2024年06月16日

FC岐阜観戦記2024 アウェイ編 その9 夜空(そら)が涙をこらえきれなかったほど

FC岐阜、昨日は神奈川県横浜市神奈川区にあるニッパツ三ツ沢球技場でY.S.C.C.横浜と戦いました。
あれからどれくらい経ったのだろう・・・と長渕剛さんの♪乾杯の一節じゃないですけど、そう言いたくなるほど岐阜は長らく勝っていません足掛け2ヶ月強、実に9試合勝ちから遠ざかっています(5敗4分)。天皇杯を挟んでいるので、あくまでリーグ戦だけですけど、ここまで長く勝っていないとのことで、チームワースト記録にもなったそうです。
そして、この試合は先述した天皇杯を挟んで挑むことになっています。Y.S.C.C.は休養十分で挑むのに対し、岐阜はサブ組メインで挑んだ天皇杯の後とはいえ、中2日しかありません。しかも横浜・F・マリノスに対し、最終盤に追い付かれ、PKで負けるという精神的にも堪える負け方をしており、メンタル面で回復できているのかも心配になってきます。


さて、朝早くから東京に着いて、本来ならキックオフ2時間前に着くスケジュールで来たはずなのに、少し思惑がずれたことで、結果的にキックオフギリギリの時間に着いてしまったとさ(苦笑)。やっぱり、豊洲に行く・登戸に行く・ぼっちのパネルコンプは盛り過ぎたか(ニヤニヤ)。
だから、ニッパツでのスタメシは全くもって期待しておらず、小田急内で食べてきて正解だったと思ったけど、ハーフタイムで営業終了・1222人しか観客がいなかったとはいえ、メイン席側の売店がハーフタイムでほぼ完売なのは、何ともはや・・・残っていたのはチーズケーキだけだもんなぁ(汗)ホーム側の売店がどうだったのかはわかりませんけど、状況はほぼ同じだったかもしれない。





KYG03_20240615_192339820試合開始前から雨がぽつぽつと降り出し、前日発表の天気予報とは全く違うことに最近の天気予報の精度が落ちてきているなぁと思いながら見ておりました。
はっきり言ってしまえば、Y.S.C.C.に主導権を握られっぱなしの試合でした。それでもY.S.C.C.に完全に流れが行かなかったのは、相手側のシュート精度が酷かったからかもしれません。ホント面白いくらいに決まらないウチはほとんどシュートを打たないでもどかしいと思っている中で、Y.S.C.C.のサポーターは何でこんなに打って入らないのともどかしく思っているのでしょうな(汗)。それもそのはず、この日の試合のシュート数、岐阜は6本に対しY.S.C.C.が14本なんですよね・・・。明らかに精度の悪いY.S.C.C.。
そんな天気予報の精度の悪さとシュートの精度の悪さが因果関係でも引き起こしているのかと思いながら、見ていた後半18(63)分、左ウィングでパス回しをして相手の動向を窺うと、北龍磨選手が左隅に抜け出すと見せ掛けて、田口裕也選手にパスを回す。その間にボールを追い掛けようとした荒木大吾選手がペナルティエリア内に倒れた中でも主審は笛を吹かず試合を続行(恐らく岐阜のアドバンテージがあるので吹かなかったのだろうけど、明らかにY.S.C.C.びいきの目立つ主審だったから、Y.S.C.C.にファウルを取らせたくないとも見えるので、何とも(苦笑))。そんなこともあって、田口選手は相手選手をかわしながらもシュートチャンスを見出し、見事先制点を挙げました

写真は、ゴール裏に駆け寄ってきた田口選手(右端)達。コアサポの面々とアツいハイタッチを交わしていました。脱臼するなよ(ニヤニヤ)。<野球の門田博光さんじゃないんだから(苦笑)。



しかし、喜びもつかの間。後半31(76)分にY.S.C.C.の菊井篤資選手に見事なまでのゴラッソを決められてしまいます。選手が戻り切れなかったこともあるのでしょうけど、あの距離から左隅に決める精度の高さにあっぱれですよ・・・。ここだけ見ると、またY.S.C.C.はたった一つのプレーでガラッと変えてしまうのではないかと危惧しておりました。


