2025年03月19日

FC岐阜観戦記2025 特別編 かつての岐阜戦士を追い掛けて 山内寛之・小川正輝

先日、愛知県岡崎市にあるマルヤス岡崎龍北スタジアムで行われたFCマルヤス岡崎×Y.S.C.C.横浜の試合に行ってきました。


KYG03_20250315_105028517昨年、高知ユナイテッドSCとの入れ替え戦で負けたことで、12年ぶりのJFL行きになったY.S.C.C.
JFLに行ったことで、J2ライセンスは取得できたものの、経営状況の変化により財務基準に抵触する懸念が生じ、経営面で苦しい状況に置かれているとされています。
それゆえなのか、元々そうだったのか、今回バスでスタジアムにやって来ています。岐阜に来ていた時は、バスをレンタルしていたような気がしたんだけどなぁ・・・。



KYG03_20250315_105105127そんな彼らを追い掛けてきたサポーターの面々。随分減ったんじゃないかと思ってたけど、声量はホームの岡崎の面々よりも大きかった。そう思うと、アウェイに来ているサポーターの数は、あまり変わっていないのではとも。



KYG03_20250315_115933176JFLの試合に来たら、買っておきたいガイドブック。
これ一冊で、JFLのチームと所属選手をフォローできます。過去の戦績も載っているので、JFLとJリーグの関係性もわかる・・・かも(ニヤニヤ)。



KYG03_20250315_123715100この日の試合を見に来た目的は、山内寛之選手を見たかったから。
セレッソ大阪(セレッソ大阪U-23)からFC町田ゼルビアに期限付き移籍した後、モンテディオ山形へ期限付き移籍FC岐阜には2021年に完全移籍で加入しています。しかし、2024年夏にヴィアティン三重に期限移籍した後、両方のチームで契約満了に。そして今年Y.S.C.C.へ完全移籍となったわけです。
ウチで活躍していた時には、点を取れる選手としての印象が強かったんですね。藤岡浩介選手や田口裕也選手がいたために、あまり目立っていない側面はあったものの、ケガさえなければスタメンで十分働いてもらえる選手だったように思いました。



KYG03_20250315_134804008彼だけかな・・・と思ったら、小川正輝選手も、Y.S.C.C.に合流していたのね(汗)。先述のガイドブックにも載ってないんだもの(苦笑)。
小川選手は、2022年にテゲバジャーロ宮崎に入団したものの、2023年には契約満了で退団し、岐阜に移籍しています。しかし岐阜ではポジション争いに敗れた格好で、2024年の1年で退団となり、トライアウトも受けていた中でも次の所属先が決まらず、2月になってやっとY.S.C.C.に決まったようです。
ちなみに、小川選手は横浜市都筑区出身とのこと。



KYG03_20250315_104625711>岡崎に行く時は、スタメシが期待できないので、あらかじめ買っていこう・・・と思いつつも、結局時間が無くて買えない(泣)。最寄りの停留所の一つ前の停留所の前にあるローソンやスタジアム近く(といっても少々遠い)のドラッグストアであるゲンキーで買い出ししていくしかないのよね・・・。
それでも、温かいものが食えるのはありがたい。今回は葵拉々で「焼きそば」(上)と「お肉屋さんが作ったおいし~いフランクフルト」(下)を買ってきた



「焼きそば」は、オーソドックスなソースものになっているのですが、20食限定ということもあってか、量はやや多め。具も肉や野菜(キャベツ)が多く入っていました。
「お肉屋さんが作ったおいし~いフランクフルト」は、パリっとした食感が一番印象深かったです。そこにジューシーさが加わって、とても美味かった。ちなみに、塩気が強めなので、ケチャップとかは不要(というより、元々置いてなかった(ギャハ))
KYG03_20250315_120007367まだ小腹が空いていたので、ひみつの駄菓子屋クローバーで駄菓子を買う。
上が全珍の「いかの姿フライ チリ味」で、下が天乃屋の「ひとくち歌舞伎揚げ 緑のたぬき味」になります。



