2024年06月23日

FC岐阜観戦記2024 アウェイ編 その9 雨も嵐も踏み越えて

FC岐阜、昨日は鳥取県鳥取市にあるAxisバードスタジアムでガイナーレ鳥取と戦いました。
前節Y.S.C.C.横浜戦で、内容が悪い中でも何とか勝利を掴んだ岐阜。ここで波に乗ってさらに上へ目指せるのか。その見極めも兼ねて今回鳥取と戦っていきます。
一方で、鳥取はFC琉球戦の勝利を最後に、引き分けを挟んで5連敗中(1分5敗)天皇杯も地域リーグ(中国リーグ)のFCバレイン下関にPK戦の末に負けているので、勝利への渇望が半端ないはず。ただ、攻守に乱れが見られるとのことなので、勝利までの道程は一筋縄ではいかないと思われます。岐阜はそこを叩けるか、鳥取はそこを出さないように戦い抜けるかがカギになるんでしょうな。
この日は、試合会場に着いた時から雨脚が強くなっていました。この日に山陰地方は梅雨入りとなったようで、平年より24日、昨年よりも12日遅くなったそうです。





KYG03_20240622_205627711そんな中で行われた試合、前半は雨の強い中で行われたものの、徐々に雨脚は弱まり、後半開始前はほぼ止んでいたので、このままいくかな・・・と思ったら、今度は風が強くなり、横断幕が吹き飛ばされそうになったほど後半が進むにつれ、再び雨脚が強くなり、雨がオーロラのような流れる状況になっておりました。とても梅雨の走りとは思えない雨でしたよ・・・。


前半に関しては、勝つことにベクトルを置いていた鳥取ペース。それでも岐阜は守備で何とか奮闘し、そこから派生した少ないチャンスをモノにしようとシュートを打つんだけど、今度は鳥取のキーパーが冴えていた。ことごとくパンチングされてしまったんですわ。


ところが後半に入ってから一変。鳥取の守備が乱れ始めたんです。
まずは後半7(52)分、相手からのパスを奪った野澤陸選手が一気に田口裕也選手にパス。それをすぐさま前方にいた藤岡浩介選手に回します。ところが、前方に2選手がいて動けなかった藤岡選手は、再び走り込んできた田口選手に横流し。すると田口選手は間髪入れずに一閃を放つと、それが見事に飛び込んだキーパーをすり抜け、ゴールマウスに刺さりました途中鳥取の選手が滑り込んで止めようとしたけど、届かなかったんですね・・・。

続いて後半11(56)分、今度は鳥取の守備の乱れを突いた新垣貴之選手が一気に駆け抜け、鳥取の守備陣をかいくぐり、一発で決めた!鳥取の守備をたった1人でかく乱して、たった1人で点を入れてしまった。今季のゴールの中で、一番とんでもないものになりそうです(苦笑)。

さらに後半16(61)分、高い位置で北龍磨選手が奪った後、後方の川上竜選手に預けさせて、前方にいた田口選手にパス田口選手は、さらに前方にいた荒木大吾選手に回す。すると、ペナルティエリア直前でシュートを選択。これが入ってしまった!ホントは、もしかすると横にいた藤岡選手に回す算段だったのを潰してしまったんでしょうね。悔しそうにボールを蹴り込む藤岡選手が印象的でした(泣)。

しかし、ここから鳥取が意地を見せます。後半36(81)分・同じく40(85)分に立て続けに失点を許します。最初の失点は岐阜の守備が上がれなくなってるし、2点目はクリアミスも絡んでいるなぁ・・・。ただ、風上に立っていた鳥取の選手達が上手く立ち回ったとも言え、これ以上やられてはいけないと悟ったのか、2点目の後に円陣が組まれていましたね。

それが功を奏したのか、アディショナルタイム直前の後半45(90)分、上田智樹選手が蹴り出した球は、逆風にも負けず相手陣地内に。相手選手の妨害に遭いながらも粟飯原尚平選手が奪い取り、サイドにいた松本歩夢選手に回すと、再び粟飯原選手に回すワンツーと展開。ペナルティエリアまで走り込んだ粟飯原選手は、同じく侵入した、この日からリーグ戦では復帰になった山内寛史選手に回す山内選手はその流れる球にタイミングよく合わせて一閃を放った!入った!そして、山内選手の復帰弾(かつ今季初ゴール)が決勝点になりました。


今回も途中危ないシーンがあったものの、そこから何とか立て直せたことは大きな収穫だったかなと。これで岐阜は2連勝となりました。一方で鳥取は引き分けを挟んで6連敗となり、向こうの監督交代が現実味を帯びてきてしまったのかなと。そういえば、去年もウチの試合の後で監督交代だった気が・・・。ウチは、おくりびとなのか(汗)?



