東海))で争うグループBは、福山が1位通過になりました。初出場のwyvernも追いすがったものの、初戦の福山の敗戦(5-2)が痛かったですね・・・。

ジョイフル本田つくばFC(全社2(関東))・福井ユナイテッドFC(北信越)・BTOP北海道(北海道)・アルテリーヴォ和歌山(関西)で争うグループCは、つくばと福井が勝ち点と得失点差で並ぶ激戦であったものの、総得点でわずか1つ上回ったつくばが1位となりました。福井は初戦の和歌山でスコアレスドローに終わったのが後々尾を引いた格好になりましたね・・・。

そして、各グループ2位だった市原・wyvern・福井のうち、市原とwyvernが勝ち点で並んだものの、得失点差の差(市原が+2、wyvernが-1)で市原のワイルドカードが決まりましたwyvernは、つくづく福山の試合で大量失点に陥ったのが響きましたね・・・。しかし、初出場ながら大健闘でした。


これで2次ラウンドは、栃木C・福山・つくば・市原となりました。福山以外は全て関東リーグ出身という事実上の関東決戦となった今年の地域サッカーチャンピオンズリーグ。関東リーグが煮詰まっていただけに、ここで煮え湯から逃げ出したいんでしょうな(汗)。


一方で、アマチュアリーグの最高峰であるJFLでは、11/11に行われたHonda FC×マルヤス岡崎の試合で、Honda FCが勝ち、11/12に行われたラインメール青森×ソニー仙台FCの試合で青森が勝ったため、Honda FCの優勝が決まりました。かたや、青森が勝ったことで2位ソニーとの勝ち点差が3、レイラック滋賀が沖縄SVに引き分けたことで同じく勝ち点差が4となりました。これからは、J3ライセンスを取得している青森とJ3ライセンスで継続審議になっている滋賀の一騎打ちになるのですけど、次の試合でソニーが岡崎に勝ち、滋賀と青森が負けることになれば、今年のJ参入争いは終わります。というのも、ブリオベッカ浦安も2位の可能性があるものの、J3ライセンスを取得しなかったため、2位になれてもJ参入にならないからです。

そして、地域サッカーチャンピオンズリーグに最も関わる残留争いですが、沖縄でほぼ確定になりそうです。14位の東京武蔵野ユナイテッドFCに追い付いても、得失点差(武蔵野が-6、沖縄が-20)で沖縄が上回る可能性が絶望的だからです。正直、どこが勝ち上がっても厳しい戦いになるでしょう。特にJリーグに在籍していた選手が多い栃木Cが上がってくると押し切られる可能性があるため、できることなら戦いたくないでしょうな・・・。


最後に、こちらは前編となっています(笑)。後編があるんですね。後編は地域サッカーチャンピオンズリーグの優勝チームが決まり、JFLの全ての日程が終わる11/26に更新予定です。


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Posted by alexey_calvanov at 20:56Comments(0)

2021年11月16日

【JFL】アマチュアリーグもアツくなってきた【地域CL】

J3も熱を帯びてきましたけど、アマチュアリーグの行方も気になってくるところです。
まずはJFLのJ参入争い。既にいわきFCのJ参入が決まっています。残るは2チーム目が参入できるかどうかになります。では、見て行きましょう(この中のHFCはHonda FC、大分はヴェルスパ大分、仙台はソニー仙台FC。◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチーム、☆はJ参入決定チームになります)。
1位 いわき(64) +31 ③ ◎☆
2位 HFC(61) +40 ③
3位 大 分(53) +17 ③ ○
4位 大 阪(47) +6 ③ ◎
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 仙 台(45) +15 ③
6位 枚 方(45)  -2 ②
7位 鈴 鹿(44) +2 ③ ◎


ここには鈴鹿ポイントゲッターズも記載していますけど、正直3試合で全勝と得失点差の15点差を埋めるのは、かなり厳しいと思っています。ということで、鈴鹿は事実上の脱落でしょう。誠に残念でなりません。
となると、現在4位に付けているF.C.大阪のみがJ3ライセンスを取得している唯一のチームと言えます。こちらは勝ち点6の差なのですが、諸条件により上にいるヴェルスパ大分を越す順位でないとJリーグに上がれない。しかも得失点差の11点差を埋めるのは、かなり難しい。ゆえに全勝で勝ち抜かないといけないわけです。それでも大分が勝った時点で終戦。本当に苦しいですな・・・。


