2022年06月19日

FC岐阜観戦記2022 アウェイ編 その7 ユナイテッドとの総力戦 後編

FC岐阜、昨日は福島県福島市にあるとうほう・みんなのスタジアム(福島県営あづま陸上競技場)で福島ユナイテッドFCと戦いました。
横山雄次監督になってから天皇杯以外は負けていない岐阜。さらに言うと、先日首位だった鹿児島ユナイテッドFCを破り、ノリに乗っているとも言えます。

そして福島のアウェイは非常に相性がいいホームで福島と戦うと惨敗なのにね(苦笑)。
郡山との試合(前半終了時に雨天中止の後、後半は福島で開催)で快勝したのを皮切りに、昨年は逆転勝ち。ここまで来たら、今年も勝ちたい。その勢いで上位を戦慄させたいですね。


SOG03_122904とうほう・みんなのスタジアムの隣には福島県営あづま球場があります。そこには東京オリンピックのレガシーになるモニュメントが置かれていました。
ここには、ソフトボール・野球の予選ラウンドが行われたことが記されていました。日本の快進撃は大きな話題になりましたね。



SOG03_124048とうほう・みんなのスタジアムで大きく変わったことといえば、こちら。
スタジアム外ではあるのですが、4基の大型照明が設置されたのです。こちらが設置されたことで、ナイトマッチが開催できるようになり、Jリーグのライセンス基準も満たしたことになります。
この照明、ゴールなどを決めると演出できるという裏技があるようなのですけど、見たくないねぇ、ウチとの試合では(ニヤニヤ)。
ちなみに、この日の試合のキックオフは17時薄暮とはいえ、福島としては初めてのナイトマッチになりました。



SOG03_130902こちら、福島の掲げているのぼり。
何と、福島のスポンサーには名鉄観光サービスが付いているんですね。こんなところで名古屋との繋がりがまた一つ見付けたよ。福島県とのかかわりといえば、国見サービスエリアの運営は名鉄グループの名鉄レストランがやっているんですよね。



SOG03_130736こちらは、福島毎年恒例の桃ユニ福島県の全農がスポンサーになっている夏季限定ユニフォームですね。



SOG03_131845クレーンで吊り下げられているのは、8月に開催する福島わらじまつりで飾られる大わらじ商売繁盛と健脚祈願に加え、中止になっている期間は新型コロナウイルスに対する疫病退散も加えられました。2月に開催される信夫三山暁まいりで編まれる大わらじで一対(一足)になり、更なる健脚祈願となるとのことです。



SOG03_143646大わらじを掲げて開催されるのが、先述の福島わらじまつりで、福島駅東口周辺で開催されます。当日は大わらじと金のわらじを担いで練り歩くとのこと。わらじおどりも披露されました。
なお、福島わらじまつりは、東北六大祭りの一つとして数えられるものの、始まったのは1970年と結構最近だったりします。



SOG03_125821飲食ブースには、商品を運んできた軽自動車がいました。「いもくり佐太郎」でお馴染みのダイオーの車ですね。
・・・おや、福島のマスコットの虎百(こはく)と赤兵衛さんじゃありませんか。ダイオーさんわかってらっしゃる。



SOG03_125839もちろん左側には、メインマスコットの福嶋火之助もおります。後ろ姿も背面に描かれていて、遊び心たっぷりですな。サッタオさんにもこれくらいやってあげて(泣)。



SOG03_125514さてスタメシ。
別の記事で紹介しますけど、お昼ご飯を福島駅西口にあるイトーヨーカドーで食べてしまったので、そんなに食べていない。でも、去年はペットボトルのソフトドリンクが販売していなかったのが、今年は十分に確保できるほどありましたし、自動販売機も稼働していました。よかった、この日も夏日とはいえ暑かったからね・・・。
そんな中で頂いたのが、チャーミーの「しまん豚串」高知県のしまん豚を使ったものになっています。何で福島なのに高知のものが・・・と思うのは無粋なのかな(汗)。



