2017年05月17日

FC岐阜観戦記2017 第7節 選手の気持ちが折られたら

FC岐阜、今日はロアッソ熊本との一戦を迎えました。


相手の熊本は4連敗中で、19位に位置付けているふう。岐阜は引き分けになってしまった中でも11位。いわば下位との争いになります。正直落ち着いてやれば勝てる相手なのですが、なぜか勝てない。調べてみたら、2015年8月から『3連敗中』なのです。
そして、J2同期生同士の対決去年までは随分引き離されたものだなと思っていたのに、今年は随分巻き返しましたねぇと言えるようになりたいです。
さらに昨年まで期限付き移籍で在籍していた田中達也選手のいるチーム今回の試合にはスタメンで名を連ねております。これまで3試合出場しているようで、熊本でも頑張っているんですね。うちに残っていたらどうなってたのかなぁ・・・。


今日は仕事があったので、仕事を何とか終わらせて、電車に飛び乗るような感じで岐阜に向かいました。
今日の試合はぎふチャン(岐阜放送)でテレビ中継されるのですが、基本的にぎふチャンのテレビ放送は、岐阜県に入らないと見られないので、19時以降に岐阜県に入らないといかんのですよ。もっと言えば、早く仕事を終わらせないと、キックオフ後どころか試合終了になってしまう(苦笑)。ゆえに、一生懸命仕事をし、19時頃に岐阜に着くように滑り込んだんですよ、まったくもう。


SHV32_0895というわけで、会場に着いたのは前半終了間際。その間はテレビ観戦となりました。
それで見ている限りだと、岐阜は落ち着いてボールを捌いていたように見えました。ただ、熊本も岐阜に取り返されるシーンが多かったものの、きちんとゴール前に持って行っているので、ちょっと怖いなとも。
そうしたら、前半18分に熊本が得たセットプレーフリーキックで狙ったシュート、弾道は吸い込まれるようにゴールの中へ。たまたま岐阜の選手(福村貴幸選手?)の足に当たって、失点となりました。この前半の1点が岐阜の選手の気持ちをポッキリと折ってしまったんでしょうね。これが重くのしかかってきます。いや、もしかしたら最初は大丈夫だと思っていたのかもしれないが・・・。

後半、何としても点を取りたい岐阜は、猛攻を仕掛け、確かに後半9(54)分に永島悠史選手が同点弾を放ったものの、なぜか浮足立っているというのか、パスミスが目立つふう。そこを突かれたかのように熊本がカウンターアタックを決めてしまい逆転されてしまいます。
その後必死に取りに行こうとしていたものの、不運な判定もあり、何をやっても上手く行かない。いいふうに言えば気持ちが空回り、悪いふうに言えばパスミスだらけで気持ちが沈んでしまっているふうでした。そりゃ選手個々は気持ちを奮い立たせていたんでしょうけど、それが伝わって来ないのよね・・・。



下位の相手に痛い敗戦。ここで星は落としたくなかったですね。逆に言えば、岐阜にとっては勝てると思っていた熊本が少ないチャンスを確実にものにしたわけですよ。今の岐阜に足りないのは、これでしょう。少ないチャンスで確実に敵を翻弄し、敵に引導を渡せるか。2点目の巻誠一郎選手のシュートはまさにそれでしょう。後は、熊本が連敗を止めたいという一心で戦った結果だと思います。岐阜の精神的に参っているところを上手く突いてくるような練習でもしたのかしら?

岐阜の選手に関して言いたいのは、徳島ヴォルティス戦でも出場していた風間宏矢選手、久しぶりのスタメンになった山田晃平選手は、後半に田中パウロ淳一選手や難波宏明選手がでなければならない理由を考えてほしいです。
前者は調子を崩している・相手にマークされ始めている、後者はベテランという位置・相手の猛攻を受ける位置にいた選手。その代わりをこなせるようにと送り出されたのだと思うんですよ。同じようにやれとは言わない。自分の個性を生かしながらも、大木武監督の目指すサッカーを体現できるようになってほしいものです。ポテンシャルは高いので、できないわけじゃないんだから。

なお、試合後には田中達也選手があいさつに来てくれました出ていった時には色々言われたのだけれども、笑顔でファンやサポーターの下へ来てくれているのなら、間違いなく嫌で出ていったのではないと思います、たぶん。