KYG03_20240622_205852786個人的には、3点目を叩き込んだ荒木選手(右)にMOMをとも、2点目を華麗に決めた新垣選手にMOMとも思ったのですが・・・。



KYG03_20240622_210103440公式は先制点を挙げた田口選手になったようです。
その田口選手から、昇格争いに再び加わっていくという趣旨の発言をしてくれました。皆が同じ方向に向かって走って行ける土台が、この試合でできたのなら、あれだけ負けたことが教訓として生きてくれたのかなと。



KYG03_20240622_210549895そして、鳥取に在籍していた甲斐健太郎選手・田口選手・文仁柱選手と入れ替わるように、富樫選手がやって来ました。苦しい時を進んでいる中でも、これだけ明るい顔をして来てくれました。この笑顔を勝利の時に向けられるように願って止みません(ウチの試合では勘弁な(ニヤニヤ))。



アウェイ2連戦を最高の形で終えられたことで、一気に10位まで戻りました。プレーオフ圏まで勝ち点1、昇格圏まで同じく5とまだまだチャンスがあります。
この勢いを持って、前半戦最後の試合になるヴァンラーレ八戸戦、岐阜市民総力戦になるホームの試合で勝利を迎えたいところです。相手も勢いが乗ってきており、難しい相手ではあるのですが、この難しい相手から勝ち点3を奪えれば、一気に本格的に昇格争いになだれ込めると思います。だからこそ負けられない試合になるでしょう。岐阜市民総力戦は、なかなか勝てない試合だからこそ、そう思ってならないのです。


・・・これだけ試合でアツくなったので、スタメシの紹介は次回に回します(ギャハ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2023年06月05日

FC岐阜観戦記2023 アウェイ編 その6 3年越しで生で見たかったものが見えた

SOG03_113028FC岐阜、昨日は鳥取県鳥取市にあるAxisバードスタジアムでガイナーレ鳥取と戦いました。
写真は、そのAxisバードスタジアム。国安というバス停から東に向かって歩いて7分(鳥取の公式サイトより)ほど歩いてやって来た時に撮ったものです。バードスタジアムというバス停もあり、そこからなら歩いて1分ほど(同じく公式サイトより)なのだそうですけど、本数が著しく少ないという致命的なものに。うーむ、クルマ社会ここに極まれり・・・。
あとは、見て頂くとわかりますが、田畑の中にぽっかり浮かぶスタジアムなんですよね。近隣に家も無くは無いですけど、あまりの場違い感にもビックリ
ちなみに正式名称は、鳥取市営サッカー場といい、アクシスというシステム開発及びITコンサルティング会社がネーミングライツを取得する前は、鳥取銀行(とりぎん)が取得(2008年~2020年)していました。



この鳥取のスタジアムに行くまでに3年掛かったんですよね。本当なら2020年8月には行ってたはずなんですよね・・・。しかしながら、


  • 2020年は、コロナ真っ只中でJ3の開幕が6月になり、その過程で試合日程も変わり、かつ無観客試合のため行けず(試合は勝ち)

  • 2021年は、岐阜の選手にコロナが発生し、急遽中止になり、代替日は平日になったので行けず(試合は勝ち)

  • 2022年は、土曜だったものの所用で行けず(試合は負け)。



とまぁ、そんな感じで山陰地方には、あまりいい縁が無いんですよ・・・。それでも2度行っているのは、ここをよく読んでいる方々ならご存じだろうと。<中止になることがわからずに行った2021年と去年の年末だな。


SOG03_114005さて、こちらがスタジアムの中。
最近まで中四国地方で唯一のサッカースタジアムだっただけに、簡易的ではありながらも設備が行き届いています。ただし今年、FC今治のホームである里山スタジアムができたので、現在は中国地方唯一のサッカースタジアムとなっています。さらに来年(2024年)に広島県広島市中区に中央公園サッカースタジアム(仮称)というサンフレッチェ広島F.Cのホームスタジアムが完成するので、その冠も無くなります
なお、鳥取にはオールガイナーレYAJINスタジアムという露天掘り式のサッカースタジアムもあるのに、Axisバードスタジアムが唯一のサッカースタジアムとされているらしい(汗)。



SOG03_114051鳥取には岐阜に在籍していた富樫佑太選手が在籍しています。しかし、それ以外にもJ3を知っている人なら聞いたことのある選手が・・・。
えーと、SC相模原とアスルクラロ沼津に在籍していた去年までブラウブリッツ秋田に在籍していた普光院誠選手、鹿児島ユナイテッドFCに4年半在籍していた牛之濱拓選手(期限付き移籍)、カマタマーレ讃岐に5年在籍していた重松健太郎選手・・・だと!
こんなすごい選手がいるから、鳥取は攻撃的なチームになっているのだなと。なお、ここに今シーズン途中からFC町田ゼルビアに在籍していた長谷川アーリアジャスール選手が入団したのですから、怖い怖い。



SOG03_151210こちらは、鳥取のマスコットであるガイナマンボールが飛んでくる時の注意事項でも登場するすごいヤツ(笑)。<ガイナマン、あぶない!






SOG03_145858試合はどうなったのかというと、攻撃的な鳥取の動きが岐阜のそれより勝り、主導権を握られてしまっていたものの、要所要所で何とか防ぎ、チャンスを窺うという流れになっていました。

すると、前半12分。富樫選手と松本歩夢選手のデュエルのもつれから何とかボールを奪い取り、近くにいた窪田稜選手が回収。そこから藤岡浩介選手に回し、さらに前方に駆け抜けているンドカ・チャールス選手に回すと、チャールス選手は冷静に受け取って、ゴールキーパーとのデュエルに持ち込むと、これまた冷静に左隅に蹴り込んで、先制点!昨年は期待されながらも活躍できず、今年もなかなか得点に恵まれなかったチャールス選手が、ここに来て覚醒したのかなと思わせる活躍を見せています。

その後も鳥取優勢のままで進んでいる中でも、最終防衛ラインは破られまいと奮闘した岐阜の粘り強い守備とキーパー茂木秀選手の頑張りで前半は終えます。ただ、ジャッジメントでストレスの溜まる展開だったなぁ・・・。
後半も鳥取が猛攻撃を見せており手を焼いている中で、柏木陽介・田中順也両ベテランの選手が投入されると、いきなり試合の流れが変わります
柏木選手が高く蹴り上げたボールは、一旦敵に回るものの、後ろから村田透馬選手が高い位置で奪い取り、前方にいた田中選手が落ち着いてペナルティエリアまで運んだら、キーパーの目の前でシュート。そのシュートは、まるで芝を読んだゴルフのパットのように、見事に転がってほしいルートをたどり、ゴールマウスにナイスイン!欲しかった2点目を奪うことができたのです。

