コロプラから配信されている「プロ野球バーサス」。昨年5月に配信されて3ヶ月で累計100万人が利用する大人気ゲームアプリになっていました。
このゲームで、あるプロ野球選手が退団扱いされてしまったのです。その人は、福岡ソフトバンクホークスの川崎宗則選手。昨年大リーグから日本球界に復帰した選手で、ワールド・ベースボール・クラシックにも出場歴がある実績ある選手でもあります。
どうしてこうなったのかというと、球団側の川崎選手の処遇を決めてなかったことに端を発しています。
ソフトバンクが川崎選手との契約更改を行っておらず、NPB(日本プロ野球機構)の規約により保留選手になりました。同時にコロプラとNPBとの間の規約により、2018年度版の前に契約に至っていない選手やコーチなどは、選手写真からシルエット化するよう取り決められていたのです。
今回の経緯なら、川崎選手は『保留選手によって』とアナウンスしなければならないところを誤って『退団したことによって』とアナウンスしてしまったのです。
当然ながらファンには寝耳に水。本当に退団したのかと大騒ぎになりました。しかしソフトバンクの選手一覧には引き続き掲載されていたので、本当なのかという疑念も挙がっていました。
その後、コロプラ側が誤報だったと謝罪はしたものの、川崎選手の去就が定まっていないのと未だ定まっていない理由が発表されていないという事実だけが残ってしまい、ファンからは「間違いや言葉足らずで退団じゃないよな」とか「(退団発表が)フライングだったんじゃないか」などの憶測が飛び交う始末になってしまったのです。
ソフトバンク側もできる限りどうしてこうなっているのか発表すべきなんでしょうけど、契約の守秘義務やら選手の要望なども絡んでくるので、おいそれとはいかないのも十分わかるので、責めることはできないですよね。
むしろ、今回の責任はコロプラ側にあるでしょう。一言、杜撰(ずさん)ですわ。
コロプラといえば、「白猫プロジェクト」で任天堂と揉めてますけど、この一件もコロプラ側の杜撰さが絡んでくるんじゃないかと思っていたら、別件でその証左と言えるものが出てきた。コロプラは、開発者のモラルに対してもっと教育すべきだと思います。他にも色々あるんだろうけど、真っ先にそこだろうね・・・。