KYG03_20240615_194940112そんな悪い雰囲気を一気に消し飛ばしてくれたのが、途中交代で出場した粟飯原尚平選手。

後半44(89)分、アディショナルタイム突入寸前の中、上田智樹選手のゴールキックから始まったプレーは、同じく途中出場の野澤陸選手を経て、石田崚真選手に。石田選手は縦ポンのロングボールを放つと、イ・ヨンジェ→松本歩夢→粟飯原の途中交代組でパス回しを図り、相手に詰め寄られているのもあって、右隅でフリーになっていたイ選手に再び回します
右サイドに駆け上がったイ選手はクロスを展開し、Y.S.C.C.の選手に弾かれるものの、いいところにボールは巡り、駆け上がってきた北選手が回収し、そのままシュートを選択その球がこのままだと枠外に外れると思ったのか、粟飯原選手が頭で軌道修正を図ったのが、見事に左枠隅に吸い込まれ、決勝点となりました。実に3/31以来の4得点目(意外に思われるが、まだ4得点目なのだ)、そう最後に勝った3/31の松本山雅FC戦以来の得点で勝利を引き寄せたのです。あの時はアディショナルタイム最中だったけど、粟飯原選手は(終盤に)何かを起こすジョーカーのような役割を果たす選手に成長したんだなぁ。まるで2017年の難波宏明さんのような活躍ですわ。あの時のナンチャンは神懸っていましたからね・・・。

皆が去るシーンになってしまった写真をここに出しておきますね(泣)。左端の24番の選手が粟飯原選手ですが、この写真だけ見ると、何かやらかして落ち込んでる姿にしか見えない(苦笑)。



KYG03_20240615_195714290結果として、松本山雅戦以来の勝利。粟飯原選手が長いトンネルを抜け出させるシュートを放ったことで、もたらされました。ぽつぽつ程度だった雨が、この時ばかりは雨粒がはっきりわかるほどの雨になっていました。夜空が歓喜の涙で祝福してくれたんだと思うと、雨も悪くないね。



KYG03_20240615_200136446試合終了後にやって来た選手の代表として田口選手がトラメガ持って感謝の言葉を述べていました。
0-1だったら、田口選手がMOMなんだろうけど、今回は違うのよね(ニヤニヤ)。

ところで、田口選手は今回の試合で8得点目。ルーキーイヤーの点数に並び、キャリアハイタイ(2年目の得点数)まであと1得点。前半戦終了まで残り2試合あるので、前半戦終了まで2ケタ得点も十分狙えます。岐阜のJ2昇格のためにも、藤岡浩介選手と共に両輪となって活躍を願うばかりです。



KYG03_20240615_200410410そして、ヒーローインタビュー後にやって来た粟飯原選手。先程も書きましたけど、ミスタージョーカーというふうに呼んでもふさわしい活躍を見せてくれていまよ。
なお、トラメガを渡された時、サイレンを鳴らしてしまい驚愕する(爆)。持ってるなぁ(ギャハ)。



KYG03_20240615_200247205の間には、岡本享也選手がやって来ました。この日はスタメンで出場していました。児玉潤選手が北海道コンサドーレ札幌に電撃移籍したことで巡ってきたチャンスですね。
悔しい逆転負けの中でも来てくれました。もちろん、そんな岡本選手を讃えるのも兼ねて、ゴール裏のサポーターは温かく迎えておりました。是非とも、このままレギュラーで出場してほしいものです。



実に2ヶ月以上ぶりの勝利に酔いしれる岐阜ですが、この勝ちを生かすためにも、次のアウェイ・ガイナーレ鳥取戦は負けるわけにはいきません
相手は和歌山県で行われたFC大阪戦を逆転で落とし、引き分けを挟んで5連敗と調子も悪いです。ここで相手を叩ければ、再び上昇気流に乗ることができるでしょう。そうなれば、再びホームに帰ってくる、前半戦最終戦・岐阜市民総力戦にもなるヴァンラーレ八戸戦に意気揚々と挑めると思います。


ケガ人が多くて苦労した時期もありましたけど、大ケガになった茂木秀選手以外は何とか帰って来れそうです。とはいえ、ここは全員での総力戦で難局を戦い抜きましょう!


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Posted by alexey_calvanov at 21:22Comments(0)