一方で残留争い。こちらは、いわきがJ参入になったため、自動降格が無くなり、入れ替え戦枠2つとなりました。どうなっているか見ていきましょう(以下、左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合。この中のHSCはホンダロックSC)。


12位 滋 賀(34) -13 ②
13位 高 知(32) -14 ③
14位 岡 崎(30) -15 ③
15位 武蔵野(26) -15 ③
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
16位 HSC(26) -19 ③
17位 刈 谷(18) -25 ③


最下位のFC刈谷が入れ替え戦ラインから脱出するためには、全試合勝たないといけないのですけど、引き分けがやっとの状況を見ると、かなり苦しいのかな・・・。それ以外のチームは連敗さえしなければ何とかなるというふうですね。特に12位のMIOびわこ滋賀は2試合しかないので、連敗は回避すべき案件です。勝ち点的には大丈夫な位置にいるんですけどね。
とりあえず東京武蔵野ユナイテッドFCとホンダロックSCが残り1枠の中に入りかねない。つまり、どちらかが必ず入れ替え戦に進まないといけないのですけど、どちらも上位にいる大分(ホンダロックが対戦)・Honda FC(武蔵野が対戦)と戦わないといけないのか・・・。刈谷の試合を残している武蔵野が若干有利なのかな、失礼ながら。


そして、JFLに入るための世界で一番苛酷な戦いともいえる全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)は、先日全国3ヶ所で予選が行われ、FC.ISE-SHIMA(東海1部)・おこしやす京都AC(関西1部)・クリアソン新宿(関東1部)・FC徳島(四国)が勝ち残りました
こちらは、元Jリーガーが多く在籍している新宿とその新宿を破ってB組全勝で勝ち抜けてきた京都が軸になるのかな。ISE-SHIMAと徳島がその2チームに対し、どこまでやれるか注目しましょう。


次回はJ2を見ていきます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:47Comments(0)

2017年06月10日

FC岐阜観戦記2017 番外編 かつての岐阜戦士を追い掛けて(冨士祐樹)

今日、東海社会人リーグで戦っているFC岐阜の弟分、FC岐阜SECONDの試合を観に、岐阜県笠松町にある岐阜県フットボールセンターに行ってきました


FC岐阜SECOND(以下セカンド)は、2006年にFC岐阜のサブチーム(FC岐阜B)として設立。メンバー入れ替えに伴って立場を追われたアマチュア登録の選手が戦える環境作りと2012年に開催されるぎふ清流国体のメンバー育成のために設立されたと言われています。
初年度は関係者のミスで試合放棄扱いされるという不運があったものの、以降はトントン拍子に勝ち進み、2010年に東海社会人リーグ2部に昇格すると、その年優勝し、2011年より同1部に昇格2012年・2013年には2位に躍進(2013年は東京国体で優勝・全国社会人サッカー選手権大会で3位に付けている)しました。しかし、それ以降は下降線をたどっており、ここ数年は残留ギリギリで乗り切っているふうです。


その東海社会人リーグは1部・2部とも8チーム、ホーム&アウェイで戦うリーグ戦になっており、約半年の長期戦になっています。地位的には、JFL(ジャパン・フットボール・リーグ)の下になり、地域リーグと呼ばれるカテゴリになります。
現在セカンドの所属している1部には、今回対戦する鈴鹿アンリミテッド以外に、FC刈谷・FC伊勢志摩・トヨタ蹴(しゅう)球団・Chukyo univ.FC(中京大学サッカー部)・常葉大学浜松キャンパスFC(常葉大学浜松キャンパスサッカー部)・東海学園FC(東海学園大学サッカー部)が所属しています。


そのリーグ戦、セカンドは2分2敗で7位と降格の危機に陥っています。6年守ってきているだけに、今年トップチームが調子がいいのに、セカンドは・・・となってほしくないですね。
相手の鈴鹿は4勝負けなしで独走中。去年最後の最後でヴィアティン三重がJFLに昇格したのに対し、鈴鹿は地域リーグに残留となったので、今年は並々ならぬ想いを持っているようにも感じます。


