2018年01月22日

理由はどうあれ、この時期には・・・

大相撲の不祥事が止まりません。十両8枚目の大砂嵐関が無免許運転をしていたということが発覚しました。
大砂嵐関は、今月上旬に長野県内で無免許で運転をしていただけでなく、追突事故を起こした疑いにより、長野県警に道路交通法違反の疑いで捜査されています。

この事故に対し、大砂嵐関は否認しており、国際免許証を取得していなかったにもかかわらず、妊娠中のエジプト人の妻(国際免許証は取得済)をかばうためだったそう。ただ、この国際免許証の取得の有無にかかわらず、日本相撲協会の規定で力士は車の運転をしてはいけないことになっており、その規定に違反したことになります。そもそも論で、このことを大嶽親方や日本相撲協会に報告していなかった(本人曰く怠った)ということから、隠ぺいしようと思われても仕方ないわけです。
なお、報告しなかった点の非は認めており、今日から休場しています処分は長野県警の捜査が終わってから決まるとのことなので、場所中の処分の可能性もはらんでいます


まぁ、色々言いたいことがあるのですけど、まず国際免許証というものが結構いい加減なんじゃないかと。
国際免許証というのは、その国が発行した免許を外国でも使えるようにするというもので、日本では特例で来日してから1年までは有効、その後は3ヶ月以上帰国している場合のみ、再度1年まで有効というふうになっています。国際免許証を持っていなかったとされる大砂嵐関は論外にしても、仮に持っていてもその有効性が疑われる免許証で運転するのもおかしいこと。日本で継続的に運転したい場合、日本の免許に準拠した資格を得ないといけないとされています。つまり筆記と実技(私達が受けるものと同じもの)を受けることになるそうです。
ちなみに、この免許をもらう基準も国によってかなり違い、エジプトの場合は、まっすぐ走れること・曲がれること・発信と停止ができることなど、本当に基本的なことができて、取得のためのお金を収めればOKらしい。つまりガバガバこれで運転ができるとなっていたら、追突事故が起こってもおかしくない。
あとは、些細なことでもきちんと報告今回の事態は真っ先に報告しないといけないわけです。何をもって報告しなくともよいと思ったのか、大砂嵐関は反省しないといけないですね・・・。


とはいえ、今回の一件で、理由はともあれ、引退勧告を出されるのは避けられないでしょう。仮に虚偽なら解雇の可能性もちらつき、力士としてのキャリアに泥を塗ったばかりか、また外国人力士が・・・という目で見られてしまうでしょう。外国人力士不要論が過熱する事態になってしまうことでしょう。
そして、日本相撲協会の体たらくも極まれりとなってしまったわけで、八角理事長はもう退任は避けられなくなるでしょう。日本相撲協会の闇は深そうだ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:37Comments(0)

2014年07月20日

3つ目の金星はならず、でも将来の勝ちを引き寄せる貴重な一戦

大相撲名古屋場所、台風の目になっている力士の一人、大砂嵐関はいよいよ横綱白鵬との一番となりました
場所前のインタビューの際に白鵬関に対する取り口を明かしているだけあって、本当にそう攻めるのか、得意のかち上げで向かっていくのか、楽しみな一番となっていたかと。
私は先述のようにサッカー観戦に向かっていたので、取り組みはスポーツニュースで見る程度だったのですが、かち上げはやらなかったんですね。
オーソドックスな組み手で挑んだのですが、相手の白鵬関が攻めあぐねいているんじゃないのかと思わせるような取り口だったので、もしかしたら奇襲のように思われたのかしら

大砂嵐関もやればできるじゃんと思いましたよ。
相手の動きを上手く封じ、積極的に前に出ようと画策していましたね。これでいいと思います。しばらくは実績が出ないかもしれませんが、あきらめずにどんどん行っていけば必ず突破口は見つかるはずです。攻め口も広がって相手は戦々恐々となるかもしれません。


横綱に今回の手で負けても、有効であることは掴んだはず。今回のような取り口をもっと磨きを掛けて、格下でも格上でも関係なく織り交ぜてみましょうよ。きっとすごい力士になるはずです。


五分になったけれども、これからまだ勝ち越せる。頑張れ、大砂嵐関。


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Posted by alexey_calvanov at 23:47Comments(0)TrackBack(0)