2023年07月31日

FC岐阜観戦記2023 アウェイ編 その10 反動未だ止まず

FC岐阜、昨日は神奈川県横浜市神奈川区にあるニッパツ三ツ沢球技場でY.S.C.C.横浜と戦いました。
この試合も、どちらも○試合未勝利というふうで、Y.S.C.C.は6試合未勝利(3分3敗)とのこと。アスルクラロ沼津にボロ負けしたのをきっかけにウノゼロ・引き分け・逆転負けの満漢全席です。引き分けはスコアレスドローもやっているので、役満かもしれない(苦笑)。
岐阜も4試合未勝利。7月の声を聞いた途端に、いわてグルージャ盛岡に引き分け(スコアレスドロー)、奈良クラブにウノゼロ、FC今治とAC長野パルセイロに引き分けの3分1敗逆転負けが無いだけマシではあるものの、内容は至って悪い決定力が無い試合は相手に攻撃パターンを読まれているか守備の硬さにやられている。一方でスコアを取ってのドローは、守備に緩慢さが出て失点、悪く言えば気を抜いてしまったのではないかという失点劇なので、噛み合ってないなぁという印象よかった時の前半の早いうちに先制をし、後はきっちり守って終わるができてないんですよね・・・。夏の暑さが原因なのか、それともそれ以外に何かあるのか。後半戦初戦にになるこの試合で見極められればと思います。


SOG03_142400今回は、横浜市営バスで宮ヶ谷(みやがや)の停留所から。
ニッパツ三ツ沢球技場の最寄りのバス停は、三ツ沢総合グランド入口なんですが、停留所から少し歩かないといけないので、少々大変
ところが宮ヶ谷の停留所から下りると、ニッパツの大型ビジョンが目の前に・・・となるんですけど、入れるのはもう少し先の方まで歩かないといけないので、三ッ沢総合グランド入口ほどじゃないけど、まま歩かされるのよね。そう考えると、その1個前になる市民病院の停留所なら、宮ヶ谷と三ツ沢総合グランド入口のほぼ中間地点になり、メインとホームゴール裏しか入れない仕様になっていることを考えると、市民病院の停留所が一番便利かもしれないと、今地図を見て思うのだった(爆)。<はいはい、備忘録備忘録。



SOG03_142550そして、残念なお知らせ。
ニッパツ三ツ沢球技場は、あくまで横浜FCのホームグラウンドなのです(汗)。横浜市営地下鉄ブルーラインの三ッ沢上町駅(ニッパツ三ツ沢球技場の最寄り駅)では、横浜・F・マリノスのエンブレムが掲げられた広告があるので、もうY.S.C.C.は蚊帳の外かつゲスト扱い(泣)。<だけどYOKOHAMAなんだよ、Y.S.C.C.は。
・・・五木ひろしさんの歌う♪だけどYOKOHAMAの歌詞には、Y.S.C.C.の本拠地がある本牧(ほんもく)が入ってるのよね。



SOG03_145432去年誕生したハマピィが炎天下の中やって来てくれました。オカピを父に持ち、ペガサスを母に持つ彼には、カモメの羽が生えているという不思議生物(爆)。なお、カモメは横浜市の鳥なのだそうな。
・・・カメラを向けると、決めポーズをするだなんて。さては、オマエはガクモンだな!?<中の人などいない!



SOG03_150859そんなニッパツ三ツ沢球技場でのスタメシ。去年は開幕戦ということで人でごった返しており、買うに買えなかった思い出(泣)。なので、今年が初めての紹介。縁日と称してホームゴール裏でもやっていたので、意外に多かった印象。
今回はメイン内にある店で「麻婆丼」(左)と「チキンフィレスパイシー」(右)を買いました
「麻婆丼」は、横濱龍宮軒というお店で作られたものらしい。「チキンフィレスパイシー」も同じところかもしれないと思ったのは、日産スタジアムに同じ店が出店しているのを確認したから(ニヤニヤ)。



SOG03_150915「麻婆丼」の中は、こんなふう。



「麻婆丼」は、あまり辛くなく、誰もが食べられそうなオーソドックスな仕上がり。店内調理じゃないので、どうしてもご飯がやや硬くなってきてましたね。それでも悪い仕上がりではなかったし、十分美味しかったです。

「チキンフィレスパイシー」は、食べた瞬間に旨辛な味わいと肉汁あふれる仕上がりに。シンプルに美味い(ニヤニヤ)。これ「ファミチキ」だろ(ギャハ)。<違います。


この日は、某サイトの管理人を誘っていきました。関東圏のアウェイは、この試合と9月にあるSC相模原しかないので、どっちにすると事前に話していたのです。そうしたら、この試合をチョイスしたという次第。無理言って16時より前の方がいいと言った手前もあるので、土産をたくさん持たせました(爆)。<それはワイロって言うんじゃないのか?
ちなみに、F1で着る時の服で参上した某サイトの管理人今度は緑のユニフォームを着て来ると言って、どこぞのF1チームの服を見せてきた(苦笑)。サポーターの面々に怒られるぞ(汗)。せめて、今年の限定ユニフォーム(関ヶ原合戦のアレ)でお願いします(ニヤニヤ)。あれならF1で着てもものすごく目立つし、海外の人にも大ウケだよ(ギャハ)。