「いかの姿フライ チリ味」は、「いかの姿フライ」で見受けられる甘めのたれ(のようなもの)に漬けられたあの味わいにピリッと来る辛味がクセになりますなぁ・・・。パリパリの食感もたまらない。アルコールが持ち込めないのに、こんなの売っていいのか(ギャハ)。

「ひとくち歌舞伎揚げ 緑のたぬき味」は、マルちゃん(東洋水産)とのコラボ商品なんですけど、最初食べた時には正直わからなんだ(爆)。でも、食べ進めるうちに、これは確かに「緑のたぬき」のあの味に近いなぁとおぼろげながら思わされます。でも、一緒に入れてもいいとか書いてあって、何の意図がそこにあるのか、未だわからないでいる(苦笑)。


KYG03_20250315_124533169この日は、東海オンエアのりょうさんが来場されていました。どうもそれ目当ての方々も見受けられ、試合開始前に帰ってしまう人達もちらほら・・・。せっかくなんだから、試合も見に行ってほしいなぁと思った次第。




ライブ配信のものになっています。
得点シーンだけを切り取ったハイライトは、JFL公式のこちらをば(ハイライトは主に全試合のゴールシーンを集めたものになります)。

KYG03_20250315_144920237試合に関しては、Y.S.C.C.が圧倒的だったものの、特に前半はシュートが放てない状況に陥って、なかなか先制点が取れない岡崎は劣勢だったものの、時にシュートを放っており、枠にさえ入れば岡崎優勢に変わっていくのかなと思いながら見ておりました。
結果は後半14(59)分に岡崎のクリアミスをY.S.C.C.の選手達が見逃さず、ねじ込んだ1点が決勝点となり、Y.S.C.C.がシーズン初勝利を挙げています。一方で岡崎は未だ勝ち無しの状況のままです。
ちなみに、控えの選手は7人制のままなのがJリーグが9人制に切り替えた中での唯一の違い(交代できるのがマックス交代3回(試合開始前や後半スタート前に交代を申告した場合のみ交代回数のみノーカウント)・同じく5人まで入れ替え可能というのは同じ)


Y.S.C.C.に関しては、長年Jリーグにいたチームと思わせる試合展開の早さが目立っていました。特にパス回しの早さと正確性で岡崎を圧倒しており、岡崎の選手達がボールを奪えない事態が目立っていました。ただ、決めるべきところで決められなかったシーンがいくつかあり、特にデュエルで決められなかったのが痛い。少なくとも、もう2点は取れていたんじゃないかな・・・。そこが上手く行けば、かなり試合展開が楽になったのにねぇ。

岡崎は、少し動きが鈍い感じですね・・・。得点シーンを作ることはできるので、いずれ殻は破れそうですけど、それまでもどかしい思いが募ることでしょう。

あとは、双方ラフプレーが多いY.S.C.C.は気の毒なくらいにカードを出された一方で、岡崎はカードが出ないのが不思議なくらいなラフプレーが目立ち、山内選手はその標的になったかのようなふうに動きがよく、点を取れるチャンスところまできてくれた中でのラフプレーで接触による途中交代。またケガじゃないことを祈るのみです。
小川選手は左サイドのスタメンは固そう。攻撃に繋がるパスやロングキックが打てるので、大丈夫かな。
あと、個人的には、今年Y.S.C.C.に入った平野元稀選手が欲しい・・・スピードがあって走れて、スタミナもある選手がウチに欲しい(苦笑)。



今節の結果を受け、Y.S.C.C.は無事に初勝利を挙げ、1勝1分で6位になっています。この6位というのは、他チームとの得点数の差で生じたものになります。まだ実力伯仲なので、気の抜けない展開が続きます。次節は、ホームでクリアソン新宿と戦います。
岡崎は先述の通り、未だ未勝利。次節アウェイでヴェルスパ大分と戦い、今シーズン初勝利を狙います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2023年11月20日

FC岐阜観戦記2023 アウェイ編 その18 力尽く

SOG03_100942FC岐阜、昨日は岩手県盛岡市にあるいわぎんスタジアムで、いわてグルージャ盛岡と戦いました。
こちらは、いわぎんスタジアムの隣にできたいわて盛岡ボールパークという野球場愛称はきたぎんボールパークというのだそうな。ということは、サッカーは岩手銀行、野球は北日本銀行と棲み分けができているのね。
ちなみに、野球場の隣は室内練習場になります休憩所も設けられており、イベントがある時は開放されているようです。