2014年07月18日

何と何と大砂嵐・・・

大相撲名古屋場所は序盤から驚くような展開を見せております。
中でも大砂嵐関は、2人の横綱(昨日(7/17)は鶴竜関、今日(7/18)は日馬富士関)を破るという戦後初の快挙を成し遂げました。

大砂嵐関の最大の武器は、かち上げと呼ばれる自身の腕を胸に構えた状態で、立ち会い後すぐに相手の胸にめがけぶつけるというテクニックを多用しています(実際それを使って遠藤関を破った取り組みもある)が、今場所では上手くいく時と上手くいかない時とがはっきりとしており、特に上位では上手くいかない時の方が多くなっていました。しかしながら、金星を取った2つの取り組みは、もう一つの武器である変わり身の早さと速攻が効果的だったと思っています。
様々な親方・解説者に指摘されていましたが、かち上げだけでは勝てないと言われ続けていました。しかし、今回のように切り返しが上手く機能し、また変わり身の早さを上手く生かせれば、かち上げでダメでも上手く持ち返せるのではないのかと思います。またかち上げを使わないで勝てる相撲が構築できるのかもしれません。逆に言えば、かち上げは必殺技のように使うこともできるのです。鶴竜関がかち上げを恐れていたという点で、その有効性が見て取れるわけです。


そして、横綱との取り組みはまだ一つ残しています。そうです、白鵬関です。その白鵬関との取り組みはまだわかりませんけれども、好調を維持していれば、近いうちに対戦が見られるのではないかと思います。
できればこの好調を維持して、勝ち越した後や直前で思い上がらずにいけば、今場所2ケタ勝利も見えるはずです。できればここで2ケタ勝利を挙げて三役に上がれればと思っております。


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Posted by alexey_calvanov at 23:37Comments(0)TrackBack(0)

2014年06月30日

ラマダンとうだる暑さにどう対処する?

大相撲名古屋場所が7/13から始まります、白鵬関・気勢の里関・遠藤関など注目力士目白押しの中で、大砂嵐関が再び注目を集めています
去年の名古屋場所もそうですが、丁度この時期にイスラム教の断食月であるラマダンに入るわけで。
去年は場所中に入ったので、大変なことは大変なのですけど、まだ調整がしやすいようでした。ところが、今年は場所前にラマダンに入るふうになり、場所中全てで日中の飲食が禁じられる中で行わないといけなくなりました。大砂嵐関の場合、イスラム教の特例で免除対象にはなっているものの、本人は敬虔なイスラム教徒ということもあり、今回もラマダンは受けながらの取り組みになるようです。

とはいえ、今場所は前頭3枚目にまで上がり、これから三役(大関・関脇・小結のこと。今回は小結への挑戦になる)を狙うという立ち位置になったために、場所中のラマダンは相当こたえるはずです。いくら夜は食べられるとはいえ、稽古は日中。しかもうだるような暑さの名古屋場所でこの苦行は大変だとも言えます。


前回は途中ということもあって乗り越えられました。今場所は場所開始時から行うということもあって、どういうふうになるのかが楽しみでもあり気になるところでもあります。せめて勝ち越しだけでもしてもらえれば・・・そう願ってなりません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)TrackBack(0)

2014年03月18日

優勝争いから一転負け越しの危機へ

大阪のボディメーカーコロシアム(大阪府立体育館)で行われている大相撲春場所(通称大阪場所)。
今場所も白鵬関の盤石な取り組みが光る中、同じ横綱で休場明けの日馬富士(はるまふじ)関の奮闘も目立ち、やはり相撲は横綱が双方いてこそ・・・思わせる日々が続いております。また綱取りを目指す鶴竜(かくりゅう)も1敗で、カド番脱出を願う稀勢の里関も2敗で続いており、こちらもなかなかの頑張りようではないかと思っております。春場所は『荒れる春場所』とは言いますが、今場所はいい具合に荒れてますね。

