2021年12月03日

まさかまさかの・・・

今日、FC岐阜の公式から出たプレスリリースによると、安間貴義監督の退任と中島賢星選手が契約満了になったとのことです。


安間監督は今年就任したものの、新型コロナウイルスの影響もあり思うような成績を上げることができず、現状6位になっています。昨年と同じ順位ではあるものの、過去最高と言われる戦力を集め、しかも監督の裁量で見極められた選手達ということもあり、それだけやったにもかかわらず、この順位で治まってしまったことに対し、一部のサポーターからは解任論や来季続投を拒否する流れもありました。今シーズンホーム最終戦でサポーターに対しメッセージを投げかけていたので、来年もやるものだと半分思っていましたが、半分辞めるのではないかとも思っていて、その際は惜別のメッセージになるのではとも思っていました。既に退任の意思を見せていたのか、ホーム最終戦のサポーターの動きを見て、フロントが退任へ舵を切らせたのか、真相はわかりませんが、半分残念でもあり、半分仕方のないことだと思っています
もう1年様子を見て、ダメならシーズン中の解任止む無しと思っていました。ここ数年は新型コロナウイルスで特殊な部分が多く、実際にウチでも感染者が出て苦しい部分もありました。出ないようにするのが一番なんでしょうけど、流行り病なので難しい側面もあります。そこを加味して来年もやって評価するべきだとも思っていたのです。
ただ、チーム内の戦術や決まりごとが決まっておらず、力業(選手達の個人技)だけで押していくことしかできないあたりで、安間監督の限界があったとも見られたので、来年やっても変わらないのではという意見にも納得しています。ただ、1年やって良し悪しがわかり、そこからブラッシュアップできるんじゃ・・・とも思っていたんですよね。

安間監督を退任させるふうだったなら、今年も仲田建二コーチをそのまま監督に据えてもよかったんじゃないのとか思いましたね。特に安間監督解任論者の方々には、じゃあどうすればよかったのということを聞きたいですね。また1年を無駄にしたという気持ちも正直ありますわ・・・。


そして、中島賢星選手が満了ですよ。1年ほぼフルに戦ってくれて、この結論なのですから、勝負の世界は厳しいと見るべきなのか、新しい監督が決まっているとみるべきなのか、フロントが血迷ったのかと見るべきなのか、カネの問題かと見るべきなのか、頭の中で錯綜していますわ。

中島選手は2015年に横浜・F・マリノスに入団し、カップ戦やJ3にあったU-22選抜で実績を積んでいました(ただしJ1公式戦での出場は無い)
2017年7月に期限付き移籍で中途入団したものの、一旦双方から契約満了となってしまいました。しかし、2018年に入って完全移籍という形で再入団が決まり、その後はチームの主力として活躍しました。この流れから不死鳥のように甦った選手という印象が私的には強く、2018年のユニフォームは当時30番だった中島選手にしたほどです。
まだまだやれると思っていたのですけど、年齢的なことを考えれば、ステップアップしたいわなと思っていても仕方ないです。ここでの経験は必ず中島選手の血や肉になってくれていると思います。そしてチームのために動いてくれていたことを忘れません。ちゃんと私達の心の中に残してくれています。悲しいことを言わないでほしいとプレスリリースの文章を見て思いました。
恐らく最終戦のロアッソ熊本戦に出場することでしょう。不死鳥のように甦った2018年のユニフォーム、昔の中島選手の背番号を背負ったあのユニフォームを持っていってスタンドで掲げようと思います。新たなる出発を遂げる彼のために・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 22:29Comments(0)

2021年11月28日

FC岐阜観戦記2021 最終節 未来はたった数mでゴールが入らないボールのように変わる

FC岐阜、今日は藤枝MYFCとの一戦になりました。
今年は、新型コロナウイルスの影響を受けながらも何とかほぼ予定通りに全日程を消化できました。春の感染とサマーブレイク中の感染がチーム内に大きな影響を与えていたのでしょうけど・・・。
成績面では、現状6位。昨年と同じ順位ですが、内容が伴ってない6位なので、正直悪いとも。唯一の救いは、悪天候の時に勝てる術ができたこと。未だに雨の日の試合は負け無しなのは来年も続けてほしいですね。

