2013年03月25日

何でも買いますソフトバンク<いいえ、血の繋がりが大きかったんです

ソフトバンクの子会社でケータイ事業を手掛ける業界3位のソフトバンクモバイル。同業他社であるウィルコム(PHS事業)やイーモバイル(業界4位)を買収や企業連携を行い、2位であるauや首位のドコモに少しでも肉薄しようと躍起になっていると言ってもいいでしょう。最近は繋がりやすさでNO.1になったと、いかにも白々し・・・いえ何でもありません(汗)。


そんなソフトバンクモバイルが新たな会社を買収したのです。それが、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下ガンホー)。あの「パズル&ドラゴンズ」を手掛けている会社です。

実のところ、ガンホーはソフトバンクの関連会社であるソフトバンクBBが筆頭株主で、ソフトバンクモバイルの持分法適用関連会社でもありました。しかし、「パズル&ドラゴンズ」が累計1000万ダウンロードという大ヒットに伴い、売り上げ(2011年度の2.7倍)や経常利益(同7.9倍)が上昇。それに伴い株価も急上昇したため、3月末をメドに株式分割を行うことを発表していました。その間隙をぬって、ソフトバンクモバイルが株式を買収。これにより、ガンホーはソフトバンクモバイルの連結会社になることが決まったわけです。


こうもいとも簡単に決まった理由は、カネの力というよりも血の繋がりが功を奏したのではないかとも言えるわけで。
ガンホーを設立したのは孫泰蔵さん。実はソフトバンクを設立した孫正義さんとは兄弟の関係(正義さんが兄、泰蔵さんが弟という関係)。そう考えると、「兄貴買ってくれよ」「おうおう」というふうに半ばツーカーの間柄で決まった出来レースだったんじゃないのかと勘繰ってしまいそうです。これが公正か否かに関しては司法の判断を仰いだ方がいいのかもしれないですが、きちんとした商取引の下で決まったのであれば仕方ないのではとも思います。


これで、「パズル&ドラゴンズ」に続編が出る場合や他のアプリゲームが出る場合、今後はソフトバンクモバイルが優先して出る可能性もあり、状況によっては独占配信なんてことも起こり得るのかもしれません(あるいはiOSでの配信とか)このことがゲーム業界にとっていいことなのか否かは、今後のガンホーの働き方次第だと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:13Comments(0)TrackBack(0)

2011年07月12日

定額制崩壊の危機?

定額制。総じてケータイではパケット定額制と呼ばれるこのシステムは、今やなくてはならないシステムとして定着していますその恩恵を受けている人は日本だけでも少なくとも何百万はいると思われます。
しかし、この定額制が無くなるかもしれないとう危機下に置かれているのは、実はあまり知られていないわけで・・・


・・・といっても、それは日本ではなくアメリカの話
アメリカでは、既に大手通信会社(業界2位)のAT&Tが定額制を廃止し、従量課金制に戻したのをきっかけに定額制の見直しが進むのではないかと言われていました。そして今月7日より、アメリカ携帯通信事業最大手(業界1位)のベライゾン・ワイヤレスが段階的従量課金制に移行することを発表しました。

ここまで急激なかじを切った理由はスマートフォン。
ご存知iPhoneやBlackBerryの爆発的な普及がきっかけスマートフォンからの爆発的な通信、そしてそれ以前から起こっていた大きなコンテンツのダウンロード(日本で言うところの着うたなど)が徐々に大きな足かせになっていたわけです。そのため、スマートフォンだけでなくケータイからの通信の送受信に限界が来ており、増強するにもカネがいる、しかしそのカネの資金源がない・・・という悪循環に陥ってしまいました。そのため、先程は触れませんでしたが、AT&Tもベライゾン・ワイヤレスもスマートフォンに関しては定額制を廃止したわけです。


この話、アメリカの話と触れましたが、日本にも遅かれ早かれ来るのではないかとも言われています
日本でもソフトバンクがiPhoneを中心にスマートフォンを売り込んだことをきっかけに、ドコモやauもその流れに追随しています。ドコモに至っては、次の新機種発表の際、3/4をスマートフォンにすると発表しています
実際、ソフトバンクの孫正義社長は定額制崩壊の危機を「ゆゆしき事態」と発言しているだけに、いかにこの問題が携帯会社にとって深刻なものなのかが垣間見えます

