2018年02月22日

野球くじ?

スポーツは時に賭博の対象になることがあります。
競馬もさることながら、モータースポーツの競艇やオートレース、人力では競輪もそうですね。最近では、「toto」に代表されるように、サッカーくじも有名になりました。これも一種の賭博の対象ではあります。かつては相撲で景品を当てる懸賞というふうで賭博をやっていたこともあったものの、違法ではないかということでしばらくして取りやめになったこともありました。


そんな中で、プロ野球もくじをやろうという流れが出てきたようです。とはいっても、戦前に野球くじというのは行われていたそうなので、正確には復活ということになります。
詳細なルールは決まっていないのですが、「toto」をベースに見たら、対象の試合をいくつかピックアップして、勝ち・引き分け・負けのいずれかを選ぶというふうになるのでしょう。ただ、野球は12球団(セリーグ6、パリーグ6)しかないので、全試合対象になるでしょう。また中止(ノーゲーム)という概念もあるので、賭けとして成立させる場合はどう扱うのか、あるいは払い戻しにしてやり直しないしはキャリーオーバーにするのかなど、詰める部分はいっぱいあるでしょうね。


個人的には、野球への収益や発展に繋がるのなら、悪いことではないと思います。しかし、かねてからプロ野球には『賭け事=悪い』というイメージが付いて回っています
それは、過去に行われた野球賭博に関する事件。一番有名なのは、「黒い霧事件」ですね。様々な事象が絡んでいるのですが、大元は野球賭博に端を発しており、ある球団を勝たせるためにわざと負けるという八百長行為に発展します永久追放された選手だけでなく、無実の罪で長いこと永久追放扱いされた池永正明さんのような例もあります(池永さんは2005年に復権)
最近でも、野球賭博に絡んで巨人の選手が解雇される事態にもありました。


先程も触れたように、くじを導入することで八百長が発生しないかという危機感はあります。サッカーでは現状起こっていないものの、野球でも起こらないとは限りません。過去の事例もあるだけに、導入を決めた時には、慎重に対策を練ってほしいものと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)