SOG03_102807そんなきたぎんボールパークは、開けっ広げな構造になっているので、普段から入れるようになっています
まずは外野席側を見てみましょう。なお、外野席周辺の道は散歩道として開放されています。
外野席は全て芝になっているので、一昔前の西武球場(現在の西武ドーム)のようですね。そして、全面LEDのスコアボードがあります。いわぎんスタジアムには、いつ導入されるのだろう・・・。



SOG03_102816こちらは内野席側。結構立派な仕上がりになっています。
きたぎんボールパークは、2023年3月に完成し、4月から開場5月にはプロ野球の公式戦も開催されています。



SOG03_102940この日の盛岡市は
午前中は曇りで昼間から晴れるという予報
だったものの、スタジアムに着いたら、雨が本降りまでとは言わないが、しとしととした雨降りしとしとは言っているものの、本降りに近い雨脚だったなぁ・・・。
写真のように日が差す陽気もありましたが、雨はそれなりに降っていた模様(泣)。



SOG03_103218しかし、このように日が出てきて晴れるかな・・・と思っても、まだ雨脚はある(泣)。



SOG03_143334とはいえ、晴れてくれば、このように岩手山を拝むことができます。もう雪化粧していますわ。



前節カマタマーレ讃岐戦に勝利したことで、岐阜はホーム2連勝。November Surprise再びとばかりに勝ち進んでいくしかありません。気になるのは、先行して始まっているFC今治×鹿児島ユナイテッドFCとの試合で、鹿児島が勝てば無条件で終戦となり、鹿児島が負けか引き分けで首が繋がることは繋がるものの、首が繋がるのは、この試合で勝たなければという条件付き
そんな盛岡とは、相性が正直いいとは言えない。攻撃的な部分を守備の硬さを上手いこと使い分けて、のらりくらりとかわすのと、荒っぽい部分で翻弄するところがあり、何とも嫌らしい相手のように思えます。


SOG03_101533盛岡といえば、2021年まで岐阜に在籍していた甲斐健太郎選手盛岡に移籍して今年2年目になり、盛岡の1年でのJ2復帰に奮闘したものの、叶わずこの試合を迎えています。盛岡は監督も変わったので、彼自身もやるせない思いがあったのではないのでしょうか。



SOG03_114140そして、マスコットのキヅール折れない心を持った鶴のマスコットです。
実物を見たのは、2020年の北上以来だと思うのですが、あんなに荒ぶったマスコットだったのか・・・。サポーターを見掛けるや、威嚇しながら襲い掛かって来るヤバいヤツだった(ギャハ)。
・・・普通ね、マスコットが迫ってくると、こっちから抱擁をしたくなる雰囲気になるわけですよ。でもね、アイツが迫ってくると、威圧感満点なもんだから、初めてだよ、マスコットに向かってシッシッシッと追い払おうとしたの(ニヤニヤ)。



SOG03_124808スタジアムのイベントでも登場。この時は、ある意味大人しい(笑)。






SOG03_155900試合は、雨・曇り・強風・晴と猫の目のように天候の変わるスタジアムの中でも、攻めていたのは岐阜でした。しかし、その勢いが空っ風のように冷たくさせるだけで、盛岡はびくともしなかった
そして攻めた代償も大きかった前半34分にンドカ・チャールス選手がケガで藤岡浩介選手と交代に。さらに前半終了間際には村田透馬選手もアクシデントによる退場(後半開始時に浮田健誠選手と交代扱い)でピッチから去りました。その状況を冷静に利用したのが、前節大敗し、かつディフェンダーの一人が出場停止処分になった盛岡。前半終了間際に10人になってしまった岐阜から先制点を奪い取りました。


