2019年09月30日

FC岐阜観戦記2019 第17節 11,787人が見た、驚きの結末

FC岐阜、昨日は横浜FCとの一戦を迎えました。


ここで、双方の現状を順位表から見て行きましょう。
まずは、今日の対戦相手である横浜FCから。昨日の試合開始前の暫定順位になります(左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差)。


1位  柏 (69) +30
2位 大 宮(60) +17
--- 自 動 昇 格 圏 ---
3位 山 形(58) +17
4位 京 都(58) +12
5位 横 浜(57) +20
6位 水 戸(57) +16
--- 昇格プレーオフ圏 ---
7位 徳 島(54) +9
8位 岡 山(53) +12
9位 甲 府(51) +16


柏レイソルがほぼ独走とも言えるふうになり、恐らく自動昇格は確実でしょう。ルヴァンカップ参加の影響で、ホームとアウェイの移動が楽(全て関東圏での開催)というのも追い風になっているようです。

2位以降が混戦になっており、一応大宮アルディージャが抜け出しているものの、勝ち点差は21試合でひっくり返せるないしは追い付けるチームが4つもあります。横浜FCもその一つです。ちなみに、前節岐阜に勝った水戸ホーリーホックは9/28に行われたアルビレックス新潟戦で壮大にやらかし、岐阜戦の勝利をフイにしやがった(爆)。それでも昇格プレーオフ圏内に踏ん張っているだけでもすごいんだけどね。

昇格圏に入れるのは、現状徳島ヴォルティス・ファジアーノ岡山・ヴァンフォーレ甲府が最有力でしょう。さらに下にいるチームにもチャンスはあるのでしょうけど、少し苦しいかなぁ・・・。


一方我らが岐阜はどうなのかというと・・・。


16位 琉 球(36) -18
17位 千 葉(35) -12
18位 福 岡(35) -15
19位 町 田(33) -19
20位 鹿児島(30) -24
--- 降格圏(藤枝MYFCの順位次第で下がる場合あり) ---
21位 栃 木(28) -20
22位 岐 阜(24) -29


一応FC琉球から下の順位を書いていますけど、恐らくFC町田ゼルビア・鹿児島ユナイテッドFC・栃木SC・FC岐阜の4チームが降格争いとなるでしょう。腐ってもJ1経験チームのジェフユナイテッド市原・千葉やアビスパ福岡は絡んでこないと思いますし、琉球は前半の貯金が効いています

前節愛媛FCに追い付けずに栃木が負けたため、岐阜にとっては勝ち点4差に留まったとも言えます。また鹿児島も京都サンガF.C.に負けたため、勝ち点6差のままになっています追い越すことはできないですが、縮めることはできるので、何としても勝ち点の欲しいところです。


SHV39_5785まずはお久しぶりの岐阜メモリアルセンターにあるモニュメント紹介。未来を拓く塔、高橋尚子像と続いて紹介するのは、山東竜化石彫刻
こちらは、1988年に開催されたぎふ中部未来博という博覧会で展示されていた山東竜の全身骨格化石を彫刻で再現したもので、成功に終わったことを記念し、また日中友好を永遠に続くことを祈願して設置されたものです。小さな公園の奥にあるので、場所的にもわかりにくいところになるんですよね・・・。長い間探していて、こんなところにあったのかと思ったほどです。

実は、私は山東竜の化石をリアルタイムで見ており、演出の迫力にビビッて泣いて泣いて泣きじゃくった苦い思い出があります(苦笑)。もう30年近く(1990年建立)経っているせいか、コケのようとも緑青(ろくしょう)のようとも言えるようなものが出ていますね。



SHV39_57892週間ぶりのスタジアムには小さな変化が。

まずは北野誠監督の弾幕が登場讃岐鬼誠会が作ってくれたものです。本当にカマタマーレ讃岐のサポーターに慕われているんだね。



SHV39_5790もう一つは、横山知伸選手の弾幕
脳腫瘍からの復帰ということもあるでしょうし、戦術面の理解というのもあるでしょうけど、まだ先発やベンチ入りはしていないですね。ただ、そろそろ登場して頂かないとマズい状況な気がしないでもない。
岐阜を救ってくれるプレーを見せてくれるのでしょうか。