今シーズンは、後半戦で勝負弱さが目立った。これはコロナの影響で戦術面での深みをサマーブレイク中にできなかったからとも言われていますが、途中加入の選手を上手く生かせていないのも原因だと思います。せっかく加入させても使わないなら意味がない。また使っても既存の選手と噛み合わせが悪い部分も散見され・・・。来年に賭けますわ・・・では遅いんですって。

勝負弱さで言うと、今年は未だダブル(ホーム・アウェイ双方で勝つことないしは負けること。今回は勝つことの意味)が取れていないこと。再三再四チャンスがあったにもかかわらず、引き分けないしは負けを喫することとなりました。今日の藤枝戦が最後のチャンスになります。これが取れるか取れないかで、岐阜の未来は少し変わるかもしれません。

相手の藤枝は、引退する選手が2名登場とのこと。いいはなむけの試合になったと言われないように、勝つことにこだわり、そして勝ってほしいと思っていました。


SHV47_1856こちらは、選手のバス待ちの一コマ。特例で認められたのは、以前話した通り。



SHV47_1860今節の試合から、やっとホームで大旗が振れるようになりました。最初で最後の大旗がたなびく姿を見て、少しだけだけど、また日常が帰ってきたと思えてなりません。
来年は早いこと声出しができるようになるといいけど、オミクロン株という新型コロナウイルスの変異株がまた猛威を振るいそうなのが気掛かりです。



この日は、2週ぶりのホームということで、宮崎・八戸(青森)の土産を持ってホーム入り。その前に名古屋市内で土産を買っていたのもあって、今回は早く家を出ても、着いたのはスタジアム開場1時間前だった(汗)。
お土産を持って、観戦仲間に会えるかなと思ったら、思わぬところでその一人と出会ったのだ。以前いわぎんスタジアムで道案内をした吉濱遼平選手の個サポの方だ。山口出身の元々はレノファ山口のサポーターなのに、残留の掛かったホーム最終戦をほったらかしにして、吉濱選手を追い掛けたのだから、筋金入りだ(汗)。その方からお土産を頂きました。改めて、この場を借りてお礼申し上げます。もちろん、この方にもお土産は用意した。名古屋市内でお土産を買ったのはそのため(ニヤニヤ)。
なお、土産は無事渡したい人達の手元に渡るのだった。思えば、普段何かしらでスタジアムで会う観戦仲間によく会った。かなり運がいいのねと思ったほど。


SHV47_1853この日は美濃市の非公式VTuberである一二美(ひふみ)家ブースが設置され、彼女達と会話できるとのことでしたけど、さすがに遠慮します(苦笑)。
なお、イラストが少々「くやしいのぉ、くやしいのぉ」っぽくなってる気がする(ギャハ)。



SHV47_1861試合に関しては、もう語るのも嫌になるくらい。
前半は圧倒的に藤枝のペース。ウチはというと、パスも連携も動きも全てガタガタで、藤枝に枠内外にシュートをバカスカ打たれる有様。唯一の救いは、藤枝のシュート精度が悪かったこととウチの悪運が強かった点(苦笑)。とにかく、今日がホーム最終戦だってわかってるのかと言いたくなるほどの酷さで折り返しました。
後半は、少しずつ岐阜がペースを掴みに行ったものの、こちらも何かに憑りつかれたかのようにシュートが入らない藤枝も決め手に欠く有様で、徐々に膠着状態に陥り、結果としてスコアレスドローホームでの14試合は、引き分けに始まり、引き分けに終わったというふうになりました。こんなことは滅多に無いぞ・・・。



試合後はサンクスセレモニーとなりました。
今年はコロナ禍でもグリーンエンジェルスからFC岐阜セカンドまで勢揃いとなりました。しかし、あいさつをしゃべる段階になって、社長・岐阜県知事(FC岐阜後援会名誉会長)・後援会会長・GMだけ時間が無かったというけれども、いつもならトップパートナーの日本特殊陶業とかのスポンサーの皆様からのあいさつが無い。これは、来年のスポンサードを打ち切るのではないかという不安にさいなまれましたね・・・。いよいよ厳しい時が来たか、と。毎年天覧試合で負けられては、嫌になってもおかしくないと思ってますから・・・。なお、アサヒフォージは来年もスポンサードして頂けるとのこと。誠にありがとうございます。