苛烈を極めた鳥取の攻撃は終盤で結実します。まぁ、牛之濱選手の守備の誘い出しの上手いこと上手いこと。あの誘い出しを何とか対策しないといかんわな。それでも最終盤の波状攻撃にも何とか耐え、1-2で逃げ切りました



SOG03_150802試合後にやって来た富樫選手。
鳥取の攻撃の要となって1年頑張ってほしいものです。



日程的に厳しいアウェイ3連戦の初戦、少々大変ではあったものの、勝つことができましたわ。ただ心配なのは、宇賀神友弥選手が試合後に担架で運ばれたことですけど、動揺する若手をベテラン陣が抑え込めるようにしないと、次の試合に響きますからねぇ・・・。


その次の試合、直近では天皇杯の2回戦となり、清水エスパルスと戦います監督が代ってからは調子がよかった時期があったものの、現在は少々落ち着いてしまっているかなといったふう。ただ、昨年J1だったJ2のチームなので、実力は間違いなくある。胸を借りるつもりで戦ってほしいです。

リーグ戦ではアスルクラロ沼津と戦います。こちらも中山雅史監督が新監督として就任したものの、まだまだこれからといったふう。ただし現役の頃とは違い、守備を堅く敷くタイプのサッカーを行うようなので、1点勝負になるかもしれません。少ないチャンスを生かす攻撃を行ってほしいです。


あ、スタメシとかは、次回に行います(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:18Comments(0)

2022年07月11日

FC岐阜観戦記2022 第8節 魂の息吹くフットボール

FC岐阜、昨日はいわきFCとの一戦になりました。タイトルになっている『魂の息吹(いぶ)くフットボール』とは、いわきが2020年に掲げたチームスローガン「WE PLAY ON~魂の息吹くフットボールで人の心をゆさぶる」から採っています。まさしくその通りのプレースタイルですよ・・・。


さて、先週のホームだったFC今治戦は夢スコ(0-5)で大惨敗。おまけにテゲバジャーロ宮崎戦で動けなくなった柏木陽介選手が大腿二頭筋肉離れのケガだったことも判明し、1ヶ月戦線離脱とのこと。恐らく復帰までにはさらに時間が掛かると思うので、夏場は柏木選手の顔を見られないのではないかと思います。しかし、柏木選手のケガを公表したのは、観客動員を思ってのことなのか?

一方で、いわきの方は前節に宮崎に勝ち、停滞路線をストップさせています。ここで連勝を重ね、J2ライセンスを出したこともあり、一気にJ2にまい進という青写真を描きたいと思っているのでしょうか。いずれにしても、台風の目になっているいわきを止められなければ、J2復帰も難しくなると思います。何としてでも勝つないしは引き分けにでも持ち込みたい相手であります。


SOG03_180548この日は、所用のためスタジアムに向かえたのは夕方になってから。その時、バスの停まっているところを見て驚愕。アイツら、選手バスで来てやがる(汗)!
去年もマルヤス岡崎との対戦時に愛知県豊橋市に来た際も、このバスでやって来ています。名古屋~福島の夜行バスがあるのですけど、そのバスは途中宇都宮経由や下道を通るということはあるものの、10時間は平然と掛かるルートなんです。しかも今回は岐阜まで来ているということを考えると、豊橋の時よりも距離は相対的に長くなっていると思われ。ということは、ヤツら文字通り半日(12時間)くらい掛かってやって来ていると思えてなりません。さすがに、この日は泊ったんだろうと思うけど、もし泊まらずに帰還ということになれば、選手バスは夜行バスになるぞ・・・。これはすごくメンタル面で堪える要素なのに、今まで勝ってきてるのだから、末恐ろしい



SOG03_182338日曜ナイトマッチという、いわきから来る人達には悪条件ばかりなのにもかかわらず、まま来ていると思われるアウェイサポーター。
少ないのに、太鼓の音は大迫力。これは恐ろしい。



SOG03_205933試合に関して言えば、岐阜は押していたんです。いわきが長距離移動で疲れているのではないかと思ったら、ほぼその通りと言えるようになっていて、やや動きは硬いように感じました。実のところ、いわきに勝てるとすれば、前半に点が取れるかどうかと私は思っていたのです。ここで点を取れないとかなり苦しい展開になるだろうとにらんでいたので、前半に積極的な攻勢を図れなかったのは少々痛いし、少ないチャンスで点が入れられないのも痛かったサッカーというのはなかなか点の入らないスポーツとはいえ、田中順也選手のヘディングシュートや石津大介選手のシュートが入らなかったのは、何とも・・・。
徐々にウォームアップが終わったかのようないわきのイレブンにチャンスが巡ってきたのは、前半27分。セットプレーで蹴ったシュートがダイレクトに収まってしまって失点に。松本拓也選手も防いではくれたものの、場所が場所だけにあれは苦しいし、審判によってはゴールインされてもおかしくない場所でしたよ。あれを打った日高大選手にはあっぱれ・・・と思ったら、Honda FCに所属していた選手か!やっぱりHonda FCは怖いチームだ。

