2022年11月16日

【2022年】悲願と復帰【地域CL】

全国地域サッカーチャンピオンシップ(以下、地域CL)が開催中です。
全国9か所にある地域リーグの猛者と全国社会人サッカー選手権大会の上位(ベスト4以上かつ各地域最上位リーグで優勝していないJFL入会を希望するチーム)に入った3チームによる計12チームで行われるこの大会、元々厳しい枠の中で戦ってきただけでなく、過酷な日程(予選リーグは休み無し。決勝リーグは中1日)もあって、『最も残酷で劇的なサッカー大会』とも言われています。


そんな地域CLの予選が先日開催され、過酷な予選を4チーム抜けてきました。

ABCのグループに分かれて行われた予選、Aグループは栃木シティFC(関東)・FC刈谷(東海)・FC延岡AGATA(全社枠(九州))・BTOPサンクくりやま(北海道)が戦い、刈谷が1位で通過しました。
Bグループは、アルティスタ浅間(北信越)・沖縄SV(九州)・ヴェロスクロノス都農(全社枠
(九州))・コバルトーレ女川(東北)が戦い、沖縄が1位通過
しました。
Cグループは、アルテリーヴォ和歌山(関西)・福山シティFC(中国)・ ブリオベッカ浦安(全社枠(関東))・FC徳島(四国)が戦い、浦安が1位で通過しました。
いわゆるワイルドカードになる最終枠は、ABCグループの2位の中でも最高勝率になったところに決められ、結果Aグループで2位だった栃木Cになりました。


ということで、沖縄・浦安・栃木C・刈谷の4チームとなりましたが、大きな特徴を持っています。沖縄以外は、過去にJFLに所属していた経歴があるのです。
最もJFLから遠ざかっているのは浦安と栃木Cで、浦安は2016年に、栃木Cは栃木ウーヴァ時代の2010年にそれぞれJFLに昇格したものの、共に2017年に降格しています。刈谷は2021年、12年ぶりにJFLに復帰したものの、その年に入れ替え戦の相手だったクリアソン新宿に負け、降格しています。

一方で沖縄は、2019年から毎年のように地域CLに参戦しているものの、あと一歩のところでJFL昇格を落としており、今年の予選突破はJFL昇格への最大のチャンスになりました。
というのも、今年に関しては、入れ替え戦の可能性はほぼ無いという点が最大の理由『ほぼ』と書いたのは、Jリーグ参入の条件が揃った奈良クラブとFC大阪のうち、FC大阪が観客動員数のみクリアできていないため。残り3237人だったかと思うのですが、必死のテコ入れで観客動員数をクリアしようとしているので、恐らくクリアできるとにらんでいます。そうなると、2チームがJリーグ入りになるため、下位2チームの地域リーグの降格と入れ替え戦の枠が無くなり、全チーム残留となるわけです。最大16チームで運営されているJFLは2枠足りないため、今回優勝・準優勝するチームが自動昇格となるのです。来年以降はJFLと地域リーグとの入れ替え戦だけでなく、JリーグとJFLとの入れ替え戦も行われる可能性があるため、今回のような自動昇格2枠は滅多に出ないことでしょう。ゆえに、沖縄もさることながら、どのチームにとっても最大のチャンスなのです。


苛酷な戦いの末にあるJFL昇格を掴むチームは、どこか。決勝ラウンドは11/23・11/25・11/27に埼玉県熊谷市にある熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:08Comments(0)

2021年11月16日

【JFL】アマチュアリーグもアツくなってきた【地域CL】

J3も熱を帯びてきましたけど、アマチュアリーグの行方も気になってくるところです。
まずはJFLのJ参入争い。既にいわきFCのJ参入が決まっています。残るは2チーム目が参入できるかどうかになります。では、見て行きましょう(この中のHFCはHonda FC、大分はヴェルスパ大分、仙台はソニー仙台FC。◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチーム、☆はJ参入決定チームになります)。
1位 いわき(64) +31 ③ ◎☆
2位 HFC(61) +40 ③
3位 大 分(53) +17 ③ ○
4位 大 阪(47) +6 ③ ◎
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 仙 台(45) +15 ③
6位 枚 方(45)  -2 ②
7位 鈴 鹿(44) +2 ③ ◎


ここには鈴鹿ポイントゲッターズも記載していますけど、正直3試合で全勝と得失点差の15点差を埋めるのは、かなり厳しいと思っています。ということで、鈴鹿は事実上の脱落でしょう。誠に残念でなりません。
となると、現在4位に付けているF.C.大阪のみがJ3ライセンスを取得している唯一のチームと言えます。こちらは勝ち点6の差なのですが、諸条件により上にいるヴェルスパ大分を越す順位でないとJリーグに上がれない。しかも得失点差の11点差を埋めるのは、かなり難しい。ゆえに全勝で勝ち抜かないといけないわけです。それでも大分が勝った時点で終戦。本当に苦しいですな・・・。


一方で残留争い。こちらは、いわきがJ参入になったため、自動降格が無くなり、入れ替え戦枠2つとなりました。どうなっているか見ていきましょう(以下、左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合。この中のHSCはホンダロックSC)。


12位 滋 賀(34) -13 ②
13位 高 知(32) -14 ③
14位 岡 崎(30) -15 ③
15位 武蔵野(26) -15 ③
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
16位 HSC(26) -19 ③
17位 刈 谷(18) -25 ③


最下位のFC刈谷が入れ替え戦ラインから脱出するためには、全試合勝たないといけないのですけど、引き分けがやっとの状況を見ると、かなり苦しいのかな・・・。それ以外のチームは連敗さえしなければ何とかなるというふうですね。特に12位のMIOびわこ滋賀は2試合しかないので、連敗は回避すべき案件です。勝ち点的には大丈夫な位置にいるんですけどね。
とりあえず東京武蔵野ユナイテッドFCとホンダロックSCが残り1枠の中に入りかねない。つまり、どちらかが必ず入れ替え戦に進まないといけないのですけど、どちらも上位にいる大分(ホンダロックが対戦)・Honda FC(武蔵野が対戦)と戦わないといけないのか・・・。刈谷の試合を残している武蔵野が若干有利なのかな、失礼ながら。


そして、JFLに入るための世界で一番苛酷な戦いともいえる全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)は、先日全国3ヶ所で予選が行われ、FC.ISE-SHIMA(東海1部)・おこしやす京都AC(関西1部)・クリアソン新宿(関東1部)・FC徳島(四国)が勝ち残りました
こちらは、元Jリーガーが多く在籍している新宿とその新宿を破ってB組全勝で勝ち抜けてきた京都が軸になるのかな。ISE-SHIMAと徳島がその2チームに対し、どこまでやれるか注目しましょう。


次回はJ2を見ていきます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:47Comments(0)