SHV47_1852そんなこともあったのか、サンクスセレモニーの時には、こんな厳しい弾幕も掲げられました(写真は試合前に書いて干している時のもの)。
サポーターはJ2復帰、そしてJ1昇格を望んでいます。その希望を持てるクラブにフロントは舵を切れているのかというのは、かねてから思っていたことではあります。
エンタメ性では抜きんでていますし、スタグルはJ3の中では屈指、Jクラブ全体で見ても五本の指に入るのではないかと(自画自賛ですが)思っています。しかし、勝つことが最大のパフォーマンスという、時代錯誤だと言う人がいても、この想いだけは今でも私は重要視しています。特にホームで勝てなければ、お客さんは増えません。ホームで勝つ姿を見せたら、次来ようと思う人が増え、そしてそれがさらに呼び水になって、ホームが潤ってくると思うのです。行き当たりばったりにならず、ホームで勝てる、つまり常勝できるチームを作ってほしいと思うのです。2020年のブラウブリッツ秋田のようにとまでは言いません。上のカテゴリーに行っても当たり負けしないチーム作りをしてほしいのです。そして戦術のあるチーム(個人プレーを行ってもまとまりのあるチーム)になってほしいのです。特に来年はJ2から3ないしは4チームがやって来て、JFLからいわきFCがやって来る両方(J2降格組といわきという2つ)のバンズに挟まれる薄っぺらいハムのようなチームにはなってほしくないです。でも、今日の試合だと、その未来が見え隠れする。いつも行く屋台村の店の方と話してたのですが、数年先にはJFLとの入れ替えも起こる。そうなるとJFLまでは何とかなっても、地域リーグまで落ちると上がるのさえ大変になる。戦力だって増強し辛いだろう。そんな辛い未来に進んでしまうこともあるのです。数mの差で入らなかったボールのように、未来というのは機微なものなのです。



SHV47_1862安間貴義監督のあいさつが無かったことにゴール裏が抗議をしたのを受け、安間監督がその思いを語ってくれました。
一部では解任論が上がっていますけど、本人は社長次第と否定しているようにも感じました。ただ、この特殊な状況下で何とか変えようと頑張っている姿は痛いほどわかっています。だからこそ、昇格できなかった責任は痛感してほしいと思うのです。
できることなら、全会話を文章で起こしてもらうなりしてほしいなぁ・・・。

あと、甲斐健太郎選手は随分大人になったよ。安間監督へのヤジとも言える言動に対して怒りを覚えながらもそれを抑え、かつ笑顔で振舞った姿。ナンちゃん見てた?もうあなたの知る甲斐健太郎ではないですよ。



これでホーム全試合終了となり、残すはアウェイのロアッソ熊本戦だけになりました。
何かえらいことになってしまったようで、熊本戦が超重要なカードになってしまうとのこと。後日語りますけど、えらいこっちゃとしか言えない(爆)。
あんな体たらくを見せられたのに、熊本に勝てるのかしら?そんな思いに駆られ、次回今シーズン最終戦、「愛憎半ばして同期を送る(熊本が昇格の場合)」をお送りします。こうご期待!<もう昇格争いの外様だから、ヤケクソで書いているだろ?


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Posted by alexey_calvanov at 23:42Comments(0)

2021年10月02日

FC岐阜観戦記2021 第10節 気持ち!!

