事の起こりは、今年6月に行わる予定だった水着撮影会で、埼玉県公園緑地協会が、主催6団体に対し撮影会の中止を要求、かつ今後一切の開催不許可にしました。
理由として、過去の水着撮影会で、一部の団体で過激なポーズでの撮影・18歳未満のモデルがいるというだけでなく、水着撮影会そのものが県営の公園で行うべきイベントではないという意見が寄せられたため、実際に調査したところ、イベントの禁止事項に該当する過激なポーズでの撮影や児童ポルノ法・埼玉県青少年健全育成条例に抵触する可能性のあるモデルがいたことが確認されたためとしています。
ただ埼玉県の公園では明確な基準が定められていなかったという事実も明らかになり、埼玉県は、埼玉県公園緑地協会に対し、他(恐らく県外)の施設の条件を無理やりに合わせてイベントを中止させること・詳細な許可条件を出した後に違反が認められない団体まで中止させること・今後全ての水着撮影会を行わないこととする判断は不適切と述べ、一部団体への中止要請を撤回するよう指示しました。結果的に、埼玉県公園緑地協会が埼玉県の支持を受け入れ、6団体中4団体に対する中止要請を撤回しています。
この一件を受け、埼玉県公園緑地協会が新たな基準を設け、9月に行われる水着撮影会で暫定的な許可条件として挙げています。
禁止となる水着やポーズの例がイラストで出ていたんですけど、具体的に見ると、「マイクロビキニに分類される水着及びそれと同等の露出となる水着」・「ニプレスやインナーショーツ・前貼りが見えるような水着や服装」・「下着(下着と思わせるものも含む)や貝殻の水着」、「水着を外そうとする・水着をずらす・過度に足を広げるなどの過激とみなされるポーズ」・「水着を着てないかのように写るポーズ」が一切禁止。かつ「18歳未満のモデルを出演させる場合、児童ポルノ禁止法・労働基準法・埼玉県青少年健全育成条例など法令・条例に抵触する行為」も併せて禁止にされました。
この中に挙がったポーズですが、これは見事なイメージビデオ(の中の着エロと呼ばれるもの)のワンショットですわ・・・。下半身の部分をTバックやふんどしみたくさせる(酷いと股に食い込ませる)ポーズとかセパレートの水着を身体の中が見える(かの)ようにグイグイ引っ張ったり戻したりするポーズとか水着の紐をほどいて見せようとするポーズとか上半身の水着を取って手で隠す(いわゆる手ブラ)ポーズなんて、着エロの典型的ポーズじゃないの・・・。
なお、水着の中に貝殻というのがあり、これで武田久美子さんの写真はアウトと思いましたのは、蛇足ですね・・・。
確かにちゃんとやっている団体にまで禁止にしたのは厳しいと思ったし、県営の公園だから水着撮影はダメという考えも厳しいとは思いましたね。ただ、それに対して不快感を持つ人が一定数いる事実もくみ上げないといけないわけで、撮影期間中は未成年(18歳未満)の入場を制限するといった規則は設けるべきだとも思いますし、開催の周知も行うべきだとも思います。だからといって、過激なポーズは一切容認できないのも全くもってその通りで、それをやりたいなら、個人(対象者とマンツーマン)で写真撮影スペースを運営している店に行って予約して下さいと言いたい(便宜上は風俗店らしいが)。調べれば出てきますから。
ただ、これで埼玉県のプールだけじゃなく、埼玉県内の公共の施設や埼玉県が管理している建物では厳しいルールの下での撮影会になると思います。着エロ撮影なんてできないのはもちろんのこと、コスプレイヤーの撮影にも大きな影響を与えることになるでしょう。水着と同じように、コスプレの中にも過激な演出がありますからね。次は、そのあたりが責められることになるだろうなぁ・・・。