今日の試合は、正午開催ということなので、午前中には名古屋を出発約1時間で会場の岐阜県フットボールセンターに到着しました。

しかし、行きに乗った名鉄は弱冷房車とか言う冷房の利いてない列車かと思ったら、最寄りの場所まで行けるコミュニティバスは冷房ガンガン(爆)。しかも降車ボタンの無いマイクロバスだったため、「お客さん、どこで降りるの?」とかいうやり取り(汗)。しかも私以外は顔見知りの模様。もう緩い緩い。


SHV32_0957そんな岐阜県フットボールセンターへのアクセス。
岐阜バス(JR・名鉄岐阜から運行しているバス)なら江川、コミュニティバスならスポーツ交流館(バス停は無く、岐阜バスの江川と同じところ)というバス停で下車し、堤防道路のある方向(おおよそ南)に歩いてしばらくすると、トンボ天国のモニュメントがあります。それを越えれば、目的地までもうすぐです。バス停からだいたい10分位でしょうかね。
なお、飲食関係が全くと言っていいほど無いので、事前に購入することをオススメします。さもないと、オアシスパークないしは川島パーキングエリアまで行かないといけないので。



SHV32_0958そんな会場そばには、先述の通り、「笠松トンボ天国」があります。県下一のビオトープ園とのことで、トンボの群生地なのだそうな。この時期は涼むのにいいでしょうね。蚊は多いでしょうけど(ギャハ)。



SHV32_0961そんなこんなで、会場に着きました。
こちら、鈴鹿のサポーター。大旗2つと気合が入っています。弾幕もこれで一部です。L字で張られていたあたり、首位のチームの勢いも感じました。



SHV32_0962一方ホームであるはずのセカンドは、4枚の弾幕だけ
仕方ないよね、セカンドのサポーターはそういないからね・・・。私もトップチームの事情しか知らないくらいですから。公式もあまりアピールしていないし。

ちなみに、先日スポンサーのSECURITYが新ユニフォームをこしらえてくれました。背中にはSECURITYの文字が入っていました。



SHV32_0959会場の近くには、アクア・トトぎふをはじめとする複合施設オアシスパーク(川島パーキングエリアに隣接している)があるので、大観覧車も大きく見えます。



SHV32_0964そして、向かいに見えるは138(いちのみや)タワー。そう、隣は愛知県。

なお、岐阜県フットボールセンターのピッチ状態は思った以上に良好。トップチームも練習する施設だけあるわ。



SHV32_0978今回、ここに来た目的は、色々ある。
まずはセカンドというチームがどんなものなのかを知りたいというのがあったため。
そしてもう一つは、かつて岐阜の選手として2年間戦ってくれた冨士祐樹選手の活躍を見たかったため。この試合で得点を挙げることはありませんでしたが、アシストでチームに貢献しています。



SHV32_0977その他、過去に岐阜に在籍していたエフライン・リンタロウ選手(左)やロアッソ熊本などに所属していた大ベテランの藏川洋平選手(右)、今回メンバー入りしていませんでしたが、セカンドに昨年所属していた藤沢ネット選手も所属しています。
昨年の悔しさを大規模な戦力投入で晴らしたいのがよくわかりますわ。でも、一度歯車が狂うと怖いぞ、これ。



で、試合はというと、圧倒的に鈴鹿のペース前半5分で得点を挙げられ、中でも柿本健太選手にはハットトリックを決められました。ちなみに、岐阜出身の選手でいけば、エフライン・リンタロウ選手が6点目を、冨士祐樹選手が、2点目の柿本健太選手のアシストに貢献しました。いや、お見事なアシストでした。
この試合の観客は、100人ほど。ただ、草サッカーのような試合でした。得点ボードや時間ボードは無いし、スタメン表も無い。とにかくなーんも無い(爆)。せめてアディショナルタイムの表示とかは欲しかった・・・。


でね、どちらも荒っぽい。


セカンドは去年の岐阜を見ているかのような繋がりの悪さ。鈴鹿に手も足も出ないというのもあるんだろうけど、何もできないまま失点を重ねるのは去年の岐阜でもそうそう無かった5分で取られた時に、5点か6点コースだろうなと思ったら、その通りなんだもんね(汗)。

