この奇跡の一本松は駅(バス停)名にもなっており、そばには茶屋(道の駅の代わり)があります。当初は駅も含め夏期のみの営業だったのですが、来場者が多く押し寄せたため、通年営業になったそうです。その影響か、駅も臨時だったのが季節営業となり、そして常設と変遷をたどっていきました。ちなみに、山の上にある陸前高田仮設市庁舎そばの陸前高田駅から向かうと30分ほどかかるため設置されたといういわれがあります。
実は私、その事実を知らなくて、切符を買った時も『陸前高田』と言って買ったんですわ(苦笑)。90円ほど違ってくるんですけど、買ってしまったものは仕方がない。



川向かいの今泉地区というところから土砂を採掘し、この橋を経由して高田地区の随所(一部は今泉地区のふもと)に流してくれます。この土砂も超大型のショベルカーで削り採っているため、5年以上かかる工期の短縮に貢献しているのだとか。

今回は奇跡の一本松の方に向かいます。


大雨の中、対岸越しでしか見られなかった奇跡の一本松をまじまじと眺められ、深い感銘を覚えたのは言うまでもありません。
陸前高田の復興の象徴として、震災の証言者として、いつまでも残ってほしい。そう願わずにはいられない。

奇跡の一本松に感銘を受けたやなせさんがデザインしたもので、地元の社会福祉団体がモザイクタイルで製作したものです。やなせさんは、踊りと歌も遺してくれたとのこと。
なお、奇跡の一本松周辺は夕方5時までしか向かえない(夜間は橋の前で止められる)ので、できるだけ早めに向かうことをオススメします。

将来的に、かさ上げの一部に組み込まれることもあり、急峻で階段もご覧の通りかなり急です。足に自信がない人は、つまづきかねない高さです。


本来ならすぐにバスに乗って仙台に帰るつもりだったのですが、ここまで来たら、えーいままよという感じで次のバスまで待つことに。実際次のバスまで待っても大丈夫な設定にはしていたわけですし。
残った時間は十分にあるので、今度は東側にある旧道の駅に向かうことにしました。