こちら、肉そのものも柔らかいですし、何かしらの味が付いているなと思いましたね。恐らく味噌味かなと思ったのですが、いかに。


SOG03_130006こちらは、トミーフードの「とり皮チップ」もやしが入ったおつまみとしての一品です。でも酒は飲んでいない(ギャハ)。



・・・うん、しょっぱい(爆)!あまりのしょっぱさに目を白黒させてしまった。正しくお酒のアテですわ・・・。おせんべいのようにパリパリしてて美味いんだけどね。


SOG03_185619試合は、対照的な入り方をしていると思いましたね。早いパス回しで速攻してくる福島に対し、後ろでパスを回してじっくり攻める岐阜というふうでしたが、福島も岐阜も攻め切れないでいたように思います。

お互いもどかしい中で、意外なところから意外な点が入ります。
前半33分、岐阜のコーナーキックになった場面、庄司悦大選手が選んだのは、何とショートコーナー近くにいた柏木陽介選手にパスしたのです。走り込んできた柏木選手が大きくクロスを上げると、丁度落下点にいた大西遼太郎選手が左足で合わせて蹴っただけ。それだけなのに、相手キーパーが取れなかった!まるでエアポケットに吸い込まれるように入った点が決勝点になったのです。先に結論言っちゃうわ(ギャハ)。
大西選手にとっても、福島は思い出深い場所でしょう。プロ初ゴールを決めたのも福島・郡山。そして福島の服部年宏監督は大西選手がユース(ジュビロ磐田ユース)時代を過ごした時の監督。これまた恩返し弾とも言えるでしょう。そして、大西選手が福島で見つかってしまいかねない恐怖(ニヤニヤ)。
・・・しかし柏木選手よ、大西選手にドロップキックするんじゃないの(ニヤニヤ)。


後半は、暑さの中もあってか、双方交代選手が出た中でスタートしました。ここで岐阜は前のめりになって追加点を奪いたいという算段だったのでしょう。しかし、現実はそう上手くいかず、逆に福島に攻められる格好になってしまいました。敢えて厳しく言えば、攻めの展開は失敗だったでしょう。しかし、ここで普段なら崩れてしまう岐阜は何とか踏ん張り、フレイレ選手の交代まで耐えきりましたね。ホント、後半35(80)分のシュートがバーに嫌われてよかった・・・
なお、スコアの撮影に失敗したので、この日の試合(福島県スペシャルマッチ)の写真をパチリ(泣)。



SOG03_190139MOMの大西選手も撮影失敗で後ろ姿になったとさ(大泣)。



それでも勝ったことが非常によかった。この勝利と日曜日の結果で、岐阜は5位まで浮上しました。
1位の鹿児島との差は8、2位のいわきFCとの差は7、3位の松本山雅FCと4位のカターレ富山との差は4次節で上位に上がることは不可能なれど差は縮められます上に上がれるという明確なモチベーションが与えられないのですけど、差を縮めることで確実に上位を射程圏に収めるんだという気概を持てば、この先苦しい時に助けてくれるはずです。めげずに勝つことだけを意識しましょう。


その次の試合もアウェイ、テゲバジャーロ宮崎戦になります。遠方のアウェイ・もうすぐ夏なので疲れが溜まると思いますが、ここを乗り切れば、先程述べた上位陣の射程圏に収められるだけに、踏ん張りどころです。やれると思って、やれると信じて、1日の練習をこなしてほしいです。


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Posted by alexey_calvanov at 22:58Comments(0)

2021年09月05日

FC岐阜観戦記2021 DAZN観戦だぞーん②

FC岐阜、昨日は神奈川県横浜市神奈川区にあるニッパツ三ツ沢球技場でY.S.C.C.横浜と戦いました
前節は福島ユナイテッドFCに屈辱的な完敗を喫し、正直今年の昇格はないとまで言わせてしまった試合になりました。メインを張っている選手が出ていない時点でお察しというのか、安間貴義監督はあまり出ていない選手にもチャンスを与えやすい方なのかしら。確かにそれで活躍する選手はいるのだけど、その出した選手が今季活躍できていない富樫佑太選手や三島頌平選手なんだよね・・・。あまりにチャンスを与え過ぎというのは、言い過ぎなのでしょうか。三島選手に至っては控えにもいて、途中出場も結構してるよね・・・。