SHV39_5786今回は横浜FCということで、アウェーキッチンでは「横浜ソース」というドストレートなソースが登場(笑)。
しかし、このソースは横浜で作られたものではなく、東京で作られたもの(爆)。東京・渋谷にあるハチ公ソースという会社が製造しているものなのだそうな。

じゃあ、何で東京の会社が「横浜ソース」なんてものを作っているんだ・・・と思い、調べてみたら意外な事実が。
この「横浜ソース」、横浜市磯子区にあるお惣菜の岡本(岡本惣菜店)で使われていたオーダーメイド品だったんです。このソースを「ポテトフライ」という商品に掛けて食べるということなどで使われていたそうです。
あまりにも美味しいソースということで、市販してくれというお客さんのリクエストで、この「横浜ソース」がお惣菜の岡本を中心に売られたわけです。
ちなみに、「横浜ソース」を販売する元になったお惣菜の岡本ですが、あの2人組デュオゆずの通っていた岡村中学校のそばにあるとのこと。もしかすると、寄って食べていたのかもしれません。



そんなことは露(つゆ)知らず、何の気なしに食べていた(爆)。
でも、知ってか知らずか、美味かった何とも言えないくらいにフルーティーな味なのよ。野菜と果実(トマト・りんご・玉ねぎ他)がメインなんですけど、すごく果実の味がしています酸味主体のフレーバーなんですけど、嫌な酸味では無くて、脂っこさを取ってくれる味ですね。これ欲しい(ニヤニヤ)。磯子まで行って買ってこないとイカンのか!<つ[通販]


SHV39_5788そして、横浜市の隣になる横須賀市から「よこすか海軍カレーコロッケ」が出品されていました。
・・・って、あれ?横須賀市は横浜は横浜でも、横浜F・マリノスのホームタウンではないかいな(ニヤニヤ)?



こちら、カレーなんですけど、甘めの味付け中には野菜がゴロゴロ入っていました。マッシュはしてあっても、ジャガイモがホクホク。どこから切り取っても美味しいとわかる一品です。


SHV39_5791試合もオイシイ展開になればいいのになと思ってはいたものの、実のところ最悪の展開。

前半は岐阜は防戦一方。横浜FCが要所要所でボールを奪い去り、岐阜のゴールに攻め込みます。何とか防いでいたけれども、前半10分にイバ選手に強引に破られて先制されます。その少し前からチョンボを重ねていたので、止む無しなのかなとも。ただ横浜FCは、その先の点が入れられず、もどかしい時を過ごして前半を終えます

後半になってもそのままかな・・・と思っていたら、一対一での戦闘に切り替えたようで、今度は岐阜が横浜FCの選手からボールを奪う展開になってきました。今は何とも言えないですけど、横浜FCはスタメンの年齢がJリーグの中で一番高いですからね。岐阜の暑さにやられたのかしらと思っています。
繋がりがわずかばかりでもよくなってきた岐阜は、タビナス・ジェファーソン選手を投入本職のディフェンダーではなく、中盤(ミッドフィルダー)の位置にいるものの、この日スタメンだったミシャエル選手の陰にいるフォワード、つまりシャドーストライカーの役割を担わせようと北野監督が送り込んだのではないかと思います。実際彼自身も攻撃に加わっていましたからね。ただ、今回はクロスを上げたり前線にパスを繋ぐ役割をメインにしていたので、私が思っている推測とは違うのでしょう。
岐阜の積極的なプレーに翻弄される横浜FCは何とか打破しようとイバ・レアンドロドミンゲス両選手などがシュートを放つものの、入らない。岐阜は攻め込んではいるものの、入らない。双方手詰まりとも言える展開の中で、横浜FCが逃げ切るのかなと思っていたアディショナルタイム突入寸前に、この日スタメンのミシャエル選手が見せてくれました
ヤン=オーレ・ジーヴァース選手が蹴ったロングキックを甲斐健太郎選手が頭で受け取るものの、自分の前に落とせず、こぼれ球になってしまいます。ところが運よくミシャエル選手の前に回り、一気に駆け抜けます途中横浜FCの選手にスライディングを掛けられるものの、何とか振り切り、追い掛けてきた別の横浜FCの選手をちょこんと横にボールを流すというボールテクニックで振り切り、勢いの弱まった球を思いっきり振り抜いて、右隅にシュート!キーパーの手は届かず右隅に狙い通り決まったゴールは、岐阜の敗戦を消してくれた残留という希望への道筋になってくれたのです。
なお、ミシャエル選手はあまりの嬉しさに脱いでしまい、イエローカードをもらってしまう。アカン、脱いだらアカン(爆)!何でナンちゃん(難波宏明アンバサダー)教えてあげない(ギャハ)。
この後、横浜FCはショックなのか防戦気味に。逆に岐阜は、最後の1枚を残していたことが功を奏し、前田遼一選手を送り込み、逆転を狙っていきますイケドンで盛り上がった会場の想いとは裏腹に、最後は決めきれず終了。成功ではないけど、成功裏には終わらせることのできた試合となりました。