後半に入ってからは、岐阜といわきの底力が大いに出たとも。岐阜イレブンはスタミナが切れてきたのか点が取れない焦りからなのか、総じて雑なプレーが目立ったのに対し、いわきイレブンは冷静に試合を運び、かつ相手に競り勝てるほどのスタミナが残っていた早い球の蹴り出しにもあっという間に追い付いてかき出すというシーンを何度も見せられたことか。インターセプトもブロックもことごとく成功。かつシュートやパスもJ3レベルじゃなく、下手したらJ2クラスの鋭さこれが去年までアマチュアリーグで過ごしていた選手達(ほとんど)なんですよ。尋常じゃない。
後半26(71)分にも再びセットプレーで日高大選手から失点を喰らい、いいところなしで終わるかと思っていた最終盤の後半44(89)分。久しぶりのスタメンだった吉濱遼平選手のセットプレー(コーナーキック)から始まった攻撃は、一旦クリアされるものの、宇賀神友弥選手が取り返し、小山新選手に鋭いパスを回す受け取った小山選手はクロスを上げ、ペナルティエリアの密集内にいた富樫佑太選手が身体を大きく伸ばし打ったヘディングシュートは、相手キーパーの頭の上を越え、ゴールマウスに吸い込まれました。この1点だけが唯一の救いなのかなと。
その後は、アディショナルタイム7分というチャンスは得たものの、試合運びもいわきは上手かった相手陣コーナー前で鹿島る(ボールをこまめに回しながら体でブロックする行為)ため、奪いたくとも奪えない。仮に奪っても遠い場所かつ敵の動きは最も疲れている時間帯なのに正確なので、なかなか相手陣内に運べない
結果的に上手くいわきにあしらわれて終了。追い付けるチャンスも勝てるチャンスもフイにしてしまったかのような試合になりました。



しかし、一番怖かったのが、ゴール裏に選手が来た時言いたいことは無いかと問うたコールリーダーに何も言わず、フレイレ選手が謝ってと促したかのような挨拶をして去っていく姿コールリーダーも唖然としていたようです。不気味なくらい静かだったのも印象的ですが、選手とサポーターの間に溝ができたのではないかという思いも生まれましたね。まさかとは思いますけど、コアサポ達のサボタージュが起こらないといいのですけど・・・。


上位との勝ち点差が最大11に離されてしまった中で迎える前半戦最後の戦いギラヴァンツ北九州戦のアウェイ現在岐阜より下の順位にいますが、前日に行われたガイナーレ鳥取とのアウェイに勝っています勢い勇んでホーム凱旋となるでしょうから、上位にいる岐阜とはいえ、侮ってはいけません昨年までJ2にいた相手ですからなおさらです。
ここで離されたら終戦と思っていい試合になるでしょう。絶対に負けられない、この気持ちだけは捨てずに、厳しい状況が続く中でもやってのけるしかないと思い、奮起してほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 22:38Comments(0)

2020年11月21日

FC岐阜観戦記2020 第15節 『相手』にプレッシャーを掛けろ!

FC岐阜、今日は藤枝MYFCとの一戦を迎えました。
負けられない戦いに突入した岐阜、そして残りは、この試合を入れて6試合1つでも落とすと終戦になりかねないという、これまでにない過酷な状況の中で、下位とはいえ、アウェイの時に手酷くやられた相手です。総じて攻撃的を通り越して荒っぽいプレーが多く、ヒヤヒヤしながら戦うことになるでしょう。

ちなみに、今日行われるJ3の試合は、ここのみ他のJ3の試合は明日(11/22)に行われます。ゆえに、今日の試合の結果は、明日の試合で戦う昇格対象チームに大きなプレッシャーとなってくることでしょう。


SHV47_0657今日の試合を迎える前に、丁度JR東海の「さわやかウォーキング」が岐阜駅で開催されているということで、参加することにしました。
コースは、岐阜駅から柳ヶ瀬・粕森公園・金華山展望公園・金華山ドライブウェイを経由して、岐阜公園に向かうというもの。「麒麟が来る 岐阜 大河ドラマ館」の前でシート(普段はハンコを押してもらうのだが、今年はコースマップに付いていた証明半券を貼る形になっている)をもらいました。
なお、写真は岐阜公園で行われていた「菊人形・菊花展」と、はるか遠くにある岐阜城



SHV47_0660実に5km以上、約半分が山道というルートだったので、さすがに疲れた(苦笑)。
というわけで、近くの土産物店でお茶とアイスを買ってきた。


お茶は、菊之園の「美濃白川茶」白川町の茶葉を使って淹れたものです。
アイスは、緑水庵の「家紋アイス」というもの。アイスと言っているものの、氷菓子ではなく、寒天を冷やした寒天アイスといわれるものです。寒天アイスは、暑くなっても溶けにくい、いや正確には溶けずにぬるくなるだけというメリットがあります。ガラスのような粘体を固めたものと考えれば。



今回は「家紋アイス」の味について。今回はソーダ味にしました。
いや、もっちりとした食感が、普通のアイスには無い冷たくなっているので、もっちり感とひんやり感を両方楽しめる。それでいてソーダの味わいも味わえ、美味いです。
丁度ね、季節外れの暑さというのもあって、本当に美味かった。


SHV47_0662さて、岐阜公園歴史博物館前からバスに乗って、長良川競技場へ。

今日から、来年のユニフォームの予約が開始されるとのこと。そのため実物が置かれていました。正確には、その前の試合であるセレッソ大阪U-23戦でお披露目されていましたけどね(ニヤニヤ)。
・・・正直、いつ予約しようか悩むまだ昇格争い真っ只中だもの。選手も誰がどうなるかわからない状況だし。どれもよくて早く欲しいんだけどね・・・。