一方で対戦相手のY.S.C.C.、前回の試合(ホーム)では最後の最後に菊谷篤資選手にダイビングヘッドを決められ逆転負けを喫しています。今回こそそんなみじめな負け方をしないように、圧倒的になってほしいものです。なお、Y.S.C.C.は前節がお休みだったため、今節がサマーブレイク明けとなります。


この日の試合は、神奈川県内で緊急事態宣言が発令されていたため、アウェイ席が設けられませんでした。そうじゃなければ行ってたんだけどなぁ・・・。まぁ、ワクチン接種の翌日なので、副反応が出てたらアウトだったかもしれん(苦笑)。ゆえにアウェイのガイナーレ鳥取戦以来のDAZN観戦となりました。


さて、試合はと言うと、この日の試合は川西翔太選手が控えにもいない展開で大丈夫かなと思ってたら、水戸ホーリーホックから期限付き移籍でやって来た深堀隼平選手が2試合目にしてスタメンを張ってきました足の速いフォワードということで、本格派とも言えるわけで、川西選手とはまた違った特徴を持っているのかなと。
で、前半はどちらかというと我慢の展開双方決め手に欠けた中でしたが、ややY.S.C.C.が押し気味だったので、もしかすると福島戦の二の舞になるのではないかとやきもきしながら見ておりました。ただ、柏木陽介選手や今回スタメン入りしていたレレウ選手の動きがよかったので、必ずチャンスは来ると信じられたのが救い

そして後半に一気に爆発しましたよ。
後半4(49)分に、サマーブレイク後初出場となった大西遼太郎選手が左にボールを振ると、レレウ選手がゴロのクロスを上げ、受け取ったのが、この日スタメン入りした深堀選手深堀選手はやや浮き気味のシュートをゴールマウス左側に放って、相手キーパーを翻弄しました。移籍後初の得点がチームサマーブレイク明けの初得点になったのです。やっぱり大西選手はいい選手だ。繋ぎが上手い。レレウ選手も狙えただろうに、黒子に徹することもできる、役割をわかる選手なんだね。
そして後半12(57)分には、中島賢星選手が敵を上手くいなした後、前に出ていた舩津徹也選手に回し、右の空いたスペースからクロスを放つと、先程レレウ選手にいいパスを流した大西選手がダイレクトでシュートを決め、2点目。相手キーパーが動けない右隅へのシュートとなりました。
その後、後半35(80)分には、途中出場の山内寛史選手から再び深堀選手が合わせる形で3点目・・・と思ったら、公式記録ではオウンゴールに。恐らくY.S.C.C.のディフェンダーが蹴り込んだと判定されたのでしょう。お久しぶりです、ウンゴルさん(ニヤニヤ)!
守備に関しては、前半のような危なっかしさは見られにくくなってきました。ゴールマウスに押し込まれそうになっても、守備陣が身体を張って守ってたし、何より桐畑和繁選手の身を粉にしたセーブが、この日は冴えていました。いつも素晴らしいのだけど、この日はとてつもなくすごかった。
終盤もほぼ危なげなく進み、0-3で勝利。久しぶりのクリーンシートになったばかりか、福島戦で奪われた4点をほぼ取り返した格好になりました。勝ち点以上に大きな3得点の勝利ですね。
これは先日の福島戦をよく反省して、自分達の課題を見定めた中での練習を行ってきたからでしょう。あの日の試合の柏木選手のコメントが他の選手達に響いてくれたのだと私は思いたいですね。


このいい流れを次の鳥取戦でも・・・と思いますね。緊急事態宣言でお客は入れど静かな会場での試合になりますが、いつものように戦って、ダブルを狙っていきましょう!


