2018年11月28日

地域リーグから起死回生を狙う?

サッカーの東海社会人リーグ1部に所属しているFC伊勢志摩の理事長に、元名古屋グランパスの選手でもあり監督経験もある小倉隆史さんが就任することになりました。


小倉さんは四日市中央工業高校卒業で、今回の小倉さんが理事長に就任することに伴って理事長を退任し、クラブアドバイザーに着任する中田一三さんとも同級生です。
今回小倉さんが理事長に就任するFC伊勢志摩は、三重県伊勢志摩地方を地盤とするサッカーチーム四日市からは少し遠いとはいえ、地元のチームであることは変わらない。家族も呼び寄せるとのことなので、本気でチームをJFL、そしてJリーグに参入させるつもりでいるのでしょう。

ただ、小倉さんは名古屋時代に監督とGMを兼任していたとはいえ、成績は最悪でJ2行きにした『戦犯』という見られ方をしています。あれから数年が経ち、十分充電できたと思います。反省すべき点を反省し、やるべきことをきちんとやれれば、きっとFC伊勢志摩をJリーグに導けるかもしれません。


実力は十分。鈴鹿アンリミテッドFC・FC刈谷の陰に隠れがちですが、常に上位を窺える実力を持っています来年からは鈴鹿がJFLに向かうので、刈谷との一騎打ちになることでしょう。まずは刈谷にいい勝負ができるようになること、そして全国社会人サッカー選手権や全国地域リーグチャンピオンシップの常連になれるように地力を付けていくべきでしょうね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:37Comments(0)

2016年08月23日

遂に『本命』が堕ちたか・・・

しかし、遅い。遅すぎる。


サッカーJ1の名古屋グランパスエイトは、小倉隆史監督兼ゼネラルマネージャー(GM)を休養させると発表しました。休養を決めたのはクラブサイドのようで、これにより小倉監督兼GMは事実上の解任になりました。監督に関しては、今月アシスタントコーチに就任していたボスコ・ジュロブスキーさんが監督に就任し、GMは社長の久米正一さんが兼任することになりました。


小倉監督は昨年からGM補佐としてグランパスのフロント入り。今年からはGM業と監督を兼任して就任することになりました。
しかし、結果は散々ビジョンが見えないために攻守が崩壊状態になり、5/4に横浜・F・マリノス戦に勝って以来17戦未勝利(6分11敗)になったことと、選手の間からも不満が噴出していた点、さらにフロント陣の内部抗争(トヨタの子会社になったため、トヨタに顔色を窺う派閥とそうでない派閥)で、この時期にの休養になったのではないのかと思われます。実は7/23のヴァンフォーレ甲府戦の敗戦が引き金になって一旦解任論が起こっていたものの、親会社がNOと受け流したため、ここまでずれたという話もあるために、本当に遅きに失しているとも。名古屋がオリジナル10として四半世紀J1に居続けたこともここまで解任(休養)できなかった理由なのかもしれません。


新しく就いたジュロブスキー監督は、記者会見の際、何と今年名古屋を退団した田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)さんを復帰させることを発表しました。金銭問題で退団した(あるいは出ていった)とまで言われていたのに、この変わり様。恐らく金銭問題はブラフで、本当は小倉監督が気に入らなかった可能性が高いですね。それか(小倉監督以外の)フロントが気に入らなかったかでしょう。いずれにしても、彼らが無能の可能性が高くなってきました


しかし、FC岐阜のラモス瑠偉監督(当時。以降の監督記載も当時)解任から始まり、以降FC東京(城福浩監督)→ジェフユナイテッド千葉・市原(関塚隆監督)→FC東京U-23(安間貴義監督)→SC相模原(薩川了洋(のりひろ)監督)まで「解任ドミノ」が起こって、やっと『本丸』が堕ちた感じですね・・・。これは長かったと言っていいでしょう。そして、これ以降まだ「解任ドミノ」は起こるのでしょうか。まぁ、シーズン終了3試合前に解任したチームもありましたし(ニヤニヤ)。


さて、名古屋は残り8試合、既存戦力と闘莉王選手とでどう立て直すのかジュロブスキー監督の腕の見せ所ですが、どうやっても無理ゲーという見方もあります。
J1残留を賭けるなら、次のFC東京戦で勝たなければ無理だと思った方がいいでしょう。もし、FC東京に負けたないしは引き分けたとなるとJ2に落ちた時のビジョンも据えた戦いに素早く切り替えられるのかもポイントになってくるでしょう(その間に漁夫の利的にJ1残留がもらえたらいいのでしょうけど)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:02Comments(0)TrackBack(0)

2016年07月23日

ラモスも辞めた、次は小倉の番だ

先日、電撃的に解任されたサッカーJ2・FC岐阜元監督のラモス瑠偉さん。たいていの場合、成績面での問題で・・・というのが多いわけです。そんな中、同じ成績面の問題で、いつ切られてもおかしくない監督の一人が、J1でいます名古屋グランパスの小倉隆史監督です。


