岐阜は先週の松本山雅FC戦で引き分けたものの、最終盤に北龍磨選手のスーパーゴラッソで何とか追い付いたというふうになっています。まだまだ気の抜けない状況とはいえ、少しずつ明るくはなってきたのかなというのが、今の岐阜でしょう。
一方で奈良は調子がよく、ここまでで3勝3分1敗。負けたのも第2節アウェイだったカマタマーレ讃岐戦のみで、以降負けていません。調子がいいだけに、何としても勝ち点3を取っていきたいと思わせます。


しかし、愛嬌のあるヤツで、ウチのメンバーを紹介をしている時に掛け声を出すと、それに合わせてポーズを取ってくれるんだもの。ただ、「だるまさんがころんだ」的になってしまって、先になかなか進めなかったけど、大丈夫だったのか(ギャハ)。


そんなもどかしい状況の中でも、奈良は容赦しない。前半30分に相手が競り上がってきた際に放ったクロスを前方に駆けてきた百田真登選手に合わせられ、先制されます。これはお見事なプレーではあったんですけど、きちんと守備が機能していれば防げる展開ではありましたね。もっと詰めるとかルートを塞ぐとかの策はあったはずなんですけどねぇ・・・。
それでも、今回の岐阜はすぐに取り返した。前半37分に荒木大吾選手が奪ったボールを北選手に回し、その球を右に展開すると、フリーになっていた大串昇平選手が受け取って、センタリング。飛んできた球をこれまたフリーになっていた荒木選手が頭で合わせて流し込むと、奈良のキーパーは手で触ったものの弾いてしまい、弾かれた球はそのままゴールイン。昨年活躍した荒木選手の今シーズン初得点が、同点弾となりました。
しかし、双方得点シーンはここまで。以降は膠着状態に陥り、打開するためにシュートは放つものの、ゴールマウスを割れないまま試合が終了。岐阜は積極的に攻めてはいたんですけど、奈良の守備が硬かったのと縦ポンの策が読まれ始めてきたので、なかなか攻撃を展開できなかったようにも思えてなりません。

選手全員が、やりたいこと・やらなければならないことに対して全員で挑んでいたことがよくわかった試合でした。アグレッシブさも出ていたし、勝ちたい・勝たなければならないと思っていたこともひしひしと伝わってきました。しかし勝てなかった。勝てる可能性が十分あっただけに残念でした。
それでも、松本山雅戦に続いて、心が折れずに追い付けたことは非常に大きく、今後の糧になっていくと思います。
ただ、この展開が続いてしまうようでは、先行きが思いやられるなとも。早くこの事態を打破しないと、JFL行きから抜け出せないままズルズルと行ってしまいかねません。というのも、同じ日に行われた松本山雅の試合は、大荒れになってしまい、松本山雅の調子の悪さが露呈された試合にもなりました。相手が悪いうちに立て直して、早く上を目指していきたいものです。
なお、スタグルなどの紹介は、次回以降に行っていきます。

