写真は、そのAxisバードスタジアム。国安というバス停から東に向かって歩いて7分(鳥取の公式サイトより)ほど歩いてやって来た時に撮ったものです。バードスタジアムというバス停もあり、そこからなら歩いて1分ほど(同じく公式サイトより)なのだそうですけど、本数が著しく少ないという致命的なものに。うーむ、クルマ社会ここに極まれり・・・。
あとは、見て頂くとわかりますが、田畑の中にぽっかり浮かぶスタジアムなんですよね。近隣に家も無くは無いですけど、あまりの場違い感にもビックリ。
ちなみに正式名称は、鳥取市営サッカー場といい、アクシスというシステム開発及びITコンサルティング会社がネーミングライツを取得する前は、鳥取銀行(とりぎん)が取得(2008年~2020年)していました。
この鳥取のスタジアムに行くまでに3年掛かったんですよね。本当なら2020年8月には行ってたはずなんですよね・・・。しかしながら、
- 2020年は、コロナ真っ只中でJ3の開幕が6月になり、その過程で試合日程も変わり、かつ無観客試合のため行けず(試合は勝ち)。
- 2021年は、岐阜の選手にコロナが発生し、急遽中止になり、代替日は平日になったので行けず(試合は勝ち)。
- 2022年は、土曜だったものの所用で行けず(試合は負け)。
とまぁ、そんな感じで山陰地方には、あまりいい縁が無いんですよ・・・。それでも2度行っているのは、ここをよく読んでいる方々ならご存じだろうと。、中止になることがわからずに行った2021年と去年の年末だな。
さて、こちらがスタジアムの中。
最近まで中四国地方で唯一のサッカースタジアムだっただけに、簡易的ではありながらも設備が行き届いています。ただし今年、FC今治のホームである里山スタジアムができたので、現在は中国地方唯一のサッカースタジアムとなっています。さらに来年(2024年)に広島県広島市中区に中央公園サッカースタジアム(仮称)というサンフレッチェ広島F.Cのホームスタジアムが完成するので、その冠も無くなります。
なお、鳥取にはオールガイナーレYAJINスタジアムという露天掘り式のサッカースタジアムもあるのに、Axisバードスタジアムが唯一のサッカースタジアムとされているらしい(汗)。
鳥取には岐阜に在籍していた富樫佑太選手が在籍しています。しかし、それ以外にもJ3を知っている人なら聞いたことのある選手が・・・。
えーと、SC相模原とアスルクラロ沼津に在籍していた去年までブラウブリッツ秋田に在籍していた普光院誠選手、鹿児島ユナイテッドFCに4年半在籍していた牛之濱拓選手(期限付き移籍)、カマタマーレ讃岐に5年在籍していた重松健太郎選手・・・だと!
こんなすごい選手がいるから、鳥取は攻撃的なチームになっているのだなと。なお、ここに今シーズン途中からFC町田ゼルビアに在籍していた長谷川アーリアジャスール選手が入団したのですから、怖い怖い。
こちらは、鳥取のマスコットであるガイナマン。ボールが飛んでくる時の注意事項でも登場するすごいヤツ(笑)。<ガイナマン、あぶない!
試合はどうなったのかというと、攻撃的な鳥取の動きが岐阜のそれより勝り、主導権を握られてしまっていたものの、要所要所で何とか防ぎ、チャンスを窺うという流れになっていました。
すると、前半12分。富樫選手と松本歩夢選手のデュエルのもつれから何とかボールを奪い取り、近くにいた窪田稜選手が回収。そこから藤岡浩介選手に回し、さらに前方に駆け抜けているンドカ・チャールス選手に回すと、チャールス選手は冷静に受け取って、ゴールキーパーとのデュエルに持ち込むと、これまた冷静に左隅に蹴り込んで、先制点!昨年は期待されながらも活躍できず、今年もなかなか得点に恵まれなかったチャールス選手が、ここに来て覚醒したのかなと思わせる活躍を見せています。
その後も鳥取優勢のままで進んでいる中でも、最終防衛ラインは破られまいと奮闘した岐阜の粘り強い守備とキーパー茂木秀選手の頑張りで前半は終えます。ただ、ジャッジメントでストレスの溜まる展開だったなぁ・・・。
後半も鳥取がもう攻撃を見せており手を焼いている中で、柏木陽介・田中順也両ベテランの選手が投入されると、いきなり試合の流れが変わります。
柏木選手が高く蹴り上げたボールは、一旦敵に回るものの、後ろから村田透馬選手が高い位置で奪い取り、前方にいた田中選手が落ち着いてペナルティエリアまで運んだら、キーパーの目の前でシュート。そのシュートは、まるで芝を読んだゴルフのパットのように、見事に転がってほしいルートをたどり、ゴールマウスにナイスイン!欲しかった2点目を奪うことができたのです。
苛烈を極めた鳥取の攻撃は終盤で結実します。まぁ、牛之濱選手の守備の誘い出しの上手いこと上手いこと。あの誘い出しを何とか対策しないといかんわな。それでも最終盤の波状攻撃にも何とか耐え、1-2で逃げ切りました。
試合後にやって来た富樫選手。
鳥取の攻撃の要となって1年頑張ってほしいものです。
日程的に厳しいアウェイ3連戦の初戦、少々大変ではあったものの、勝つことができましたわ。ただ心配なのは、宇賀神友弥選手が試合後に担架で運ばれたことですけど、動揺する若手をベテラン陣が抑え込めるようにしないと、次の試合に響きますからねぇ・・・。
その次の試合、直近では天皇杯の2回戦となり、清水エスパルスと戦います。監督が代ってからは調子がよかった時期があったものの、現在は少々落ち着いてしまっているかなといったふう。ただ、昨年J1だったJ2のチームなので、実力は間違いなくある。胸を借りるつもりで戦ってほしいです。
リーグ戦ではアスルクラロ沼津と戦います。こちらも中山雅史監督が新監督として就任したものの、まだまだこれからといったふう。ただし現役の頃とは違い、守備を堅く敷くタイプのサッカーを行うようなので、1点勝負になるかもしれません。少ないチャンスを生かす攻撃を行ってほしいです。
あ、スタメシとかは、次回に行います(ニヤニヤ)。