小倉監督は、GMとの兼任で鳴り物入りで就任。彼はグランパスのOBという点と輝かしい成績で興業面でも望めると判断して、クラブサイドは就任を要請したのでしょう。それゆえに、実務面(監督としての実績)での問題は常に付きまとうというふうでもありました。
その懸念はシーズン当初から現実に。
戦術面で何をやりたいのかがわからない上に、選手のまとまりにも欠けている有様で、1stシーズンは何とか残留圏内の順位(4勝8敗5分けの14位)に留まったものの、2ndステージ開幕はいまだ勝ちなし(1敗4分け)でぶっちぎりの最下位に転落し、年間順位でも17位と年間最下位のアビスパ福岡の足音が聞こえるほど迫っています

ちなみに、今日はヴァンフォーレ甲府とパロマ瑞穂スタジアムで対戦しているのですが、1-3でほぼワンサイドだった模様今日の深夜に中京テレビで珍しく試合が放送される(25:59~27:59)ので、深夜アニメとかもあるのですが、そっちは録画に回して見てみようと思います。


ここまで悪化したら監督は解任でもおかしくないのに、久米一正社長は辞めさせることはないようで。
そうですか、このまま監督と一緒にJ2降格に向けて心中するんですね。サポーターはそれで納得してくれるのかしら。オリジナル10の誇りはいずこへ行ってしまったのだろうかなぁ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:26Comments(0)TrackBack(0)

2015年10月15日

迷走、グランパス

サッカー・Jリーグの規定で、3年赤字になるとクラブライセンスがはく奪されてしまうため、戦々恐々としているクラブが多い中、このクラブだけは大丈夫だろうと思っていたあのクラブ、実はかなり窮地に陥っていたのねということを知りました。そのクラブは名古屋グランパス・・・って地元じゃねーか(ギャハ)!


前々から、赤字なので人件費を抑えますみたいなことを言ってはいました。でも、ちょっとした改善ですぐに黒字に戻せるような状態だと思っていたんですね。だって、近所には累積債務で首が回らなくなりそうになったFC岐阜の惨状を見てしまっているからね(汗)。
岐阜に関しては、昇格1年目の年末に ニュースで一気に15人解雇の報道がスッパ抜かれて以降、Jトラストの支援が決まるまでは、たいがい赤字関連か累積債務が貯まり過ぎていよいよチームが無くなるかもしれないから支援してくれよ的な話題しか上らなかったですからねぇ・・・。


話を戻しますが、これ以上赤字が増えると債務超過(資本金を食い潰す状態)に陥って3年連続の赤字を計上しかねない事態になるかもとのことに至ったため、それまでは資金面(いわゆるスポンサーとして)の援助をしていたトヨタ自動車が、グランパスの運営会社を子会社化することを発表しました。先述の岐阜の一件があったがゆえに、グランパスがここまで追い詰められていたとは知らなかったわけですよ。トヨタが支援するということは相当ですよ。

ここまでトヨタが首を突っ込んだということは、資金の面では十分にはなったものの、経営面では度重なるカイゼンを要求されることになるでしょうね。
選手の獲得面でもカネを出すところは出すものの、選手個々の査定はかなり厳しくなるものと思います。値段並の活躍のできなかった選手は容赦なく解雇されることでしょう。既にノバコビッチ選手や田中マルクス闘莉王選手など一線を戦った選手が成績不振を理由に解雇するのではないかという噂が流れています。今回のトヨタ体制も彼らに少なからず影響を与えることになるでしょう。

そして今日、さらにグランパスの迷走ぶりを印象付ける話題が流れ込んできました
今年からゼネラルマネージャー(GM)補佐を務めている小倉隆史さんがGM補佐のまま監督を務めるということになりました。既に西野朗監督が2年間の成績不振を理由に辞任することが決まった矢先でこの話題。監督のなり手がいなかったのではないかという見方もできますし、先述のトヨタが『カイゼン』の一つで人件費を抑えて、かつ赤字を脱したいという理由で、サッカー経験者でOBの人物を監督に据えることにしたのでしょう。
小倉新監督は、どうもヨーロッパサッカーにご執心とのことなので、個人技よりも集団行動体制をメインに据えたサッカーをしてくるのではないかと推測されます。ただ、指導経験は全くないとのことなので、これが仇にならないか心配ではあります。


グランパスは残り4チーム(グランパス以外では、清水エスパルス・横浜Fマリノス・鹿島アントラーズのみ)となったJ1降格経験のないオリジナル10の生き残りです。来シーズンの清水のJ1残留がほぼ絶望的なため、3チームになる可能性が高くなっています
来年J2降格という悲惨な結末に至らないように、現状の戦力を見極め、何が足らないかをあぶり出し、自身の『理想』とグランパスが行うべき『現実』に上手くすり寄せられるかがポイントとなるでしょう。合致すれば優勝争いも望めるでしょうし、かい離してしまえばJ2行きが待っています。
J2にいる岐阜と対戦したくない、もしかしたら清水と同じカテゴリーで汗をかく事態は避けたいと思うのであれば、危機的意識を持って挑んでほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)TrackBack(0)