勝つために執念を見せていたのに、逆に削がれるような結果になった岐阜ですが、後半11(56)分に何とか奮い立たせます
庄司悦大選手が放つコーナーキック、ペナルティエリア前方中央に飛び込んだボールを藤谷匠選手が狙おうとしたものの、ここは相手キーパーが腕を使って掻き出す格好に。しかし、掻き出した先には誰もいない。そこに駆け抜けてきたのは、2試合連続得点を叩き出している山内寛之選手右足を振り抜いたシュートは、鋭くゴールマウス右側に突き刺さりました。岐阜のJ2昇格ために何としても勝ちを得ないといけない思いが乗っかったシュートは、自身3試合連続の得点(同点弾)になりました。ちなみに、この日から山内寛之選手のチャントも用意されていたのに、ゴール決定後に歌い忘れたな(ニヤニヤ)。「山内サンキューな」と私が言った時、コアサポ達が「山内!?」と動揺してたもの(苦笑)。どうも萩野滉大選手が打ったんじゃないかと思われていたらしい。

しかし、そんな気持ちが空回りしてしまったのか、いるべき選手がいないことが運の尽きだったのか、ホームの地の利と言うべきか、盛岡にセットプレー(コーナーキック)から決められてしまいます。これはキーパーの大野哲煥(ちょるふぁん)選手が前に出てしまったことで招いた失点だわ・・・。飛び出してしまったことでキーパーの裏を取ってしまってるもの。どっしりゴールマウスで構えていたら、ちょっと違っていたのかなぁ・・・。

その後も岐阜は再び追い付こうと猛攻を掛けたものの、盛岡に2-1の逆転負けを喫しました。



SOG03_160818試合後にやって来た甲斐選手。
皆からの話に気さくに応えていました。岐阜に帰ってきてと言うと、どのツラ下げて帰るんだと案外辛辣な一面も(ニヤニヤ)。っていうか、甲斐選手って、こんなにフランクだったっけ(汗)?



なお先行する鹿児島は、この日の試合も負けたのですが、岐阜は盛岡に敗戦した時点で、今年のJ2昇格を逸してしまいました鹿児島が負けていたのを知っていて、あの動きだとしたら、選手達はよくやってくれたなと思います。そうじゃなかったとしても、よくやってくれたと思います。ただ、鹿児島が負けていたのに、この試合を落としたのは、あまりにも痛かった・・・。勝てば、まだ昇格のチャンスを残したまま次に進めたのですから。
そして、チャールス・村田両選手の動向も気になります。チャールス選手は負傷交代のようなので、次の試合と最終節が出られるのか。酷くないことを願います。もちろん、村田選手もです。何かしらの負傷が無いことを願うばかりです。


次の試合は、アウェイでFC琉球戦です。今年最後のアウェイですが、仕事で行けないので、家に帰ってからDAZN観戦になります(泣)。思えば、ホームの琉球戦もコロナでアウトだったので、つくづく琉球戦に縁が無かったんだな、今年。


もう終戦になったとはいえ、やるべきことはいくつかあるでしょう。特にやるべきことは、一つでも順位を上げること。そのためには連勝で今年を終えることを最重要目標として戦っていきましょう


あ、スタメシに関しては、試合前と試合中でかなり盛り上がったので、次回に続く(爆)。盛岡の秋田豊社長大活躍(ギャハ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)

2023年11月13日

FC岐阜観戦記2023 第16節 引退する2人がいない中でのダブルゲットは大きい

FC岐阜、昨日はカマタマーレ讃岐と戦いました。


SOG03_093443色々言わないといけない試合のですが、今回も一番言わないといけないのは、この話。


柏木陽介選手に続き、田中順也選手が現役引退を表明しました。
田中選手は、柏レイソルで特別指定選手としてキャリアを始め、その後も柏で活躍し、2014年にはポルトガルのリーグに移籍するものの、大きな活躍ができずに、2016年に再び柏に戻ってきます
しかしながら、柏ではチーム方針の違いにより構想外になり、2017年にはヴィッセル神戸に移籍します。当時神戸には、柏時代に田中選手を買ってくれた方が監督に就任していたため、移籍が決まったと言われています。しかし神戸でも若手や外国人選手に活躍の場を奪われ、2021年に契約満了となり、ウチに移籍という流れになったんですね。
ウチでもなかなか点が決められず、もどかしい時を過ごしていたと思うけど、決まった時の左足のシュートの鋭さは、さすが元日本代表と思わせるものがありました



