2015年09月10日

関東の豪雨がすごいことになっている

関東圏、特に栃木・茨城の豪雨が、特別警報の出る状態になっており、明日以降も警戒が必要になっています。

こうなったのは、低気圧になった台風18号が偏西風にハマるような形になって動けなくなったところに、台風17号が東から北上。先述の温帯低気圧に流れ込む湿った空気と台風18号にもたらす湿った空気とがぶつかって縦に積乱雲が続々と流れ込む形になり、それが長い帯状になっていました。
このため、関東圏の東部が大雨になったのですが、特に栃木・茨城のあたりで激しい雨が降り続いていたため、鬼怒川が決壊茨城県常総市をはじめ茨城・栃木にまたがる鬼怒川と栃木・埼玉・茨城にまたがる利根川の一帯(一部)でも水があふれる事態になりました。


映像を見るに付け、決壊した場所があまりにも大きく、ほぼすべての地域が水に呑まれた格好になっている場所も。常総市のスーパーには大勢の人がいまだに取り残されている、避難所にも人があふれかえっているばかりか、身体が水に漬かったので濡れたままになって寝起きしている人もいるというのを聞いて、15年前の9/11に起こった(奇しくもほぼ同じ時期でもある)東海豪雨のことを思い出し、とても心配になったかつそれ以上の衝撃的な出来事でもありました。早いこと取り残された方の救助と非難されている方への支援を行ってほしいものです。


ちなみに、この大雨は台風18号の北上に伴い、東北地方にも大きな被害をもたらしかねない状況になっています。特に宮城・岩手・山形・福島では大規模な土砂崩れや河川の決壊が起こりかねないとのことなので、夜暗くても避難できるのであれば早めの避難を心掛けるべきでしょう。できない状況であれば、高層階の山側ないしは川側ではない部屋で待機するようにして下さい。また被災地の一部では、いまだ地盤が低いところもあります。大雨による冠水・浸水も起こりうるので、十分に警戒をして下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)TrackBack(0)