対して鈴鹿は今のランクなら大丈夫なんだろうけど、JFLやJリーグに行った時は相当苦戦するだろうなってくらい粗い。特にオフサイドが多すぎる。8回くらいやってないか。あそこまでオフサイド、ルール無視のプレーやってたら、チームは強くならんよ。個の力は十分すぎるくらいあるから、チームプレーだけなんだろうね。引く時と攻める時のメリハリを付けないと、相手を自分達のチームのペースに引き込めないよ。たまたまセカンドが自滅的な形でなし崩しになっていたからよかったものの。


まぁ、結論から言えば、鈴鹿はJFLには行ける可能性を秘めているけど、粗っぽさとチームプレーの確立ができないと来年も地域リーグのままでしょう。
セカンドは、このままの展開でいくと2部降格は間違いないだろうなぁ・・・。個々のレベルアップも図らないといけないし、粗いプレースタイルも改善しないといかんし。昔はトップチームに上がれた選手もいたのに、今のチームでは誰もトップチームには上げられないね。


今度セカンドを見に行くのはいつか分かりませんけど、この試合が最初で最後にならないことを願います


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Posted by alexey_calvanov at 23:11Comments(0)

2016年02月11日

男は背中で語れるようになれと言いますが・・・

この背中は強烈なインパクトがあるわ。


サッカー東海社会人リーグ1部に所属する鈴鹿アンリミテッドFC。昨年まではFC鈴鹿ランポーレという名前で活動していました。三重県の鈴鹿市がホームタウンとなっております。

とは言うものの、東海社会人リーグというのがどのあたりなのかわからないと思うので、ここで紹介。
日本のサッカーリーグは、プロリーグであるJ1・J2、そして最近できたJ3の3部構成になっています。その横ないしは下部として設定されているのが、アマチュアリーグ最高峰のJFL(日本フットボールリーグ)東海社会人リーグというのは、そのさらに下にある組織であります。
ちなみに、社会人リーグは全国を9つのブロック(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)に分けており、北海道・東北・関東・北信越・東海・関西は2部構成(東北に関しては、さらに南北に分けた2部構成)になっています。そして、その下に都道府県リーグという組織があるのです。


閑話休題。
その鈴鹿アンリミテッドFCに就いた背中のスポンサーがすごかった就いたスポンサーはリバランドという会社。いわゆる女性向け食品を販売しているところだそうです(具体的にどういう商品なのかの記載がないので、言いにくい部分もありますけれども、ダイエット食品やエナジードリンクなど多岐にわたっているので、こういう表現になっています)。
しかし、背中に付けた名前が、同社の主力商品である「お嬢様聖水」だった!『聖水』ですよ!しかも、『お嬢様聖水』!!これほどのインパクトあふれる品物はないわ。
とは書いているものの、昨年末、某サイトの管理人(もちろん男(爆))に、この商品を土産(ネタ)代わりに買ったのを忘れたのではあるまいな・・・と言われてもスルー(ギャハ)。
そんなわけで、この名前でスポンサーに就いたために、一部のサッカーファンが大騒ぎいくら何でもこの名前でスポンサードするのはいかがなものかという意見から、インパクトは絶大という意見この騒ぎで広告費の元が取れたのではないかという意見、そして名を売るためには企業名よりいいという肯定的な意見まで様々。もちろん、「お嬢様聖水」という名前から下ネタ系の妄想を膨らませた方々も多かったようで(ニヤニヤ)。もう妄想が止まらない(笑)。パッケージの女性がなぜか涙らしきものを流しているのですけど、もしかしたら事後<もうやめとけ!


このお嬢様聖水は、東京メトロの売店や名古屋市内の地下鉄にあるサークルKサンクスなど一部店舗の他、通信販売でもケース売りなどで販売されております。


まぁ、東海社会人リーグというアマチュアの下部で正直集客力もそれほどではないチームに付いてくれるのは相当な勇気だと思いますよ。幸いというのか、三重県にはJリーグのチームがないので、ここまでできるのだと思うのですが、それでも埋まっている方ですよ。ただ、お嬢様聖水がすご過ぎて、胸スポンサー(いわゆるメインスポンサーにあたる)警備会社のイセットがかすんで見えてしまうのがかわいそうでならないですけど(苦笑)。


この勢いとインパクトを借りて、東海社会人リーグ優勝、全国地域サッカーリーグ決勝大会に優勝して、一気にJFLにまで駆け上がってほしいものです。


お嬢様聖水 3本セット
お嬢様聖水(3本セット)



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Posted by alexey_calvanov at 23:19Comments(0)TrackBack(0)