そんな中、前頭11枚目ながらも前半戦は無敗で絶好調だった大砂嵐関持ち前の力強い取り組みが今場所大きく発揮されており、もしかしたら上位の取り組みも見られるのではないかな・・・と期待しておりました。ところが、中日(なかび)である8日目(3/16)に行われた遠藤関の一番が、彼にとってどん底に突き落とされる取り組みになろうとは誰も思ってなかったですね。しかも勝ち越しの掛かった大一番だっただけに。
この取り組み、九分九厘大砂嵐関の勝ちだったものの、土俵際で遠藤関がうっちゃって逆転負けになってしまったのですが、その際に右脚の付け根を痛めてしまったのです。その影響か、昨日の取り組みも負けてしまい悪化、遂には右股関節痛で休場となってしまいました。
今後数日間は様子を見て復帰するか決めるそうですが、あと1勝と思えば出てほしいと思いますし、だからといって強行軍で出場して今後の土俵人生を縮める結果になってしまっては非常にもったいないことになってまう。今回の一件、若い大砂嵐関にとっては、今回の一件は私達が思う以上に大きなジレンマに陥っているのではないかと思っております。ここは親方が冷静になって本人の思いを慮りながらも、いいふうにアドバイスしてあげられればと思っています


どんな結論に至っても腐らず、神の思し召しと受け止めてほしいものです。まだ先は長いのですから。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)TrackBack(0)

2013年11月24日

やり直しだが仕方ない。まだ若いんだから何にでもなる

今日で大相撲九州場所(福岡国際センター)は千秋楽になり、今年の相撲も終わりになりましたが、優勝の決まる取り組みはあっけない幕切れでしたね。
白鵬と日馬富士が互角の勝負を見せていたのですけど、取り組みの途中の日馬富士の一押しが白鵬の足を出したということで日馬富士の勝ちに。拾い物の勝ちで優勝を収めました。


その一方で、負け越しで今の地位から陥落する力士、状況によっては今の番付からさえも陥落する力士が現れてくるのも相撲の厳しいところです。


その中で快進撃を続けていた2関取もその相撲の厳しさに揉まれてしまいました

まずは幕下付け出しから上がって来た遠藤関名古屋場所で十両優勝し、新入幕でもそれなりの成績を収め、いい地位に位置付けられたことから期待された方も多かったことでしょう。
しかしながら、遠藤関は足のケガに悩まされ苦戦続きになり、早々と負け越しが決まってしまいましたケガ次第では来年の春場所の出場も危ういだけに、まずはしっかり養生してほしいと思いますね。

もう一人は新入幕を果たした大砂嵐関エジプト出身でアフリカ初の力士(関取)ということで大きく注目されていました。しかしながら幕内の実力は快進撃をしてきた彼の力をもってしても打ち破れなかったようで、星取りを五分にしたのは立派でしたが、千秋楽に力尽きたというふうでしょうか。
まだまだ相撲に粗い面が目立ち、力に頼り切ってしまっている面も垣間見え、もう少し腰を落ち着けてどっしりと構える取り組みができればいいのにとも思えますけれども、ここまでやって来たのは立派です。再び十両で修業し直すことになりますが、ここで腐らずもう一度幕内力士にリベンジするんだという意気込みで頑張れば、必ず活路は開けると思います


来場所の若手2関取の取り組みに期待すると同時に次世代のホープとして頑張ってほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:29Comments(0)TrackBack(0)

2013年05月24日

エジプト初の関取に

今日、両国国技館で行われた大相撲夏場所で、エジプト出身の大砂嵐関が7戦全勝になったため、名古屋場所での十両昇進がほぼ確実になりました。同時に幕下優勝をにもなりました


大砂嵐関はアフリカ(正確には中東ないしはアラブ系)初・の力士で、イスラム教徒初の力士でもあります。
イスラム教徒ということもあり、日中のお祈りは欠かせない、ラマダンと言われる断食月がある、食習慣の関係で豚肉などが食べられないなどがありますが、それらを乗り越えて2年8場所で一気に十両まで進めていきました
元々大砂嵐関はエジプトでも強い力士で、国際大会(ジュニア大会)でも3位になるほどの実力も持っていました。ゆえに、ここまで上がってこれるのは半ば当然という向きもありますけれども、言葉の違い・風習の違いを乗り越え、日本で相撲取りになりたいというハングリー精神でここまできたのですから、素晴らしいと思います。
まだまだ稽古でもままならないところがあったり、奔放なところや力士としての自覚という面ではまだまだなところもありますけれども、心技体というのは自然と身についてきますし、親方の愛情でいかようにも育まれていきます親方や仲間内が特別扱いせずに一緒にやっていく仲間として、時に優しく時に厳しく接していけばきっと立派な関取りになれると思います。


相撲界のワールドワイド化にさらなる貢献が果たせるように、これからも相撲道に精進してほしいと思います。
いやぁ、大砂嵐関の雄姿を一回名古屋場所見に行きたくなってきたなぁ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)TrackBack(0)