SOG03_124118かさなるステージでは、柏木陽介選手と一緒に登壇という贅沢な組み合わせに。しかし、同時に今日の試合には出場しないことが確定した瞬間でもあり、少し寂しいものを感じました
恐らく引退の理由は、夏場にケガをしたというコンディションが上手く整えられなくなったことから来ているんでしょうね・・・。

なお、この日のステージでは、引退というキーワードがNGになっていたのとケーブルテレビ局のCCNの新人さんが市橋大輔さんと共に試合をするという新人研修も兼ねたものになっていました。市橋さんも今回の事態は想定しておらず、打ち合わせをやり直したらしい(ニヤニヤ)。



SOG03_102529そういえば、ひだコロッケ本舗で売られている「プレミアムコロッケ」がリニューアルし、形が丸型になったそうな。
今までは普通のものと同じ楕円形だったので、わかりやすくするためなんだろうなぁ・・・と思いたい(苦笑)。
味は変わっていないと言ってましたけど、確かに味ばかりでなく飛騨牛の詰まり方も変わってなくて一安心(ニヤニヤ)。



SOG03_103155この日は多治見市のホームタウンデーでもあるので、この作品を忘れてはいかんでしょう。「やくならマグカップも」ですね。
以前正面と側面を撮っているので、今回は後ろから(爆)。



さて、この日の試合までに起こったことを書いていきましょう。


まず、愛媛FCがJ3優勝を果たしました。しかも相手はFC今治伊予決戦というプレッシャーが掛かったダービーマッチの中で優勝を決めるという度胸の据わりっぷりに、そりゃ強いわなと。
後半戦に差し掛かるあたりで頭一個抜け出し、ダンゴレースだったJ3の中で独走状態をキープしたのですから、勝負師としても優秀ですわい。
そして、2位争いはさらに混戦を増し、前日に行われたFC琉球×鹿児島ユナイテッドFCの試合で鹿児島が負けたため、カターレ富山との勝ち点差が縮まる格好になりました。ウチにとっても鹿児島の負けは大きく、大逆転昇格に向けて一歩前進した格好にもなったのです。鹿児島が勝ったら、その時点で終戦ですからね・・・。
ちなみに、いまだ2位~16位のどこかが決まっていないという天国と地獄のような状況でもあるので、できれば一つでも上げておきたいですなぁ・・・。





SOG03_155905鹿児島が負けたのだから、ここで勝たないとその意味さえ失ってしまいかねない試合ですが、先述の通り、柏木・田中両選手を欠いていたので、出るのは誰だというふうに。久しぶりに宇賀神友弥選手・久保田和音選手・田口裕也選手が控えですけど登場となりましたね。
前半は、相変わらずのスロースタート。死んだふり作戦じゃないのかという声も聞こえてきましたけど、前節・前々節と違うのは、動きにメリハリがあったのとスピーディーさを感じたこと。どこに球を出すかを迷うようなことはほとんど無かったですし、消極的なパス回しもあったけれども、そうしないといけない部分(例えば、相手の守備陣を崩すための駆け引きをするため)もあったので、見ていてイラ付くようなこともほとんどありませんでした。ただ、後半に入って交代となった生地慶充選手と浮田健誠選手は、もしかすると上野優作監督のお眼鏡に掛からなかったのかなと。それか前半までしか使わないと決めていたのか・・・。いずれにしても前半には岐阜が先制を決められず、逆に讃岐が若干ながらも押し気味だったということだけは伝わってきました。ただ、相手も決定機を逸する機会が多かったですね。川西翔太選手を除いては・・・。アイツだけはシュートを確実に狙おうとエネルギッシュだったわ。もうベテランの域に入ったのに、まだ動きが若々しいもんなぁ。さすが得点王だわ。讃岐のフォワードは、彼のエネルギッシュさから何かを感じ取ってほしいです。