もっと早く動けば、逆転も可能だったのではないかとか前半は酷すぎるとか、言いたいことは山ほどありますよね。でも、勝ち点をもらえることが重要なのです。勝てばよかろうとはいかなったけど、引き分けでも上位にいる横浜FCを苦しめただけ十分に価値のある勝ち点なのです。

そのことは、順位表にも表れます。まずは横浜FC。


1位  柏 (69) +30
2位 大 宮(60) +17
--- 自 動 昇 格 圏 ---
3位 横 浜(58) +20
4位 山 形(58) +17
5位 京 都(58) +12
6位 水 戸(57) +16
--- 昇格プレーオフ圏 ---
7位 甲 府(54) +17
8位 徳 島(54) +9
9位 岡 山(54) +2


・・・周りがコケてくれたおかげで、漁夫の利を掴むような感じになってるじゃん。向こうは負けに等しい引き分けと称しているのだろうけど、順位表で見れば、自動昇格圏には上がれなかったのは痛いけど、オイシイ展開になったんじゃないの?

そして岐阜。


16位 琉 球(37) -18
17位 千 葉(36) -12
18位 福 岡(35) -15
19位 町 田(34) -19
20位 鹿児島(30) -24
--- 降格圏(藤枝MYFCの順位次第で下がる場合あり) ---
21位 栃 木(28) -20
22位 岐 阜(25) -29


これで、琉球は逃げ切れそうかな。千葉以下は気の抜けない状況が、まだまだ続きます。相変わらず鹿児島・栃木・岐阜はヤバいけど、岐阜はさらに1つ詰めれたまだひっくり返せない(ひっくり返すには少なくとも2試合必要だ)けど、栃木の尻に火が付いたとも取れる雰囲気になってきました。

このひっくり返すための大事な試合の相手が、レノファ山口FC北野監督の初陣となった相手で、惨敗だった相手です。あの時とは違い、スタメンも大きく入れ替わっています。それでも山口は巧者が多い。中でも昨年まで岐阜にいた田中パウロ淳一選手がいる彼がスタメンで登場するとなれば、一筋縄ではいかないでしょう。それでも何とかやらないといけない。ひっくり返せるところまでやって来たのだ。Xデーの10/30(7/20の鹿児島戦の代替試合)まで1ヶ月、4試合しかない中で、何としても20位に滑り込んでおいた状態で戦いたいものです。


SHV39_5792試合終了後、ピッチ上には、子供達の生き生きとした姿が、いっぱいあふれていました。
ピッチにいる子供達のためにも、そして夜遅くになっても観戦に来てくれる子供達のためにも、何とか残留を勝ち取ってほしい。そして、ピッチ前に掲げられた子供達の応援メッセージを見て、何かを感じてほしい



J2残り試合あと9。降格圏脱出までの勝ち点差は5。


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Posted by alexey_calvanov at 23:40Comments(0)