山田うどんは埼玉県ではポピュラーなお店ですが、うどん以外にもラーメンなどの麺類や「パンチ」(もつ煮)を代表とする酒のつまみになりそうな小鉢料理、丼物といったご飯類もある、食堂みたいなところでもあります。
ただ、リーマンショック後の業績悪化で経営の立て直しに奔走しなければならない状況に陥り、訴求の面では家族層へのアピール不足が響いているとも言われています。
そんな中で、国産小麦に切り替えクオリティの向上を進めており、反転攻勢のきっかけは掴んでいます。不採算店舗の閉鎖などコストの削減は既に終えているので、あとは課題に挙げた家族層の取り込みを中心とした新店舗を作り上げるというところにまで至ったのでしょう。
またロゴマークは、それまでへの字口だったかかしだったのですけど、家族層へのウケをよくするために、逆への字口、つまりVに近い形の口のかかしになり、『笑顔でお客様をお出迎えする』という意味を込めた新しいロゴマークに切り替えるのだそうです。さらに『食堂』の『食』の字の中には箸、同じく『堂』の字の中にはお椀を反映させているのだそうです。
なお山田うどんは、これを機に居酒屋事業にも本格進出するのだそうです。確かにお酒のつまみに合いそうなメニューも豊富ですから、さもありなん。
以前行っているので知ってますが、味は悪くないし、素朴ながらも落ち着ける雰囲気の場所なので、いいふうに変わるといいですね。できれば、東京に行った時に気軽に食べられれば、なおよし(笑)。