SHV47_0664今日はパンをフィーチャー。


最初は、飛騨コロッケ本舗の「ひだコロッケバーガー!」の激辛版
激辛コロッケを竹炭の入った黒バンズで挟んでおります。黄色いのはパプリカですね。
・・・アカン、蹴球夢を思い出した(ギャハ)。



前に普通のコロッケを挟んだものを食べているので、基本的には同じなんですけど、激辛のものなので、辛い味わいがズシーンと来ます。ところが、ソースの甘酸っぱさとパプリカの甘さを認識できるようになるので、これはこれでいいのかも。もちろん、コロッケのいもの甘さや肉の旨味は十分に感じられるので、激辛のヤツは、それはそれでオススメなのよ。


SHV47_0665もう一つは、ととりべファームの「焼き芋サンド」
最近流行りの、冷やした焼き芋を挟んだサンドイッチですね。



これは、甘い。焼き芋のねっとりとした食感が、冷えることでさらに感じられ、甘さもさらに引き立つように。上手く食べないとポロっといきかねないので、少し潰して食べてみるのがいいのかしら?


SHV47_0666しかし何でパンなのか。今日は「FC岐阜 秋のパンまつり」だったんですよ。
4点集めることで、写真のような皿(PET皿)がもらえます。あの2つで各2点だったの。
なお、貼るための台紙は無い模様



SHV47_0667今日は多治見市のホームタウンデーだったこともあり、うながっぱが来場岐阜美少女図鑑がやって来ていることからランウェイが設けられており、そこを少し歩いておりました。
・・・季節外れの暑さは、お前のせいか!<違います。



SHV47_0671そして、今日の難波クリニックには、パウロン選手が来院日本語が少しわかるとはいえ、通訳無しという暴挙に出た(汗)。先日もキム・ホ選手とのトークにも通訳無しだったんだよね。
翻訳アプリを使っても四苦八苦という有様。別の方向でアグレッシブ過ぎてアカン(苦笑)!と、ナンチャン(難波宏明アンバサダー)は少しお怒りでした(ニヤニヤ)。

パウロン選手、次の試合には出るみたいなこと言ってるけど、大丈夫なの?効くんだよね(汗)?



SHV47_0672試合は、緊迫したものになりました。


前半は、お互い決め手に欠く展開。緊迫感からそうなっていったんでしょうけど、ゴール前には球を運べていたのよね。岐阜に関しては、久しぶりのスタメンになる村田透馬選手が頑張ってました。点には繋がらなかったけど、次も監督が使いたいと思わせる積極性とアグレッシブさがみなぎっていてよかったと思います。

お互いが焦れている中で、前半の最終盤についに均衡が破れます。
前半44分、センターライン辺りでインターセプトした粟飯原尚平選手は、相手陣内にボールを転がします。少々強いかと思われたものの、高崎寛之選手が何とか追い付いてクロス駆け上がってきた川西翔太選手が相手選手に体当たりをしながらのシュートで先制!まさに身体を張ったシュートとなりました。


いい形でリードをもらった岐阜は、後半もその勢いを維持して、積極的に攻めますけど、ここに来て守備やパス回しの緩慢さが目立つようになってきました。明らかに敵におぜん立てをするようなパスが目立ったのが気になります。この『失策』が結果的に後半18(63)分の失点に繋がるのです。

その後は、岐阜が再び攻め上がるものの、藤枝もそう簡単に割らせてくれません藤枝も攻撃が苛烈になって来て、既存の守備陣では少しキツくなってきました。そこで、岐阜は後半30(75)分に富樫佑太選手と藤谷匠選手を投入し、攻守の締め上げ(リフレッシュ)を図ります。
すると、後半38(83)分、前線に供給された球を高崎選手が受け取ったものの、敵との混戦に。そこからこぼれた球を川西選手が預かったかと思ったら、すぐさまペナルティエリアにいる富樫選手にダイレクトパス敵も奇襲のようなふうだったからなのか、オフサイドだと思い込んでいたからなのか、裏を取る(取られる)格好になり、飛び出したキーパーをいなすようなシュートで、遂に逆転!
・・・いやぁ、非常に危ないシュートで綱渡りのような逆転劇を演じた富樫選手は、ホント千両役者だわ(ニヤニヤ)。
その後の藤枝の猛攻もしのぎ、2-1の逆転勝利。粘って耐えて我慢して、やっと掴んだ勝ち点3です!ホームの連勝なんて、いつぶりだ・・・(泣)。



SHV47_0674試合後、清本拓己選手がやって来た
藤枝には水野泰輔選手も在籍しているのですが、今年はあまり出場してない様子
清本選手は、また岐阜でやってくれんかなぁ。



SHV47_0682そして、今日のMOM(Man Of The Match)は逆転弾の富樫選手珍しく仲田監督とギッフィーも一緒にやって来た。



SHV47_0683監督と選手は早く次に行こうとする中、マスコットのみ愛想を振りまく。
正しいことではあるが、早く行ってあげてほしい。ゴール裏で皆が早く行けのポーズを取られ、ちょっとかわいそうなギッフィーだった(笑)。



これは完璧な試合。試合内容が完璧なのではなく、相手への対処が完璧という意味。これで昇格対象チームはプレッシャーになるでしょう。特に2位に付けているAC長野パルセイロは、絶対に負けられなくなりました
これで暫定ながら3位に浮上。明日の試合以降では、長野に得失点差をさらに詰めれるところまできました。2位浮上は難しいでしょうけど、少しでも近付くことは可能でしょう。


