岐阜は、4/29に長良川で行われたレノファ山口との一戦で、前半に先制していたにもかかわらず、後半風の利を生かした山口の猛攻に遭い、手痛い逆転負けとなっています。一番やってはいけない試合をやってしまいましたなぁ。結果を見る限りそう嘆いておりました。ツェーゲン金沢戦で勝ったのが全く生きない、本当に手痛い敗戦です。
そして、今回もJ3昇格組の町田との一戦。正確には再戦になるんですね。
というのも、町田は一度(2011年)J2に昇格しているのです。本当はもう数年早く上がれるはずだったのですけれども、スタジアム問題を解決させることができず、2年(2009年・2010年)続けて上位に入ったにもかかわらずJ2入りできなかった不遇のチームだったのです。
そして、不遇な面を語るうえで外せないのが、Jリーグの歴史で唯一、J2からJFL(ジャパンフットボールリーグ)に落ちたチームという点。昇格初年度になった2012年に最下位になり、自動降格になったのです。
ちなみに、その年から入れ替え戦も実施されることになっていたものの、J2昇格対象チームがV・ファーレン長崎のみだったので、自動昇格と自動降格のみが実施されることになったのです。仮に入れ替え戦が実施されていた場合、JFLでは長野パルセイロ、J2では岐阜が対象になっていました。ゆえに、岐阜は運のいいチームと称されるのです。

その途中、電車の吊り広告には、この日の試合の宣伝が。しかし、何でうちはいつもメインに据えられるのがラモス監督なんでしょうねぇ(ニヤニヤ)。

ここからダイレクトにスタジアムに向かうバスか野津田車庫行きというスタジアムの最寄りになるバス停に向かうバスに乗ることができます。
ホームグラウンドの最寄り駅ということで、町田ゼルビアを応援している看板が置かれております。そういえば、岐阜駅や名鉄岐阜駅の前には、なぜかこういったのがないのよね。

そして、神奈川県に近いせいもあって、横浜銀行もあるのだが、ここはれっきとした東京都である。


・・・ということは、登山決定です(ギャハ)!
その入口は、結構きれいに舗装されております。

「さぁ、楽しいピクニックのはじまりです」
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コイツら、登山ネタで楽しんでるだろう(ニヤリ)。

最初は、それなりになだらかだったのが、少しずつ急な道に変貌していく。かつ周りもうっそうとし始める。

また写真では紹介していないが、分岐も多く、案内があるとはいえ、時に『遭難者』も出かねないという。野津田登山を行いたい場合は、町田ゼルビアの公式サイトにあるPDFファイルをあらかじめ印刷しておくのが吉。詳しいルート紹介を行っております。


あ、何で野津田というのかは後述します(苦笑)。

この町田市陸上競技場、野津田というところにあるので、市民の間からは野津田競技場と呼ばれることもあります。町田市のスポーツイベントの大概はここで行われます。
全体を見て頂いた方はわかる通り、ほとんど屋根のないスタジアムで、収容人数も10,000人ほどなので、やっとJ2ライセンスを取ったというレベル。それなのに、今年の町田は絶好調で、この試合前には首位に立っていたのです。もし仮にJ1昇格順位に入った場合でも、7月(6月末に申請〆切)のライセンス交付に間に合わなければ、来年もJ2でプレーすることになるわけです。
過去にも様々なチームが交付条件を達成でいなかったために、昇格見送りやJリーグ加盟を逃している経緯があり、それを見越して金沢が勢いのあるうちにJ1ライセンスの交付条件を整えたことを考えれば、町田も勢いのあるうちにJ1ライセンス交付条件を整えておいた方がいいわけです。いざ昇格・・・の時点では間に合わないことをJFL時代から知っているのですからなおさらですよ。

・・・が、アウェイ側からは非常に見辛い(泣)。



全体を見渡しても、徐々に空席は埋まっている(町田側のメインスタンドはぎっしり)ものの、それでも観客数は6034人。すいませんねぇ、うち観客が呼べる方じゃなくて。

前半は町田が押すような形で進められ、何とか岐阜は耐え忍んでいたものの、前半33分に混沌とした中から先制点を取られる格好に。こうなってしまうとどうしようもない。この混沌とした状況を作り出さないように耐えなければならないのに、しびれを切らすふうになってしまった。残念でならない。
・・・と思ったその矢先の前半36分。岐阜が一気にカウンターを仕掛け、レオナルド・ロシャ選手が強烈なミドルシュートを放ち、吸い込まれるようにゴールに入っていった。奇跡とも言えるゴールで同点に追い付くことに。
後半も町田に攻められたものの、岐阜も何とか食らい付き、双方決め手に欠いた状況で試合終了。1-1の引き分けに終わりました。
・・・と書けばきれいなものだが、実際は審判の『町田にとって12人目の選手』っぷりが露骨に見えて、フラストレーションの溜まる試合になりました。
町田の選手は倒れたらすぐに笛が鳴るのに対し、岐阜の選手が倒れようが一切なし。町田の選手がボール際、ともすれば外に出ているにもかかわらずノーホイッスル。とにかく審判の悪辣っぷりには怒りさえ覚えるほど。しょっちゅう町田の選手も倒れてくれるので、ズタズタに試合が切り裂かれた格好ですわ。しかも露骨なのよね。シミュレーション取られてもおかしくないくらい。試合後半にやっと町田の選手にイエローカードが出ましたけれども、はいはい出しておくから、それで溜飲下げてねというレベル。もう審判はお話にならんわ。
そんな中でも岐阜の選手はよくやったと思う。できれば、点を取られてからブーストを掛けるのではなく、点と採る前から掛けてほしいものですが、贅沢は言えない。今はきちんと守って、チャンスを窺って攻撃を掛ける正攻法が一番だと思いますわ。
今季初の引き分けに終わった岐阜、次回はホームに戻って清水エスパルスと戦います。
約四半世紀J1にいた強豪。セレッソ大阪と共に優勝候補と言われているチームです。まだ全力を発揮していないと言われてますけれども、怖いチームであることは変わりません。去年までならフルボッコ覚悟でしたが、今年は違います。個々の力も十分にあり、組織力も備わってきた。今なら清水といい試合ができるのではないのでしょうか。
スタグルなどの紹介はまた次回に行います。

