2018年03月24日

ムネリン「まだオレ辞めてないっすよ!」

コロプラから配信されている「プロ野球バーサス」。昨年5月に配信されて3ヶ月で累計100万人が利用する大人気ゲームアプリになっていました。
このゲームで、あるプロ野球選手が退団扱いされてしまったのです。その人は、福岡ソフトバンクホークスの川崎宗則選手昨年大リーグから日本球界に復帰した選手で、ワールド・ベースボール・クラシックにも出場歴がある実績ある選手でもあります。


どうしてこうなったのかというと、球団側の川崎選手の処遇を決めてなかったことに端を発しています。

ソフトバンクが川崎選手との契約更改を行っておらず、NPB(日本プロ野球機構)の規約により保留選手になりました。同時にコロプラとNPBとの間の規約により、2018年度版の前に契約に至っていない選手やコーチなどは、選手写真からシルエット化するよう取り決められていたのです。
今回の経緯なら、川崎選手は『保留選手によって』とアナウンスしなければならないところを誤って『退団したことによって』とアナウンスしてしまったのです。
当然ながらファンには寝耳に水本当に退団したのかと大騒ぎになりました。しかしソフトバンクの選手一覧には引き続き掲載されていたので、本当なのかという疑念も挙がっていました

その後、コロプラ側が誤報だったと謝罪はしたものの、川崎選手の去就が定まっていないのと未だ定まっていない理由が発表されていないという事実だけが残ってしまい、ファンからは「間違いや言葉足らずで退団じゃないよな」とか「(退団発表が)フライングだったんじゃないか」などの憶測が飛び交う始末になってしまったのです。


ソフトバンク側もできる限りどうしてこうなっているのか発表すべきなんでしょうけど、契約の守秘義務やら選手の要望なども絡んでくるので、おいそれとはいかないのも十分わかるので、責めることはできないですよね。

むしろ、今回の責任はコロプラ側にあるでしょう。一言、杜撰(ずさん)ですわ。
コロプラといえば、「白猫プロジェクト」で任天堂と揉めてますけど、この一件もコロプラ側の杜撰さが絡んでくるんじゃないかと思っていたら、別件でその証左と言えるものが出てきたコロプラは、開発者のモラルに対してもっと教育すべきだと思います。他にも色々あるんだろうけど、真っ先にそこだろうね・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 08:38Comments(0)

2012年07月24日

栄転か左遷か

今週は度肝を抜くことが多いなぁ・・・。


大リーグのシアトル・マリナーズに所属していたイチロー(鈴木一朗)選手が突如ニューヨーク・ヤンキースに移籍(若手2投手との交換トレード)することを明らかにし、日本時間の午前8時に記者会見を行いました。
丁度試合の3時間前ということもあり、様々な思いが駆け巡る中での記者会見になったのか、普段以上に言葉を選び運んでいた、かつ目には涙を浮かべていたのではないかというふうに思わせる潤みがあったイチロー選手が印象的でした。

試合にはニューヨーク・ヤンキースのメンバーとしてフル出場。第1打席でセンター前ヒットを放ち、その後盗塁も決めました。試合も1-4で勝利し、イチローの再出発は華々しいものになりました。


しかし、この記者会見も試合も、自身が11年以上本拠地として活躍していたセーフコ・フィールドで行われたもの。そのため、かつての本拠地で昨日までチームメイトだった仲間達と対戦することになったばかりか、スタメン出場とは言えども、ライトで8番(通称ライパチ)での出場に、いくらアメリカの社会はドライとはいえ、この『仕打ち』は屈辱的なのではないかとさえ思ったほどでした(ただ、イチロー選手にとって、そんなことは意に介さずだとは思いますが・・・)。


イチロー選手がマリナーズから出て行った理由は、若手を積極的に利用してほしいという部分に尽きると思います。いみじくもイチロー選手自身も会見上で「20代前半の選手が多いこのチームの未来に、僕がいるべきではない」とも話しています。かねてからトレードの噂は消えていなかったわけですが、その噂が消えない理由はGMが若手を積極的に使い、ベテランを放出していたということからも伺えます。その方針をイチロー選手自身敏感に感じ取って、トレードを志願した(数週間前から若手との交換トレードを志願していたという報道もある)のではないかと思います。
自身の環境の変化を求め、敢えて野球に厳しい球団でもあるニューヨーク・ヤンキースに移ったイチロー選手。マリナーズで成しえなかった夢を叶え、自らの高みをより極めてほしいものです。


なお、日本人大リーグ選手の反応はというと、ダルビッシュ選手はこんなものだという主旨のコメントを残し、松坂選手はやや興奮気味な主旨のコメントを残しています
エールを送る選手もいる中、一番印象的なのは、イチロー選手の背中を追って富も名誉も捨て、マイナーから這い上がって来た川崎選手ノーコメントにしてほしいというくらいにショックを受けていました。イチロー選手自身も気に掛けていたようで、(イチロー選手自身が)他に移っても一緒にやることは変わりないと気遣う主旨のコメントを残していました移籍を踏み切るか否かの段階で、最後まで川崎選手のことを考えていたみたいです。
川崎選手にとって、約半年イチロー選手とやって来たことは十分な糧になるはずです。ヤンキース戦の時には、イチロー選手を驚かすくらいの活躍をすることで、彼の恩返しになるのではないのでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 22:52Comments(0)TrackBack(0)