いずれにしても、特に3位を維持できた場合、次のアウェイであるカマタマーレ讃岐戦は大変重要になります。3位を維持できて、明日の試合を長野が負けていると仮定して迎えたなら、この試合に勝つか引き分けて、長野がまた負けていれば、2位浮上の可能性が大きくなります。ただ、長野は連敗しないでしょう。どちらかの試合を勝つか引き分けるかして勝ち点を積み重ねてくると思うので、こちらとしては条件の有無関係なく勝つ、これしかないでしょう。


厳しい戦いになると思われますし、難しい状況に追い込まれると思います。でも、やるだけのことをやって、最後に笑えるように頑張りましょう


残り5試合、自動昇格への勝ち点差は得失点差の争いに。


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Posted by alexey_calvanov at 23:29Comments(0)

2020年09月06日

FC岐阜観戦記2020 アウェイ編 その7 多分アニサカだったろうに

FC岐阜、今日は沼津市の愛鷹(あしたか)広域公園多目的競技場でアスルクラロ沼津と戦いました


ここまで岐阜は2試合の雨天中止(うち、福島ユナイテッドFC戦は9/9に開催)を挟んでからの実戦になったY.S.C.C.横浜戦で辛くも勝利しています。そして、この試合から3連戦(実際は2.5連戦的な展開)が待っております。この日の試合、9/9の福島戦の後半部分、9/13のヴァンラーレ八戸戦です。恐らく今日の試合を終えたら一旦岐阜に戻るのでしょうけど、連戦で疲れる中でいかにして最高のパフォーマンスを見せられるかがカギになってくることでしょう。

一方沼津は5連敗中で、サポーターがお気持ち弾幕を出していたことから、かなり危機的状況を持って挑んでくることでしょう。ここまで負けの混む展開が無かったのは、このチームを去年・一昨年の1試合だけですが見ているので知っています。ゆえに、本来の力をここでぶつけられると厄介だとも思ってます。


今日の試合は、アニメ関連に造詣の深いチーム同士の対戦になったので、コロナ禍でなければ、恐らくアニサカになって盛り上がっていたことでしょう。お互いの痛ゲーフラ交流会とかも行われて盛り上がったことでしょうねぇ・・・。個人的にはアスルドダックの「タイコをたたいてみよう」でチャント(のメロディー)を思いっきり叩いたかもしれない(爆)。「のっぽパン」も買ってただろうなぁ・・・。


色々な思いを交錯させながら試合を見ておりました。
この日の試合は、「SpoLive」のアプリによる応援システムが開始されたことにより、YouTubeでの生放送は無くなった模様。ただ、「SpoLive」のアプリは混み合いやすいし、少々コメントが見辛いのもあって、できれば前の方がいいのかな・・・。


さて、試合ですが、序盤の入りは岐阜はよかったと思います。沼津の調子が悪いことは如実にわかるようなある意味一方的な展開になっていたので、このままいけば勝てるかなと思って一安心・・・と思ってたら、前半17分に佐藤尚輝選手の軽いタッチで上げたクロスに渡邉りょう選手が振り抜いたシュートが、見事に松本拓也選手の股を抜けた先制点になりました。あれはもしかするとオフサイドなんだろうけど、J3の泣かされポイント『審判のクオリティ』にやられたのかな・・・。この試合で沼津は初めてホームで先制点を挙げることに。岐阜のイレブンは何でこうもいろんな初めてを献上してしまうのかねぇ・・・。ヴァージンキラーだな(ニヤニヤ)。

このように、相手に先制されると勝てない(1つの引き分けがあるのだが、それはホームだったカマタマーレ讃岐戦)岐阜、その後も沼津の押し込みを何とか堪えるという展開に陥り、選手達に覇気を感じられないとも取れるふうになっていった中、前半が終わります

そしたら、ゼムノビッチ・ズドラブコ監督が怒りの3枚替え(ギャハ)。アンタ、ラモスさん(ラモス瑠偉元監督)かい!そうツッコみたくなる展開になりましたけど、まぁ悪いチョイスではなかったのかなと。
後半も沼津に押され気味だったものの、徐々に岐阜も押し返し、富樫佑太選手を出してからは、徐々に形になって来たかなと思えるふうになりました。
そして後半38(83)分、その富樫選手が見せてくれます
川西翔太選手のパスを何とか受け止め、やや鋭角なところから放たれたシュートは、キーパーのギリギリのところをかわしてゴールマウスに入っていきました。沼津の守備を上手く引き付け、かつ守備のミスを突いた得点ではありましたが、かなりギリギリの追い込まれたところでやっと出たのが残念至極。もっと早い段階で出してほしかったと贅沢なことを言いたくもなりました。
結果、この後は一進一退の攻防になり、1-1のまま引き分け沼津はとりあえず連敗ストップ。岐阜は連勝とならなかった痛い引き分けになりました。


沼津のコンディションを考えると勝ってほしかったなぁと思わせる試合。その後の日程を考えると、無理・無茶ができないのはわかっているものの、コマは揃っているのですから思い切りぶつかってこいとも。それゆえに前半のプレーがもったいない。特に前田遼一選手のワントップは、少し厳しいのかなと思いましたね。それなら後半に出てきた高崎寛之選手や今日お休みの永島悠史選手や町田ブライト選手でもよかったと思う。特に町田選手はY.S.C.C.戦はあまりよくなかったので、経験とラストチャンスの両方の意味合いで出してあげてもよかったのかな・・・。


四の五の言っても仕方ないので、次の福島戦(後半)は何も無いことを祈って終わらせたいです。スタジアムが福島市にあるとうほう・みんなのスタジアムに変わって芝のコンディションが気になりますが、あの時のメンツなら何とかなるでしょう。いや、何とかしないかん(苦笑)。
その後の八戸戦までどう過ごすかがポイントになるでしょう。岐阜に一旦戻るのか、東北地方で練習場を探すのか、この期間の過ごし方で岐阜の明暗が分かれてしまうと感じており、正直不安です。一気にターンオーバーで・・・というやり方もアリかもしれないですけど、八戸も舐めて掛かれない相手だからなぁ。


ともあれ、今は先の試合に集中して、負けだけは持って帰らないようにしましょう。そして、AC長野パルセイロ戦を気持ちよく迎えようではありませんか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2020年07月05日

FC岐阜観戦記2020 アウェイ編 その1 相手の隙を突け!