SOG03_190001そんな私にとっての接待試合になったこの試合、非常に申し訳ないと思える内容になりました。


前半からY.S.C.C.が飛ばしている印象があったんですけど、ウチの攻撃が攻撃になっていないシュートまで持ち込める展開が少ないのと、打ったシュートが正面か枠外の2択状態サイドを突くとか意表を突くとかのバリエーションがあまり無いので、見ていてイラつきを覚える感じですかね・・・。
後半になってもY.S.C.C.の勢いがあまり落ちてこない。昼は暑かったけど、夕方になってから涼しい風が吹いていた気候だったので、その涼しさを見越したプレーを図っていたのかと思ってたら、遂に波状攻撃で突破しつこくねちっこいプレーで一瞬の隙を突かれ失点したのは痛かった。あそこを守り切れというのは酷かもしれないけど、この暑い時期だからこそ、集中を切らしたら負けに繋がることを忘れないでほしい

柏木陽介選手や田口裕也選手を入れてからギアを上げていったものの、万事休す。相変わらず決定力が向上せず、Y.S.C.C.に逃げ切られてしまいました。
実は、試合前にY.S.C.C.のサポーターがお気持ち弾幕を出していたので、彼らが発する並々ならぬものを感じ取ったのかもしれませんホームジャックされていたのに、勝ちまで持ってきたのですから。



守備がいいという状況だったからこそ、攻撃(決定力)を磨かないと、今回のようなコツコツとヒビを入れられて決壊する事態になった時、非常にもろいチームになってしまう。繰り返しになりますが、決定力を何とかせいと。前を常に向いてゴールを奪うくらいの気持ちを持ってほしいし、攻撃はバリエーションを付けないといけないことを痛感したでしょうもうサイド攻撃は通じにくくなっていると思います。新たな一手を用意しましょう。


7月勝てない状態で終了したのと不甲斐無い部分が垣間見えたことでサポーターの怒りが少し漏れ伝わってきました。この状況を見て、某サイトの管理人いわく、サッカーは怖いと言っていたのがまた印象的でした。同じく彼の述べていた負けてもサポーターの前に行かないといけないのかという言葉も印象的なもので、これに関してはサッカーを見始めた時には思っていたものの、今は負けても来るのは当たり前だと思っていたので、そう言われればと思いましたね。
負けても行くのは、サポーターのガス抜きもあるのでしょうけど、真剣に向かい合っているんだという意味合いもあるんだと思います。サッカーはサポーターとの信頼とコミュニケーションと一体感が重要なんだと思っておりまして(もちろん私論)試合数が少ないので、1つ1つの試合が重要ゆえに、サポーターとの向き合いは非常に大事だと思うんです。彼らの力で勝てた試合もあるからこそ、負けてもサポーターの前に向かっていくのだと思います。行かなければ、もっと激しく燃えるでしょうから・・・。そこが野球との違いなんでしょうね。まぁ野球も長い連敗になれば、ファンが選手や監督に向かって生卵投げることもあるし(苦笑)


SOG03_190806試合後に岡本享也選手がやって来た。向こう側ヘは、ンドカ・チャールス選手が向かっている。これもサッカー独特のものだよねと、某サイトの管理人と話しているのは言うまでもない。

そういえば、ハーフタイム中に小野悠斗さんがやって来ていたようで。某サイトの管理人は(ちゃっかり(笑))写真に収めていた。うらやましい。
小野さんは、今年(しかも今月)引退したんだ・・・。タイでJ復帰を願いながらプレーしていたと思うと、ホントにご苦労様でしたと。地元が横須賀市なので、実家に住んでいるんでしょうね。



この不安に陥った状況下で、8月最初の試合を迎えることになるとは。そして相手が首位にいる愛媛FCJ2時代から何かと苦手にしている印象のあるチームなので、ここをどう乗り切るかで、今年の状況が決定してしまうのではと思っています。既に悪い意味での分水嶺なっているので、愛媛には何とか勝って軌道修正を図りたいです。何せ、愛媛戦の後は今治とアウェイで戦わないといけない短い期間なので、相手もウチの状況を知り尽くしているわけです。こうすれば勝てるという戦略を練っていると思うと、愛媛で軌道修正を図れなければ、ズルズル負の連鎖に引き込まれるだろうなぁ・・・。


残り試合18。J2昇格への勝ち点差は9。


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Posted by alexey_calvanov at 23:19Comments(0)