FC岐阜、今日はFC今治との試合になりました。


SHV47_1622今日の試合を迎える前に色々と書かないといけないことがあるのですけど、それを一言で言うと、こんなことになるのだろうなと。それを難波宏明アンバサダー(右)が言ってくれました。


「気持ち!!」



・・・ええ、その通りでございます。この日一番の万雷の拍手が起こったのは言うまでもありません。



で、何が起こっていたのかというと・・・。


まずは、どうも舌禍問題が起こっていたらしい。
ボロ負けになったガイナーレ鳥取戦にて、試合後のインスタグラムにて桐畑和繁選手がため息を漏らすくらいならもっと応援してほしいというような趣旨のメッセージを残したというのです。
実際のところ確認したわけでもないし、今確認しようにも削除されているようなので何とも言えないですけど、その後の試合からスタメンはおろか控えにも出て来なくなってしまったということを考えれば、事実なのだろうし、相当重い責務を背負わされたのかなとも。下手をすると残り試合全部出場できない、もっと言うとシーズン後にレンタルバック(退団)される可能性もあり、非常に残念だなと。そんな発言さえなければ、来年も残ってほしいと思うくらいの実力はあったのにね・・・。でも、それで松本拓也選手にはチャンスが巡ってきたわけだし、大野哲煥(チョルファン)選手にはレギュラーに食い込めるチャンスを得たことになるでしょう。舌禍という最悪の事態とはいえ、ここで得たチャンスから信頼を勝ち取ってほしいと思います。

あとは人事面での異動があったのにも驚きで、大宮アルディージャや北海道コンサドーレ札幌をJ1に導いた三浦俊也さんがチーム統括本部長兼テクニカルダイレクターに就任し、木村哲昌さんがチーム統括本部担当部長に異動となりました。三浦さんはS級ライセンスを取得しているので、最悪のチーム状況を考慮すると、安間貴義監督の後任になるのではないかと思っていました。つまり今後の成績次第では、いつでも安間監督を解任するという無言の警告をフロントは行ったとも言えるわけです。尻に火が付いたってヤツですわ。

さらに驚いたのが、ここに来て新しい選手の獲得。もう移籍期間は終了になってるはずと思っていたので、この時期の入団は驚いたものです。しかも、数年前まで横浜FCでレギュラー張ってたカルフィン・ヨン・ア・ピン選手ですよ!とんでもなく守備のデキる選手がなぜかウチに来た(汗)!
カルフィン選手はオランダ出身のスリナム移民で、先祖はスリナムで農場を経営していた中国人とのこと。今の写真ではわかりにくいのですけど、ウィキに出ていた写真を見ると、どことなくアジア系の顔つきをしているのがよくわかります
カルフィン選手は、清水エスパルスでも5年のうち4年レギュラー、1年いたFC町田ゼルビアでもレギュラー、そして横浜FCでも5年間で3年レギュラーを務めていたすげぇ人(爆)。どうも今年はケガしていたとのことですけど、今日の試合でいきなり試合のメンバー入りと出場の時のいい動きから、ウソだ!(竜宮レナ風に言ってみましょう(ギャハ))と思っています


チーム状態は最悪といっても過言ではなく、鳥取・鹿児島ユナイテッドFCで連敗を迎えた中の一戦になっています。しかし、鹿児島戦では何となくですが勝利への光の見える試合をやっていたようには思えたので、何とか勝利を手繰り寄せてほしいです。
一方で今治は、途中就任した布啓一郎監督を解任し、橋川和晃アカデミー・メソッドグループ長を新監督に就任させています。新任の監督を迎えての初戦、しかも岐阜はアウェイでボロ負け。ここでダブルを取られようものなら、安間解任論がぶち上がってもおかしくありません。それゆえに、先日お気持ちが出てきたのだろうと思います。安間監督を解任するなら、フロントも覚悟を決めるんでしょうなぁ・・・。


SHV47_1609さて先日、緊急事態宣言が解除され、いよいよ俺達の屋台村が帰ってきたぞ!
・・・屋台村が無かったから、勝てなかったと思いたい(泣)。



SHV47_1610そして、ギッフィースライダーにも子供達のはしゃぐ声が・・・。
この日が来るのを、どれだけ待ち望んだことか(大泣)。



SHV47_1611その屋台村からはグーテライゼの「キーマカレー丼」をば。
マンテルカレーのラインナップで、鹿児島戦ではキーマカレーのみを売ってましたね(あの時はライスが別売りだった)。
味に関しては、あの時と同じなので割愛しますが、見た感じはちょっと彩りよくなったかな。福神漬とたくあんのおかげで(ギャハ)。