FC岐阜、今日は鳥取県鳥取市にあるAxisバードスタジアムでガイナーレ鳥取と戦いました日曜の夜開催になり、行きたくても行けないこともあって、DAZN観戦になりました。鳥取県は行ったことのない場所だったので、今年は埋められると思ってたんですけどね・・・。名古屋からでも意外にアクセスがある(夜行バスで行ける)ので、準備するつもりだったのに・・・(泣)。


相手の鳥取は、初戦のセレッソ大阪U-23に勝っており、連勝を狙っているようです。どちらかというと組み立ての早い、粘り強いチームだなというのは去年見た時の感想。ただ、粗さも目立ったので、その隙を突けば、崩せるのかなとも思っています。
一方で岐阜は、初戦のFC今治で引き分けに終わりました相手の隙を付けるチャンスはいくらでもあったものの、初戦の緊張に呑まれて相手のペースを崩せなかったかなと思いました。精度の面でも問題があったので、この試合でその部分を改善できるのかも気掛かりです。

鳥取とはJ2時代に対戦歴があり、鳥取が2013年にJ3に降格するまではほぼ五分の成績。中でも鳥取が降格するきっかけになった大垣市で行われた浅中公園陸上競技場での試合(通称「浅中決戦」)は岐阜サポの中では語り草の一つです。実に7年ぶりの戦いになり、J3ではもちろんお互い初戦になります。今治で失した勝ち点を何とかここで取り返したいものです。


この試合は、YouTubeの生放送にて、久世良輔さんが司会、難波宏明アンバサダーが解説で(居酒屋(ニヤニヤ))実況を行っていました。今回はちゃんとスーパーチャット(投げ銭)ができた(爆)。


そんな試合、鳥取のホームにもかかわらず、岐阜は素早い動きで鳥取を翻弄していたなと。すごい。去年はあんな動きできなかったのに(苦笑)。『格の違い』を見せてやったというふうでしょう。
それでも少し鳥取に攻められる部分もあり、不安がもたげてきた中で見せた前半15分に見せた富樫佑太選手の先制点!これは、相手ゴールキーパーのキックミスという隙(ミス)を突いて流し込んだ、ごっつぁんゴール(ニヤニヤ)。いかなる形であれ、岐阜が先制点を取れたことは大きいのよ!
その後も岐阜は攻撃の形もできていたし、相手よりも先んじて動けていたまだ疲れという疲れがたまっていない中での試合だったことも幸いしているのでしょう。危ないシーンはあったけど、守備陣がしっかり守ってたし、シュート精度もよろしくなかったので安心して見られました。

そして前半44分、センターライン付近から蹴られた対角線上のクロスが粟飯原尚平選手の頭にズドンとハマり、ゴールマウス左端上という絶妙なところにハマって追加点。勝てる!そう思っていましたよ。

ところがその直後(前半45分+1)、ゴール前でのもみくちゃで奮闘した守備陣をあざ笑うかのように鳥取イレブンが粘り、可児壮隆選手のシュートが岐阜の守備に当たって跳ね上がった球をジョアンデルソン選手がオーバーヘッドシュート不発に終わってこぼれたところにスッと坂井大将選手が忍び込んで冷静に決めてきました。守ってはいたんだけど、もったいないプレイ。もっと守備をアグレッシブにしてもよかった気がする、もったいない失点でした。

そのもったいない失点は後半にも現れました。
後半13(58)分、鳥取の新井光選手→三沢直人選手の波状攻撃に何とか耐えてきたにもかからわず、詰め寄っていた坂井選手に振り抜かれて同点に。これを言うのは野暮かもしれないが、もっと固めないと・・・最後の砦になった橋口拓哉選手は、コーナーキック覚悟で蹴り出してほしかったです。
ああ、また岐阜の悪いところが出始めているな・・・と思っていたところ、再び目覚めさせてくれたのが、川西翔太選手です。去年のレベルファイブスタジアム(現:ベスト電器スタジアム。東平尾公園博多の森球技場)でもアビスパ福岡戦、丁度1年前ですわ、最後に勝ちを呼び寄せたシュートを放ってくれています
今回は逆転弾。後半18(63)分、サイドから振られた球をゴールほぼ正面で敵の攻めに遭いながらも上手く処理し、落ち着いたところで値千金の一発!きれいにゴールマウス右隅に決まる、お手本かつ『格の違い』を再認識させるシュートでした。

この後は鳥取も粘り強く攻めるものの、交代カードの豪勢さで岐阜が逃げ切りました。でもね、鳥取のハモン選手やフェルナンジーニョ選手怖いわ・・・。文字通り小兵が多いなという印象でしたけど、選手一人一人の役割がよくわかってて、攻守の切り替えも上手いチーム。あとは選手のバイオリズムとか対戦カードの妙とかの運のよし悪しだけだと思います。チームが噛み合えば、このチーム去年7位どころじゃないぞ・・・。


