2015年11月08日

FC岐阜観戦記2015 第19節 絶対に負けられない戦いが今日ここにある

・・・何だか、一昔前のサッカー中継のキャッチフレーズみたいなタイトルですが、それには意味があるんですね(苦笑)。


今日FC岐阜はファジアーノ岡山と戦いました相手の岡山もJ1昇格プレーオフ進出のために負けられない一戦となることでしょう。
しかし、岐阜にとっても今日の試合は負けられない、いや勝たないといけない試合なのです。
先日のジェフユナイテッド千葉戦で完勝したにもかかわらず、先週アウェイで行われた愛媛FCとの一戦は3-0で完敗。しかもこの試合でイエローカードの累積4枚になった高地系治選手が出られないという最悪の条件下で迎えた試合になりました。
しかし、ここで勝てば勝ち点45となり、現在最下位のSC栃木が34なので、残り3試合(今節含む)全勝でも43となり、一発降格を免れることができます。さらに21位の大分トリニータが38なので、もし大分が負ければ、残り2試合全勝でも44となり、入れ替え戦も免れる、つまりJ2残留まで一気に進むことができるからです。

そして、試合前に他会場の情報が入って来ました。既に13:00にキックオフとなっていた試合の中で、大分は横浜FCと対戦し、1-0で負けたのです。


これで岐阜は是が非でも勝ちが欲しい展開となってきました。そしてますます高地選手のいないこの試合で勝てるのかという不安も持ち上がってきたのです。


SHL23_2013丁度岐阜駅バスターミナルには、ラモスバスが停まっておりました(ただし乗れたとは言ってない(爆))。
そのバスに書かれた「あきらめない、その瞬間まで!」の一言が身に沁みます。今の岐阜を端的に示しているんだよねぇ・・・。



SHL23_2015会場に着いてしばらくすると、岡山の選手を乗せたバスが到着。岡山のサポーターがチャントでお出迎えしたものの、気付いていなかったのか、意外とまばらいつもの場所(丁度100m・110mハードルのスタート地点)じゃなかったからですかねぇ。

しかし、雨の中を傘も差さずに荷物を持っていく岡山の選手達のメンタリティはすごいわ。いやサッカー選手ってこういうふうに雨をもろともしないメンタリティを持っているんだろうね。



SHL23_2021千葉戦でラモス監督は「次の岡山戦では1万人来てほしい」と呼び掛けていましたが、激しい雨ということもあってか4200人という燦々たるものに。
・・・今日ばかりは仕方ないわね。雨も降ってる中じゃ呼べんわ。


今年の岐阜は日程と天候に大きく泣かされた1年になりました。まだ1試合あるけれども、それは確実なのかも。



SHL23_2027そして、この試合は岐阜県出身の作家平坂読(よみ)さんの執筆するライトノベル「僕は友達が少ない」とのコラボ商品も発売されました。
こちらは、クリアファイル。斜め読みすると「サポーター募集」となるアレです(笑)。この日のために描かれた特製イラストもありますよ(ニヤニヤ)。



SHL23_2026あと、岐阜大学とのコラボ米「岐阜う米」も買ってきました。試食で食べた時、もちもちとして美味かったのよね。
岐阜のお米であるハツシモに緑色のもち米を混ぜたもの。ハツシモは玄米も入っているようで。



SHL23_2016ただ、そんな試合に水を差す出来事も。
岡山のサポーターが、なぜかギラヴァンツ北九州の「ぶちくらせ!北九州」の横断幕を掲げていました。どうやら北九州のサポータのために行ったそうで、『全国行脚』も考えているとのことだそうですけど、何か違わないかと。



SHL23_2020そして岐阜サポーターにも、自家製の「ぶちくらせ」横断幕が。正直便乗と言われても反論できませんわ。
この「ぶちくらせ」に関しては、新事実もわかってきて思うところがあるので、後日その点を書ければと思います。



SHL23_2025さて、試合は雨脚のように酷くなっていくばかりの内容でした。
グラウンドコンディションが最悪なので、お互い早めに攻めることを考えていたんでしょうけど、その思いとは裏腹に遅々として進まないボール運びに互いがヒートアップ。遂には荒れた試合になりましたが、なぜか出るイエローカードは岐阜サイドばかり。遂には、前半42分にヘニキ選手が2枚目(1枚目は前半37分に出ている)のイエローをもらい、退場。しかも累積も4枚となり、次節の出場もできなくなりました

これで岐阜は10人体制となり、数的不利になったと思われましたが、この日は天候が岐阜に味方をしてくれました。先ほども書いたように、荒っぽさはヒートアップしていったものの、そのためか岡山に岐阜のゴールネットを揺らすこともなく、際のところで抑え込むという苦しいながらもしのぐ展開になりました。
すると、岡山もゴール際で押谷祐樹選手が渡邉将基選手との接触プレイをきっかけに他の選手を交えてヒートアップ渡邉選手を倒したプレイが悪質と判定され、かつ他の選手を巻き込んだのが悪質と判断されたんでしょう、レッドカードで一発退場となりました。

互いに10人ずつとなり、岐阜にも勝機あり・・・と思ったものの、ヘニキ選手が抜けたのは大きかったと言わんばかりにチャンスはことごとく生かせず、このまま0-0で引き分けと相成りました。岡山も同じような気持ちなんだろうなぁ。最後に押谷選手がいれば、と。



あとは他会場の動向だけが気になるところ。同時に行われた栃木はどうなったのだろうと気になって見たところ、栃木×北九州は2-2の引き分けになっていました前半は栃木が勝っていたのに、どうしてこうなった(汗)。まるで岐阜にお付き合いでもしたかのような展開(大汗)。


まぁ、これで栃木は勝ち点35となり、同じく引き分けた岐阜は43となったことで栃木が残り2試合全勝しても41となったので、今シーズンでの岐阜の一発降格は免れることとなりました。しかし大分は勝ち点38のままとなっているので、入れ替え戦の可能性を秘めたまま次節を迎えることになります


ともあれ、残留に半歩前進したのはいいことだと思いましょう。ただ犠牲は大きいですが。
ヘニキ選手が次節参加できないことがどう響くのか。そこが心配です。しかし、出場停止だった高地選手とケガで長い間離脱していた川口能活選手が復帰する(とのことらしい)ので、次節の明るい材料にはなるかもしれません。


遂に、J2は残り2試合、岐阜はアウェイのカマタマーレ讃岐、ホームのアビスパ福岡を残すのみとなりました。讃岐はこれまで全勝の相手とはいえ、この状況ではあっという間にやられるかもしれないと思い、確実に勝ち点を積み上げましょう。次節勝てば残留なんです。だから勝ちを意識した戦いをしていきましょう。


J2残り試合あと2。最下位は免れる。入れ替え戦順位との勝ち点差は5。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:12Comments(0)TrackBack(0)