SHV47_1619今日は働く車が大集合。
その中の一つ、郵政カブですな。何でコイツにしたのかって?ええ、あのアニメのせいですよ(ニヤニヤ)。



SHV47_1618そんな働く車の中で、ギッフィーさん、高所作業車に乗ってしまったよ(ニヤニヤ)。



SHV47_1621なお、ギッフィーさん、作業車の台から抜け出すのに苦労した模様(爆)。これぞまさに、『産みの苦しみ』のような『出産シーン』
・・・元気な男の子ですよー(ニヤニヤ)。



SHV47_1624試合に関しては、お世辞にも岐阜がよかったとは口が裂けても言えなかった終始今治に握られっ放しの展開で、よくしのいだなと。監督交代劇があってこれですから、ホントヤバかった。
そんな中でも、少ないチャンスを今回生かせたと思います。今まで『少ないチャンスをモノにする』展開は無くはなかったけど、今回ほどその言葉で言い表さないと何で言わないといけないのかというくらいに、『少ないチャンスをモノにする』試合になったのです。

その少ないチャンスの1つ目が、前半28分。中島賢星選手のコーナーキックの先にいた川西翔太選手が中島選手の対角線上に打ち込むようなシュートで先制を果たします。待ちに待った待望のホームでの先制点になった得点は、これほどに劇的だったとは・・・。
その後も今治にあわやゴールというようなシュートを撃ち込まれるものの、バーに嫌われたり松本選手のファインセーブで何とかしのいでいました。ところが、後半33(78)分に藤谷匠選手が接触プレーで与えたPKを決められてしまい、同点にされてしまったのです。
普通のチームなら、この状況下に陥っても何とか持ち直して引き分け以上ですが、この状況に追い込まれるとメンタルの弱すぎる岐阜イレブンは、結果委縮して相手に逆転劇を献上するという展開を何度見たことか。下手をすれば、まーた同じ展開を見せられた・・・とボヤいていたかもしれません。
ところが、今日の岐阜は違った。最終盤まであきらめず挑んだ結果、ドラマチックな展開を迎えたのです。

接触プレーの影響で、8分というアディショナルタイムを得た双方、その最終盤の最終盤になった時間、ゴールキックを受け取った窪田稜選手が駆け抜け、上げたクロスは敵のディフェンスに阻まれそうになったものの、すんでのところで拾ったのは、ゴールマウス前まで上がっていた川西選手!キーパーに当たりながらも放たれた、シュートというにはあまりにも弱々しいけど渾身ある一打は、全ての選手とサポーター達の気持ちを乗せた勢いも手伝って、転々としながらもゴールマウスに吸い込まれていきました
そして、試合終了。倒れ込んだ選手もいれば、その選手に喜びを爆発させて飛び込んだ選手もいました。



SHV47_1625劇的という言葉が陳腐に感じるほどの逆転劇で、シュートは点の入った2本のみコーナーキックに至っては、先制点に繋がった1つだけという、今治の1/20および1/11という負け試合のようなスタッツで勝ったのです。
本当に難波アンバサダーのいみじくも言っていた『気持ち』で勝った試合と言っていいでしょう。



SHV47_1626試合後に来た安間監督。
残り試合勝って、皆さんに喜んでもらえるように頑張るという趣旨の決意を述べていました。
この試合負けようものなら、先述の通り解任論がぶち上っていたでしょうから、安どしたのではないかとも。監督業とは孤独な中での戦いなのかなといつも思いますが、今日ほどそう感じたことは無い。



SHV47_1627今日のMOMは、間違いなく川西選手なのですけど、こっ恥ずかしそうにやって来て、一言を求められても恥ずかしいのか、そそくさと帰っていきました(笑)。うん、一緒にいたギッフィーの方が目立ってた(ギャハ)。



胸突き八丁な中なのは相変わらずなのかもしれないですけど、首の皮一枚で昇格争いに残った岐阜、残りの試合がこれからなだけに、相手にもプレッシャーになることでしょう。残り試合全部勝つと川西選手は述べていましたが、ホントにそうならないと昇格は厳しいかもしれません。基本敵失を待つしかない展開は、ある意味キツい・・・。