かつてのJ2時代のライバルを何とか下した岐阜。よくやったとも思いますが、ここまで苦戦すると、次の試合もかなり苦労するぞと言いたいです。
というのも、次の対戦のカマタマーレ讃岐は一昨年までJ2にいた相手去年は夏あたりから失速し、下から数えた方が早いチームになってしまいました。監督が再び変わって一からやり直しになっていますけど、ポテンシャルは高いここも粘り腰のチームなので、しつこく攻め込まれるとヤバいです。J3は降格が無いので、とにかく攻め重視のチームが多いです。守りを固めることが重要ですけど、攻められる時はギアをフルスロットルにしてでも挑まないと相手にやられてしまうのです。ゆえに他のカテゴリー以上に攻守の切り替えとすぐにフルスロットルに持って行けれるかが課題になるのです。その面で岐阜は少し躊躇したかもしれないので、攻守の切り替えを大事にしていきたいものです。
そして、この讃岐戦から、いよいよお客さんが入る試合になります。4000人までと寂しいものになりますが、平均観客動員数より少し少ないだけ(苦笑)なので、そこまで不安がる必要はないかなと。ただ、会場のスカスカ感は半端なく感じるでしょうけど(汗)。


お客を入れた試合で恥ずかしい展開にならないように、全力で挑むだけでなく、完膚無きまで相手を叩くくらいの力を見せられるように日々の練習で課題と対策を見付け出せるよう頑張ってほしいです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)

2020年06月20日

FC岐阜観戦記2020 特別編 その3 名岐ダービー、再び

FC岐阜、今日は長良川競技場で名古屋グランパスとの練習試合(45分3本勝負)が行われました。
J1が7/4に再開、J3が6/27に開幕が決まった中で、恐らく岐阜サイドは最終調整、名古屋サイドはコロナ禍に巻き込まれた中での途中評価という位置付けになったのではないのでしょうか。いずれにしても、この試合が重要なのは変わりありません。特に岐阜はジュビロ磐田戦で練習試合とはいえボロ負けの中での試合になり、あまつさえ中2日という厳しい日程、まるで今年のスケジュールを実践しているかのようにこなしている中です。

今日は名古屋では30°Cという気温ながらも、思った以上に涼しく感じられるほどだった中で、夕方の開催となったことから、少々蒸し暑いピッチ内というふうでもプレイするのに不快というふうではなかったのではないかと思われます。


今回の配信は、岐阜・名古屋双方で配信が行われていたようで、共にYouTubeで行われていたものの、コメントを開放されていたのは岐阜側のみ(名古屋側もPLAYER!というサイトでコメントは開放されていた)ということもあってか、名古屋のサポーターも一部見ていたようです。まぁ、名古屋側の解説が・・・という理由で来ている面もあるようで(苦笑)。ケーブルテレビが協力している(名古屋側の情報)ということもあって、画質や試合の見せ方は地上波や配信でのそれと変わらないクオリティでした。CCN(岐阜にあるケーブルテレビ局)と交渉してくれた岐阜の運営には感謝しています。画質改善に紳士的に取り組んでくれたのですから。


さて、その試合。総じて見ていて、まだまだ未完成な名古屋を翻弄させるだけの力を見せていました。実戦が近いということもあって、各選手の仕上がりは高めで、中でもケガからの復帰になる富樫佑太選手は最初の試合で華麗なプレーを見せるなど元気でしたね。あとは橋口拓哉選手は守備の要として健闘していましたし、やはり川西翔太選手は出てくると試合の雰囲気が変わるほどいい動きをしていました。
しかし課題も見えてきました。守備はそれなりに安定してきていた、相手がJ1のチームということを思えば健闘しているとも言えました。ただ、攻撃の面と合わせると少々ちぐはぐなところもあり、繋がりの悪さは少々気になるところです。3試合目に見られたコミュニケーションの悪さは早急に改善しないと致命傷になりかねないぞ・・・。

そして何よりもったいないのは、2試合目の最終盤での失点
名古屋の相馬勇紀選手へのファウルがペナルティエリア内だったため、PKとなってしまったのが決まったもので、試合終了間際だったことから、去年の嫌な展開を思い出しかねないものになってしまいました。それまで課題はありながらもいいプレーをそこかしこで見せていただけに、非常にもったいないプレーになってしまいました。ペナルティエリア内で見せた相馬選手のファウルを誘ういやらしいプレーも評価すべき部分ではあるのですが、このいやらしいプレーを上手くスルーして対応することも重要だと思います。あれは避けられたプレーです。


改めての開幕戦がFC今治とアマチュア上がりのチームになりました。今の実力から考えれば、十分対処できると思いますが、十分できると舐めて掛かれば、のされてしまう結果も見えてきました1年でのJ2復帰を考えているのなら、もったいないプレーを少しでも減らし、毎試合毎試合で最善を尽くす緊迫感を持って挑んでもらいたいものです。もちろんそのつもりでプレーしているのでしょうけど、試合の中で体現できれば意味がないと思っています。ほとんどの選手がそれを見せている今は大丈夫でしょうが、過密日程の中でその緊張を保てるのか、ここも課題になってくるでしょうね。今年のスローガンである『ICHIGAN』を選手一人一人が噛み締めて練習や実戦に挑んでほしいものです。


さぁ、来週開幕になりました。リモートマッチになる中ですけど、私達もモニター越しから選手を盛り上げていきましょう!


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Posted by alexey_calvanov at 23:30Comments(0)