2023年04月13日

春の新アニメ2023 その17 おとなりに銀河

春の新アニメ2023、17回目は講談社の月刊マンガ雑誌であるgood!アフタヌーンで刊行されているマンガが原作の「おとなりに銀河」です。
この作品の作者は、「甘々と稲妻」を描いた人でもあるんですね。その作品は見てなかったけど、作者名前を見て、もしやと思ったら、やっぱりそうだった。
そして、この作品は同じ時期にNHK総合テレビでドラマ化(夜ドラ枠)されているんですね。8週(2ヶ月)・全32話の放送になるので、アニメと比べてやや長めの展開になるのかなと思っております。普段は、実写作品はあまり見ないんですけど、この作品の予習も兼ねて視聴しております。同じ作品でも、作り手が違うと結構違いが出てくるので、そのあたりを掘り下げられればと。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、高校卒業後にマンガ家デビューを果たしたものの、父親が亡くなり、母親からの経済的な援助も期待できないため、1人で妹と弟を養っている売れないマンガ家であった。


ある日、出版社から派遣された一人の女性がやって来た彼女はマンガ家のアシスタントとして派遣され、最近故郷の島から飛び出してきたのだ。マンガを見たのは1年経つか経たないかとはいうものの、アシスタントとしての腕は抜群で、彼にとってはありがたい戦力となった。
それでも仕事量が多かったため、彼女と共に徹夜をこなした夜明けのこと。寝ていた彼女にGペンが刺さっていると思い、抜こうと思ったら、そのトゲを振れたことで、自身との婚姻関係が成立したと彼女が語り出す・・・。



というふう。


実写ドラマとアニメとの違いは、容姿が違うとかの部分を除けば、ヒロインの性格・登場人物の違い・主人公の住むアパートのディティールが違うなどがあるようですね。
まずヒロインの性格ですが、実写に関しては、かなり圧のある演出を施されているなと。だんだん主人公との関係が深まっていくと、それに呼応するようにほぐれていくというふうなんですけど、それでも普通の人間より圧を感じる演技だなと。対して、アニメに関しては初期の頃から朗らかなものになっていて、圧が強いなと思ったのは、トゲを触った主人公に対して言い放つセリフの数々くらいで、普段は優しそうな物言い(振る舞いも優しい)ですね。
登場人物の違いは、実写版とアニメ版で出演している人が違う(モブ的な立ち位置とセリフ付きの違いも含む)のかなと。サラリーマン風の男は、アニメではモブ的な立ち位置なのに、実写ではキャラが掘り下げられているんですよね。これに関してはアニメがまだ1話なのもあり、今後掘り下げられる可能性があるので、いかんとも言い難いのですが、主人公のいとこというキャラが実写版にはいない、主人公の妹が占いに凝っているシーンが実写版では描かれていない、主人公の弟はアニメではほとんどしゃべらないといった違いも見受けられ、もしかしたら別物じゃないのかと思ってしまいましたね。


で、見るんだったらどっちがいいのとなるわけですが、実のところ、アニメ版の方がクセの無い作りになっていますね。30分なのにキャラの掘り下げもしっかり行われているし、個性もしっかり表現されている。何より優しいお姉さん的なヒロインに癒される(ニヤニヤ)。ありゃ主人公惚れるぞ(ギャハ)。対して実写版はヒロインが圧強いし、主人公の頼りなさというのが強調され過ぎてみていて心配になる(苦笑)。少々クセのある作りになっているのかなと思いますね。ただ、15分×4回なので、アニメより掘り下げが深いのは作品を知るうえでメリットなのかもしれません。
まぁ、アニメ単体で見ても十分に面白いですし、今後の婚姻関係が気掛かりではあるのですけど、ちょっと変わったラブコメになるのかなと思って見れば、面白い作品になりそうだとも思いますね。アニメ版も期待して見ていきましょう。実写版も面白いので、こちらも期待して見ようっと。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2022年02月09日

月~木の夜15分ドラマって・・・

NHKの番組改編が発表されましたが、その中で気になったものを。


4月からの改編で、(月~木)22:45~23:00にドラマ枠が設置されることになりました。かつて2005年12月(再放送を含めれば2006年3月)まで、「NHK夜の連続ドラマ」という帯ドラマ枠があったものの、当時起こったNHKの不祥事による抜本的な改革で終了となり、土曜の夜に集約され、「よるドラ」となりました。しかし、その「よるドラ」も2021年の4月に月曜に移行となったことで、一曜日ながらも15年ぶりの復活となったのです。それが、今回の改編で再び帯ドラマになったことになります。ちなみに、タイトルは「夜ドラ」となり、奇しくも「NHK夜の連続ドラマ」の略称と同じになりました(ただし、書き方は「よるドラ」で、こちらは一曜日のみの「よるドラ」と同じ)


しかし、平日夜帯枠というのは、以前やっていた「NHK夜の連続ドラマ」もさることながら、さらに昔から行われていたのです。それは「銀河テレビ小説」と呼ばれる帯ドラマ枠
この「銀河テレビ小説」は、ゴールデンタイムに現在は朝ドラと呼ばれることの多い「連続テレビ小説」に匹敵するような番組を作ろうと意気込んで設けられた「銀河ドラマ」に端を発しています(1969年4月より当時は(月~金)21:00~21:30)。その後は15分枠になったり20分枠になったりと変動はあったものの、概ね22時台に放送されていました(1989年3月まで)。
そう、4月から開始される「夜ドラ」は、「NHK夜の連続ドラマ」だけでなく、「銀河テレビ小説」のようでもあるのです。放送時間もそうですが、NHK名古屋放送局も制作に関わっている点で同じようだとも言えるのです。


せっかくなので、再び「銀河テレビ小説」の名称を復活できないのかと思っておりますよ。あくまで『夜ドラ』は通称でいいんじゃないかなと。


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Posted by alexey_calvanov at 23:35Comments(0)