この作品、コロナ禍による巣ごもり需要の影響で、発売してからスマッシュヒットを飛ばしており、パッケージ版が品薄状態だったこともあって、「令和の米騒動」とまで言われるほどになりました。米作りを忠実に再現しているというのもあって、農林水産省の公式サイトや農耕器具メーカーであるクボタの公式サイトなどで攻略情報を探ろうとする事態にもなったとか。そんな作品が、いよいよアニメ化されることとなりました。
しかも、制作がP.A.Worksなんですね。今期P.A.Worksは作品を3本手掛けることになるので、作画等が大丈夫なのかという不安もある中での船出になります。全ての作品もさることながら、この作品など個々の作品のいずれかに影響が出るような事態にならないでほしいものです。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
遥か東方にある国は、神々の住む頂の世と人間達が住む麓の世に分かれていると信じられていた。
その頂の世に住む豊穣神は、彼女の父母が遺した米を献上することで過ごす穀潰しだった。
ある日、神々の住む都に人間が迷い込み、あろうことか豊穣神が備蓄していた米蔵に侵入。結果的に彼女自身のミスで、主神への献上品を台無しにしてしまう。その罰として、かつて父母が住んでいた鬼の住む島の調査を命じられる。
というふう。
話そのものは、すごく丁寧に作られていて、初回にしては人物が多いものの、個性があるのでどんなキャラなのかわかりやすいですね。へっぴり腰の侍に対峙している侍も恐らく何らかのお邪魔キャラとして出てくるんだろうなという雰囲気も醸し出していたし、何より主人公のサクナヒメが非常にわかりやすい人物(笑)。自堕落でわがままな姫が、どのように母のような豊穣神になっていくのか楽しみではあります。あとは、仲間になるあの5人とどう打ち解けていくのかも気になるところですね。
なお、作画はコンピューターグラフィックスを使っているからなのか、粗は無かったですね。あそこも基本的には外注に出して、仕上げを行うだけの会社になっているので、労力の面では少ないでしょうから、3本やっても疲弊しないのかなと。ただ、こればかりは、先が進んでいかないとわからない。下請けがやらかせば、影響は免れないので、今後も気にしていきましょう。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