後半に入ったら、岐阜はギアを上げてきました。いつも通りといったらそれまでですけど、もう少し早くても・・・と思ってたら、後半7(52)分に華麗なドラマが突如始まりました
萩野滉大選手からのパスを途中出場の宇賀神選手が受け取り、右に大きく振る。そのパスを窪田稜選手が受け取り、ペナルティエリア内で山内寛之選手へ。山内寛之選手は相手に揉まれながらもクルッと一回転してからシュートを放つ。遠心力が付いて勢いが付いたのか、鋭さを増したシュートは、チームを上昇気流に乗せたいという願いのように、上に鋭く上がりながらも、しっかりと枠内に収まるものに。あまりに華麗過ぎてウチのチームのシュートなのかと、目を白黒させながら見ておりました(笑)。

しかし、そんな甘美な気分を一気に覚ます出来事が。後半31(76)分に川上竜選手が招いたペナルティキック。ここで点が入ってしまったら、ウチが昇格レース脱落になる可能性を秘めていた大ピンチの中で、茂木秀選手に替わって正キーパーを務める大野哲煥(ちょるふぁん)選手がスーパーセーブ!大野選手は、この試合でも冴えていたのですけど、まさかPKストップまでやってのけるとは・・・。茂木選手じゃないと難しいと思っていたので、改めて大野選手の出来栄えのよさに感謝感激したと同時に、ウチのキーパーは本当に優秀なんだなと思いました。どこに出しても恥ずかしくないぞ!<アカン、移籍されてしまう!
その後も双方チャンスはあったものの、決めきれず。虎の子の1点を守った岐阜が連勝となりました。



ホームで連勝って、いつ以来だろう?そんなことを考えるほど久方ぶりのホームで連勝。普通の連勝も久しぶりなのに、この期に及んで連勝ですか。まるで8月の終わりになって夏休みの宿題に追われる小学生じゃないんですから(ニヤニヤ)。


SOG03_160431試合終了後の一コマ。
私が思うMOMは、大野選手だと思いますね。ファインセーブ・ビッグセーブ・スーパーセーブを決めてくれ、茂木選手が戻ってきてもメインの座を渡さないと思わせる気迫を見せていました。



SOG03_160721しかし、この日の試合のMOMは、山内寛之選手だったようです。山内寛之選手は、前節でも得点を決めているので、その点で見ると納得ですわね。
本当なら前節でもMOMになっていたはずなのに、商魂たくましいウチの運営のおかげで、柏木選手にMOMが転がり込んでしまいましたから(爆)。



この試合に勝ったことで、大逆転昇格にさらに一歩前進し、順位も7位に上昇同じく勝った奈良クラブを抜けなかったことは悔しいですけど、未だ昇格レースに踏ん張っていることに対して評価すべきだと思います。


この勢いをもって、アウェイ2連戦を迎えることになります。

最初は、いわてグルージャ盛岡戦。実は、盛岡は今節は最下位のギラヴァンツ北九州と戦ったんですけど、前半11分に盛岡側に一発退場の選手が出たことでチームが崩壊。前半早々から2点を挙げていた北九州でしたけど、ここからはさらにギアが上がって残虐ショーと化し、本当に北九州ってJFL降格の危機に陥っているチームなのかと疑わしくなりましたよ。そんな大惨敗を食らい、出場停止選手が出ている中での試合になるので、盛岡としてはやりにくいものになるでしょう。
逆に岐阜は勝てるチャンスを得たとも言えます。上手くすればアウェイだったAC長野パルセイロ戦以来の大量得点を狙えるチャンス。得失点差を大きくプラスに傾けたい意味でも、この試合は有効的に使いたいものです。もちろん勝つことが大前提で、複数得点で勝てることを目標にしましょう。

次はFC琉球戦になります。鹿児島に勝っているだけに不気味な存在になりそうですけど、未だに負けていないという自負を持って挑めば、大きく苦しむことはないでしょう。平常心を持って挑んでほしいです。

そして、ホーム最終戦は最終節にもなり、相手は北九州になります。開幕の相手と再び相まみえるわけですけど、開幕時にはお互いこんなことになるとは思ってもいなかったでしょう。その時までウチが昇格レースに踏ん張ってくれることを願いつつ、盛岡戦を待とうかと思います。


残り試合3。J2昇格への勝ち点差は7。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)