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Posted by alexey_calvanov at 09:31Comments(0)

2020年12月29日

やっぱり残ったね

昨日・今日とFC岐阜に残ってくれる選手の契約更新が伝えられました。今まで出る話ばっかだったので、いやはやよかったと思います。


最初に契約更新が行われたのは、大西遼太郎選手
今年はルーキーながらも27試合出場。三島頌平選手のポジションを奪って活躍しました。郡山西部サッカー場で行われた福島ユナイテッド戦では初ゴールを挙げる活躍も見せてくれました。
来年も繋ぎとしての役割に磨きを掛けて、攻撃の起点として活躍してほしいし、もっと貪欲にゴールを狙ってもいいので、更なる活躍を期待したいと思います。


今日契約更新されたのは、最近入った外国人選手。そう、パウロン選手とレレウ選手です。

パウロン選手は最終盤の入団とあって1試合(最終節になったガンバ大阪U-23戦)のみでしたけど、もっと早い段階での活躍もできただろうなと思っていたので、少し残念ではありました。このまま更新は無いとも心配していましたけど、まぁ更新されて安心。
まだ連携が上手くなかったのですが、来年は始動時からいるので、しっかりチームの戦術と連携を覚えて、八面六臂の大活躍を、J2昇格の立役者になってくれないと困ります。ええ、『期待します』じゃなく『困ります』なんです。それだけ活躍を渇望しているのです。

レレウ選手は、パウロン選手よりも少し早い入団だったので、11試合に出場の1ゴールとなりました。長良川競技場で見せてくれたものですけど、鮮やかでしたね。
彼も攻撃の起点になってくれるだけでなく、縦横無尽の動きが見られ、気が付けばレレウ・・・というふうにどこにでも現れる俊敏さがすごかったです。過去にいたヘニキ選手のようなタイプかも。あとはコーナーキックとかのセットプレーも上手そうなので、攻撃のバリエーションが広がってくれるといいな
守備はできないという部分は、全く無いわけではないけど、来年は守備での貢献ももっとできるようになってくれればと思います。攻撃や繋ぎの面では十分過ぎるほどです。


さて、『大物選手』の更新を残したまま年を越しそうですが、1/17の新体制発表会に決まってくれるのかねぇ・・・


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Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)

2020年08月22日

FC岐阜観戦記2020 アウェイ編 その6 You are not alone.

FC岐阜、今日は福島ユナイテッドFCとの一戦になりました。


福島は2002年にふくしまFMのアナウンサーだった方が設立した団体が元となり、2007年から東北リーグ2部(東北2部は南北に分かれており、福島県は南になる)に参加2008年には東北1部に昇格しました。しかし、運営面では厳しく、2010年には運営資金が不足したり、2011年には新しい運営法人に引き継がれる格好になりました(その後旧運営法人は破産手続きを踏むことになる)。それでも、同年3月の東日本大震災で多くの選手が去り、ほとんどの試合が福島県外での開催になった中で、1部優勝を達成翌年も優勝し、JFLに昇格します。
JFLに昇格してからは湘南ベルマーレとの業務提携やJリーグの準加盟を果たしたものの、成績は18チーム中14位と散々。ただ、2014年に創設されるJ3に参加申請し、J3参入を果たします
J3に入ってからは下から数えた方が多く、J2昇格は夢のまた夢というのが現状です。

福島は福島県全体がホームタウンではあるものの、今年いわきFCが浜通り(福島県東部)を拠点にすることを発表したため、今後はいわきとの客の奪い合いが特に浜通りで起こることになるでしょう。
スタジアムの面でも、とうほう・みんなのスタジアムには照明が無いため、2022年までに整備できないと、Jリーグ退会の可能性もはらんでいます。かつ芝の状態も悪いということで2019年には会場を変更する事態になったこともあります。
なお地方開催も積極的で、会津若松市もホームタウンに設置されていることから、会津若松市で開催することもあります。また先述の芝問題でJヴィレッジで開催することもありました。そして、今回新型コロナウイルスの影響などで、郡山市にある郡山西部サッカー場で初開催となりました。Jリーグの開催基準ではないのですが、特例で認められたのだそうです。


そんな状況の中、岐阜は地方開催・暑いのにデイマッチという過酷な条件で挑むことになりました。何より、現状引き分けを挟みながらも連敗(藤枝MYFC戦で敗北、いわてグルージャ盛岡戦で引き分け、SC相模原戦で敗北)し、直近3試合は3得点・7失点と攻守共に厳しい中に置かれています
そのためか、今日は、これまで出場機会の無かったイヨハ・理(おさむ)・ヘンリー選手がスタメンに上がってきましたリザーブで長倉颯選手が入っているなどディフェンダーを大きく変えてきたかなと。
あとはフォーメーションがどちらもワントップになっていたのが印象的で、岐阜は川西翔太選手が据えられていました。逆に福島はハットトリックを達成し、チーム得点王のイスマイラ選手が据えられていました試合中でもバックステップが上手く、フォアステップと複雑に絡んでいるせいもあってか、クセのある選手だなという印象でした。J3では規格外の選手の一人でしょう。