さて、引き分け挟んで連敗になった岐阜、この試合で遂にヘニキ選手に4枚目のイエローカードが出たので、次節であるV・ファーレン長崎戦は出場停止になってしまいました。大木監督にとっては、最初の正念場になったと思います。
まず守備の要がいなくなるので、恐らく必然的に攻撃的なシフトを組まざるを得なくなるでしょう。そうなると若手で初期にスタメンを張っていた青木翼選手や鈴木潤選手や控えにくすぶっている阿部正紀選手にとってチャンスだと思うんです。恐らくヘニキ選手のポジションに据えられるでしょう。できるできないよりも田森大己選手や大本祐槻選手らのディフェンダー陣の連携を上手くこなすことだけを考えてほしいです。ヘニキになれというのは無理ですから。
そして、攻撃陣は風間・山田両選手で結果が出ないと判断されれば、『秘密兵器』クリスチャン選手を投入し、先述した攻撃的に行くと思われます。恐らく難波選手や田中パウロ選手を出すよりも攻撃力が増すと思いますけど、問題は連携なんですよ。実戦(Jリーグの試合)をこなしていないですから、その面では不安になります。クリスチャン選手を出さないとなると、やはり難波・田中パウロ選手頼みになってしまうんでしょうね。瀧谷亮選手よ、何やってんだよ・・・。


次の試合は5/21。3日間で気持ちのリセットを練習以上にみっちりやってほしいです。2・3月のような勝てない時期に再び落ちれば、J3陥落もあっという間ですよ。去年も、この時期からおかしくなっていますし・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:00Comments(0)TrackBack(0)

2017年04月23日

FC岐阜観戦記2017 アウェイ編 その5 覚醒し始める選手達

FC岐阜、今日はPikaraスタジアムでカマタマーレ讃岐と戦いました


岐阜と讃岐が戦い始めて今年で4年。2014年・2015年のホーム開幕戦の相手だったりと何かと因縁深いですね。ただ、最初の1年半はJ2昇格当初のチーム(特に初年度は入れ替え戦を経験するなど苦杯を強いられる)ということもあり、岐阜が先輩風を吹かせていました。ところが、2015年のアウェイ戦以降潮目が変わっており、完敗・逆転負け・引き分けという結果に終わっています。つまり、ここ1年半勝ってないんですね。苦手というよりも、勝てなくなってきた、自力が付いてきたのかと思えてなりません。


今回は行き帰り共に電車(新幹線とJR在来線)ではなく、行きだけは夜行バスで香川に向かいました。土曜開催なら帰りも夜行バスで行ったんですけどね(苦笑)。
なお、行きは淡路島経由(明石海峡大橋と鳴門大橋)で香川に入ったんではないかなと思われ。朝の7時頃に讃岐の最寄り駅である丸亀に着いたのですが、開場まで時間はたっぷりあったので、うどんを朝飯代わりに食らい、「こんぴらさん」こと金刀比羅宮に立ち寄ったんですけど、この話はまた後日。


SHV32_0687Pikaraスタジアムに来て、やっぱり食べておきたかったのは、コロ家の「カマコロ」
2014年の開幕戦で頂いて以来、頂ける時は必ず頂いております。

とあるサイトで、「カマコロは裏切らない」と書かれていましたが、まさにその通り。カマコロだけは裏切りませんね。ホント美味いわ。揚げたても美味いし、冷めても美味しいPikaraスタジアムに来て食べないなんて、もぐりですわ(ニヤニヤ)。



SHV32_068812時開場でスタジアムの中に入ってまず最初に飛び込んできたのが、これ。
・・・ハチの巣あるんかい(汗)!



SHV32_0689しばらくして、久しぶりにアウェイでバス待ちをした。
その時、選手達のキャリーバッグが置かれたのですけど、事前に言われていたのか、選手が自分で持って行ったんですね。
ところが、3人だけ忘れていったんですよ。かわいそうに、スタッフが必死になって持って行ってましたよ。



SHV32_0690しかし、1人で3つのキャリーバッグを持って行くのは無理だと諦め、1つ取り残されたのは、『7』と書かれたキャリーバッグ
・・・パウロのかい(ギャハ)!哀れ、スタッフにまで慕われていなかったのか、パウロよ(ニヤニヤ)。