だからこそ、カマタマーレ讃岐戦はアウェイの中でも完膚無きまでに叩かないといけないのです。ただの勝利ではなく、1点でも多い点数を挙げて勝つべきです。今後は得失点差も利いてくるでしょうから・・。

その後は、10/17のいわてグルージャ盛岡戦になります。再びホームに戻って来た時、上位に付けているであろう盛岡に互角以上の戦いができれば、昇格をぐっと手繰り寄せられるかもしれません。1点でも多く点を入れることと勝つことという難しいミッションをこなしていかなければいけないですけど、やれると信じています。いや、やってほしいです、ここまで来たら。


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Posted by alexey_calvanov at 22:58Comments(0)

2020年12月30日

安間ぁ!?

今日の中日新聞の朝刊を見て、結構驚いた。白紙と言ってたはずだから、もしかして水面下で進めていたのなら、宮田博之社長は結構なタヌキオヤジだわ(苦笑)。
その中日新聞の報道では、FC東京のコーチを務め、FC東京U-23の監督経験を持つ安間(あんま)貴義さんが来季の監督に就任することが関係者の話で明らかになったとのことです。


安間さんは、本田技研工業サッカー部(現在のHonda FC)の選手としてプレーをし、2001年に現役引退JFLのベストイレブン4回、フェアプレー賞1回(1998年)、MVP1回(1999年)と輝かしい活躍を見せていました。

その後2002年からHonda FCの監督に就任まだライセンスを取得していないのにもかかわらず監督として就任するという異例の配置になりました。3年間で優勝(2002年)と2位2回という成績だったのですが、2004年に退任しています。

2005年からヴァンフォーレ甲府のコーチとして就任するのですが、その当時の監督はロアッソ熊本監督の大木武さんだったりする(汗)。ここで大木さんの名が出てくるのか。
2006年にA級ライセンスを取得すると、翌年からヘッドコーチとして大木さんをサポート。さらに2008年にS級ライセンスを取得すると、大木さんの監督退任を受けて監督の後継となります。
甲府時代はJ2で7位・4位と振るわなかったものの、若手の育成(当時あったサテライトリーグで指揮を執っていたことがある)と終盤まで昇格争いに絡んでいた、また選手に慕われていたというのもあり、人間性のすばらしさと若手育成への定評の評価は、ここで挙げたのだと思います。

その後は、カターレ富山の監督に就任(2010年)したものの、成績は下から数えた方が早く、2014年にはJ3降格によって退任します。

そして、2015年からFC東京のコーチに就任し、翌年からはJ3で発足したFC東京U-23の監督に就任します。2018年からは再びトップチームのコーチに就任したものの、FC東京U-23の監督も兼任しています。2019年からはFC東京U-23の監督の指揮は長澤徹さんが執っていたのですが、2018年に一旦監督代理に就いていた安間さんもトップチームのコーチ業と共に監督を兼任していたようです。


いやぁ、こんな経緯を持つ方をどうやって引っ張り出してきたんだ・・・。FC東京U-23が活動終了しているから狙ってきたのか。それならシーズン中でもよかったんじゃないかと思ってるけど、トップチームのコーチ業は放り出せないもんねぇ・・・。
若手の育成には定評があるというのは先述の通りですけど、富山での成績が気掛かりなのよね・・・。若手の育成がよくとも、チームとして戦術やまとまりがなければアウトなわけで。ただ、大木さんの標榜していたパスサッカーを伝授されていたようなので、仲田監督と同じような戦術になってくるのかもしれない。ヘッドコーチで残るならなおのこと。
永島悠史選手は満了となったけど、もしかすると復帰のワンチャンは残されたか。それとも『師匠』のいる熊本から引き抜く可能性があるのか。はたまたFC東京U-23の選手を連れてくるのか。いずれにしても楽しみでもあり不安です。


年の瀬になって飛び込んできた新しい監督の話。早ければ早いほど戦術や戦略は構築しやすくなるので、早いこと発表してほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 10:32Comments(0)