試合に関しては、岐阜が初対戦ながらもいい形で入れたかなと。もちろん福島はワントップに据えたイスマイラ選手にボールを集め、的確に決めてこようとする基本的な戦術に終始していました。イスマイラ選手がシュートに失敗してもすぐさま他の選手がフォローに回るあたりも的確だったなと。
この時、岐阜はアウェイ観戦ができない対策として、新しい観戦スタイルというYouTube生配信を行っていたのですが、そこでイスマイラ選手を1人にしていなかったと述べていました。岐阜でも川西選手を1人にしないで皆がフォローに回っていましたね。これまでは川西選手が1人になってしまう事態が多かったのですけど、今日に限って言えば上手くいったかなと思いました。

ちなみに、試合展開は前半8分に粟飯原尚平選手のコーナーキックを橋本和選手がダイレクト(ヘディングシュート)に決め先制し、前半28分にはインターセプトした三島頌平選手が川西選手にこじ開けさせる展開を生み、受け取った大西遼太郎選手がディフェンダーをかわして打ち込んだシュートは、印象的なプロ初ゴールとなりました。
しかし、前半終了後に郡山市および中通り南部で雷を伴うゲリラ豪雨が発生し、中断そのまま中止が決定されました。


この試合の扱いは、中止(再試合)・成立・中断時点からの再開(この場合は後半開始から)になるのでしょうけど、過去前半で終わった場合は中止になるケースが多いのが気掛かりです。ただ、新型コロナウイルスの影響で6月下旬に開幕となったJ3、代替試合を組む余裕があるのかも気になるところで、仮に無ければ、そのまま試合成立という『荒業』に打ってくる可能性もあります。全てはチェアマン案件とのことなので、待つことにしましょう。


次節はブラウブリッツ秋田を迎えてのホームゲームになります。今日の試合をいいふうに生かして、首位叩きといきたいですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2020年08月15日

FC岐阜観戦記2020 アウェイ編 その5 ビクトル対策以前の問題

FC岐阜、今日はSC相模原の一戦でした。
藤枝MYFCに負けて以降、いわてグルージャ盛岡にも引き分け、波に乗れない状況です。それでも順位は4位に上がっています敵失で上がった順位なんて薄氷の上に乗っかって喜んでいるのと同じで、すぐにでも崩壊して足をすくわれるよ・・・と言おうと思ったら、ほれ言わんこっちゃないというふうになったわけだ(汗)。


この試合、開始前に注目されていたのはビクトル選手でした。3年岐阜にいてリーグ戦100試合戦った岐阜の守護神です。昨年こそヤン=オーレ・ジーヴァース選手との併用だったものの、個人的には岐阜の守護神はビクトル選手だったと思っています。もちろんジーヴァース選手も素晴らしい選手でしたよ。それを差っ引いてもです。

しかし、蓋を開けてみたら、中4日とは思えないほど相模原の選手の動きが積極的だった点。実は、相模原はカターレ富山と前節戦っているのですが、試合は8/10の夜に行われているのです。つまり今日の試合まで4日間しか間隔がないこと。ほぼミッドウィーク的な感覚で試合に挑んでいるのです。それでも全力でぶつかれたばかりか岐阜よりフィジカル面で高い。これは恐ろしい相手だ・・・。去年も見たけど、相模原は何か一つの出来事がきっかけで、激しく波に乗ってしまう。調子に乗せないことが一番大事なのに、ことは起こってしまうのです。

前半26分、相手のコーナーキックで打ち出された球を走り込んだホムロ選手に合わされてしまい、先制献上。一番マークしないといけないホムロ・ユーリ両選手の中から打たれてしまったので、これは猛省レベル。橋口拓哉選手はもう少し身体を前に出せていればというふうなんでしょうけど、これは相手が一枚上手だったかな・・・。

