春の新アニメ、3回目は角川文庫のライトノベルが原作の「RDG レッドデータガール」です。
角川文庫創刊65周年記念作品として放送されることとなり、既にニコニコ生放送(niconico)で先行放送が行われています(放送局の詳細は「続きを読む」にて)。
ちなみに、作品名のレッドデータガールとは、レッドデータブックになぞらえたもので、絶滅危惧的な女性の意味だそうです。
今作の作画はP.A.WORKSが担当しており、かつ実在する場所(奈良県南部と東京西部)を舞台にしております。きれいな描写が期待できますね。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
熊野古道にある玉川神社。そこには鈴原泉水子(いずみこ)という姫神をもつという少女がいた。彼女は親の言いつけで東京の高校に通うことになっていたが、自身が変わりたいという一心で地元の高校に通うことを決めていた。
そんな彼女に父親が送り込んだのが、父親の友人である相楽雪政の息子の深行(みゆき)。彼を彼女の下僕として同じ中学校に通わせることにしたのだ。
しかし、深行はこのことには納得していない。
彼女が本当に姫神と言われるほどの能力をもっているのかといぶかしがっていることと、半ば強引に(従わなければ自身が殺されると思い)居候することになったこと、そして何より彼女の世間知らずさと決断力のなさに苛立ちを持っていたからである(ともすれば、思春期特有のものも含まれるのかもしれないが)。
ただ、彼女は非女神足る素質をもっている可能性があった。深行が来る前に携帯電話を壊したり、PCをクラッシュさせたりと機械関係をしばしばおかしくしていた。この能力が実は彼女に大きな災いをもたらすとは知らずに・・・。
というふう。
映像美はもう素晴らしいレベル。主人公達の葛藤も思春期特有の得も言えぬものも含め、いい具合に表現できているのではないのでしょうか。ただ、どうしても話が少々急いている部分と説明的になっている部分もあり、そのところけが気になるくらい。全体的にはきれいにまとまっていると思います。
残念なのは、初期の頃の舞台になる奈良県では放送されないという点でしょうか。これは地元である奈良の人達にも見てほしいものです。まぁ、先述のニコニコ生放送・BS11・キッズステーションがあるので見られないことはないのですが・・・。
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