もしかすると、日本で爆発的にスマートフォンが普及すれば普及するほど、定額制が維持できなくなる可能性もあります。日本もアメリカ同様、携帯電話産業が飽和状態(特に音声通信)なので、いつXデーが来てもおかしくないわけです。
そうなると、コンテンツ利用料が上るのではないかとか邪推したくなりますが、はてさて・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:07Comments(0)TrackBack(0)

2011年04月04日

ソンソンの本気

東日本大震災でいくつかの企業や個人が寄付をしていますが、ここまでの意気込みを見ることは他にないでしょう。


ソフトバンクグループが10億円寄付することを決めたそうです。ちなみに、関連会社のヤフーは3億円を寄付し、同サイトが集めている緊急災害募金には約13億円の募金が集まったそうです(そのうち3億円を寄付)。同じく関連会社のソフトバンクモバイルも1億円の寄付を決めたそうです。

しかし、それらを束ねる長がすごかった。
ソフトバンクグループの社長である孫正義さんは、個人名義で100億円を寄付するばかりか、今後ソフトバンクグループで得る個人の収入全額を自身が引退するまで全て被災者(震災遺児)や震災以外の遺児に寄付すると発表したのです。

確かに、ジャッキー・チェンがこの上をいく寄付(個人資産約260億円)していますけれども、将来にわたって自身の企業から得た収入を寄付するというのはなかなかできないこと。こういうことは、自身が持つ株や土地(不動産投機)などの収益で生活ができるから為せる業なのもわかっているんですが、だからといって普通はカネをため込んでしまうもの。本当に世のため人のために回そうと思う人はどれだけいたんでしょうか。


彼のやったことというのは、イスラムの世界でいう喜捨(サダカ。自由喜捨の意味。ちなみに、ザカートは義務的な喜捨)を進んで行ったわけです。
財産がないとできない行為ではあるものの、この行動はとても賞賛されるべきであります。

企業イメージの向上のためにやった偽善行為だということも可能でしょうが、じゃあマイクロソフトの創始者が同じように喜捨できるのか?今盛んに問題になっている東京電力の社長や会長などの上層部が、少なくとも自身の退職金を原発被害者のために全て喜捨できるか?私個人の勝手な意見では恐らくできないでしょうね。私自身も、こんなことをすれば明日の生活もままならないので、当然できないです。だからこそ素晴らしいし凄いと素直に思うのです。
それでソフトバンクグループの商材を進んで買うのか否かは別にして、この行動は素直に賞賛すべきです。そして私達も、できる限りのことで細く長く支援することの大切さを教えられたのではないのでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 20:45Comments(0)TrackBack(0)

2010年12月29日

今年のコミケ、ソンソンが本気を出してきたぞ

30分くらい前に目的地そばで降ろされ、そこから約10分弱で目的地に着き、今に至るわけです。

で、すぐにでもトイレとゴミを・・・と思い、歩いていた帰り、毎度おなじみのアンテナ車が停まっておりまして。
例年なら、ドコモが1台だけだったんですけど、今年は様相が違っておりました。
『銀色の絵文字が表示できません』(笑)が1台来ておりました!
東京以外ほとんど圏外iPhoneでウハウハなあの会社がいよいよ本気を出してきました。


これは由々しき事態なのに、小野寺(オレンジ)電波薄いぞ、何やってんの(爆)!?


追記
ソフトバンクは昨年の夏コミから動いていたみたいですね。ツイッターでソンソンにつぶやいたのがきっかけで、ソンソンが(恐らく夏休み中の)幹部を働かせてアンテナ車だけでなく人間アンテナを出動させたそうで。
しかし、auはなんで崩れた建物のセットのそばに構えたんだ・・・。まるで今のauを象徴しているだけでなく、auのやる気の無さを際立たせただけじゃないか・・・。  
Posted by alexey_calvanov at 05:30Comments(0)TrackBack(0)