しかし、その2分後にルーキーの大西遼太郎選手のクロスを受け取った粟飯原尚平選手がペナルティエリアまで持ち込み、守備の隙を突いた一閃で同点に追い付きますビクトル選手の弱点である足下をしっかりと狙って打たれた、対策ばっちりのシュートでした。
ビクトル選手は足下が弱点で、よく狙われていました。しかもキャッチングを行うことがほとんど無く、パンチングで対処する選手でもあったので、基本的には足下をしつこく狙い、仮に浮くようなシュートであってもパンチングに失敗して目の前に飛んで来たら、それを確実に狙うようにすれば、点を取れる可能性が上がるのです。逆に正面はもちろんのことサイドに振る(つまりビクトル選手の上半身に飛ぶ)ようなシュートは、彼の格好の得意コースなので、しっかり弾かれてしまうのです。

ともあれ、ここで追い付いたということは、岐阜にとって追い風になると思っていたら、前半31分に橋本和選手がペナルティエリアで倒され、PK獲得高崎寛之選手がキッカーになって、これはもらったと思っていたら、まさかのふかし!ホントにこれが試合の運命を決めたと言ってもいいでしょう。
その痛い結果は、後半に牙を剥きます。

後半8(53)分に警戒しなければならないユーリ選手に逆転弾を許してしまいます。しかもドフリー(泣)。甲斐健太郎選手と柳澤亘選手がもっと何とかしないといけなかったんだけど、甲斐選手は必死に走ったけど間に合わず、柳澤選手はもう走れていないふうだったわ。おいおい、中6日ある岐阜が相模原に走り負けてるなんてウソだろ・・・。猛暑は言い訳にならんぜ・・・。相模原だって結構暑かったはずだから。

そして後半28(73)分にはダメ押し点を献上一旦守備に引いていた夛田(ただ)凌輔選手に見事にやられた・・・。来てることがわかっていたはずなのに、誰もチェックに入ってないとは・・・。それかチェックをかいくぐった夛田選手にあっぱれをあげるべきか・・・。

その後も守備を固められた相模原のイレブンを破ることができず、3-1で負け完敗というよりも惨敗と言っていいレベル。今年の試合で一番悪い展開だったとも言えるでしょう。一旦追い付いて引き離されるのは、絶対やってはいけない展開ですよ。


とにかく内容が悪過ぎた。
特に川西翔太選手が目に見えて疲労が溜まっている前半はまだ動きはいいんだけど、後半は動きが悪いようにも思えてくるほど。本当なら代えの選手がいるべきなんだろうけど、前にも書いた通りいない。ここがそろそろウィークポイントになるだろうし、補強ポイントなんだろうけど、今年は特にコロナ禍で運転資金が乏しい中でやらないといけない。しかも2019年シーズン終了時の補強で結構使ってるんじゃないかという節が見られるのでなおのこと。
それ以外にも、三島頌平選手も目立っていい動きが無い大西選手を出したのも三島選手の活性化を狙ってのことなんだろうけど、三島選手が途中交代になったことを考えると、次節はスタメンで出るのは厳しいかなぁ・・・。ホームグロウン枠の甘えが見られるようなら、バッサリと斬ることを監督や運営には進言したいですね。個人的にはベンチから大局を見て、何が足りないのかを知るべきだと思います。何度も言ってますけどね。


この状況で次が福島ユナイテッドFCとのアウェイ戦。しかも地方(郡山)開催での戦いでお昼(15時)キックオフ。アウェイの地方開催はいい思い出が無い。そう下関だよ(苦笑)。この難局を振り切れないと、J2昇格戦線は終戦になってしまうでしょう。だからこそ、この1週間で反省し、同じベクトル(もちろん1年でのJ2復帰)に向かって走っていることを再確認して、厳しい暑さの中でもしっかりと練習に挑んでほしいものです。そして今素晴らしい練習環境を与えてくれたのは、先人達の努力と請願の結果であって、今J3で戦うために整備されたものじゃない将来のJ1昇格を目指す選手達のために岐阜県や岐阜市などが少ない資金を出し合って整備したものだということをもう一度再認識してほしい。そう願いながら次の戦いを見ていきたいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 22:01Comments(0)