SHV32_0691選手のウォームアップ。
去年もここでやってたっけかな?覚えてないや(ニヤニヤ)。



SHV32_0697さて、試合はというと、すごく岐阜がアグレッシブに動いてました。もう讃岐を手玉に取っていたという言葉で終わらせていいのかというくらい、岐阜はいい動きをしていましたまるでボールが吸い付いたかのように流れ、攻守の切り替えも素晴らしかった。ボールを奪われても慌てることなく、冷静にさらっていました。逆に言えば、讃岐の守備はザル状態。ざるうどんにしておけばよかったと後悔(苦笑)。

それゆえに、1点目はあっけなく決まります。
前半6分に庄司悦大(よしひろ)選手のコーナーキックから福村貴幸選手へのパス回しが行われた後、再び庄司選手に戻り、クロスを上げた先にいたのが古橋享梧選手。ゴールキーパーの少し先にいて、狙いすましたシュートを放ち、先制点獲得!
これでノリ始めた岐阜は、前半14分にも敵のロングパスをカットした福村選手が難波宏明選手に回し、少し受け損ないながらも何とか古橋選手がアシスト。その先にいたのが、田中パウロ淳一選手身体全体で飛び込むヘディングシュートで追加点を挙げます。パウロはいる子やったんや(笑)!

その後こう着状態になりながらも、岐阜が優位なのは変わらず前半終了。しかし、後半は讃岐が戦略を変えてきたのか、徐々にボールが回り始めます。そして、後半27(72)分、田森大己選手のパスミスがきっかけで、讃岐の木嶋良輔選手が一点突破ペナルティーエリアまで攻め込んだため、ビクトル選手はクセで飛び出してしまったのが、結果的に万事休す。ちょこんとクロスを上げられ、我那覇和樹選手に合わされて失点してしまいます。この失点は痛かったし、してはいけない失点だったと思います。知ってか知らずか、ビクトル選手のクセを見事に突いてきましたね・・・。

ここで相手を乗せてしまっていたら、ズルズルと失点劇を演じていたでしょうけど、これで喝が入ったのか、再び岐阜は攻守に冴えた動きを見せていました
そして、後半44(89)分、難波選手が相手と競って得たボールを後半39(84)分から途中交代で出場の小野悠斗選手が古橋選手に繋ぎ、アシスト。その先にいたのが、同じく後半41(86)分から途中交代で出場の山田晃平選手がゴールキーパーが反対側に動いた隙にシュートを放ち、見事にゴール。決定打となる3点目をゲットすることになりました。小野・山田の伏兵が決めてくれたのは、今後の厳しい時の戦力アップに繋がると思いますよ。

これで讃岐は挽回しようと動いていたものの、時既に遅し。岐阜が1-3で勝利しました。


それにつけても、Pikaraスタジアムの電光掲示板は撮り辛い・・・orz。



SHV32_0703試合終了後、得点を挙げた3選手がアウェイ側にやって来た。
古橋「今日はありがとう!」
パウロ「やぁ、皆お待たせ」
山田「え、パウロさん来たんすか!?だから来たくなかったんですよ」←皆に呼ばれたものの、最初は拒否ったのですよ(ニヤリ)。
※個人の感想です(笑)。



SHV32_0704サポータの皆にメッセージを言っていたと思われる山田選手。
しかし、何をしゃべっていたのかわからない(ギャハ)!
山田「あうあうあうあー」
古橋「何しゃべってんですかね?」
パウロ「水(経口補水液)が美味いって言ってんじゃないの?」
※個人の(以下略)



SHV32_0705パウロ「今日は皆遠くまで来てくれてありがとう!」
古橋「あー終わった終わった」
山田「早くシャワー浴びて帰りましょう、古橋さん」
・・・哀れパウロ、(入団順で)後輩選手にまで慕われていない(笑)。
その後、パウロ選手に呼び戻されたのは言うまでもない。
※くどいようですが、個人(以下略)



SHV32_0706万歳四唱後。皆の喜びが爆発しています。
ちなみに、パウロ選手の母が来ていた模様。踊っていたらしい。動画求む(爆)。



いやぁ、よくやりました。これで引き分けを挟んで3連勝勝てる相手に勝ったことで、次のツエーゲン金沢戦に弾みが付きますね。この金沢戦から大型連休の連戦になるので、厳しい戦いが待っています。金沢戦も勝って、4月は負けなしにしたいですね。今11位にまでジャンプアップできたのもあるので。


また春の珍事なのかとは言わせない。名実ともに強くなったと相手チームが震えて待ってくれるようになろうじゃないのよ!


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)