2018年02月14日

バレンタインデーは日本選手のメダルラッシュで

韓国・平昌(ピョンチャン)で開催中のオリンピック、今日も日本選手のメダルラッシュになりました。


最初は、男子スノーボード・ハーフパイプ。注目された平野歩夢(あゆむ)選手は2位(銀メダル)となりました。
やはり絶対王者、アメリカのショーン・ホワイト選手は強かった。それでも、オリンピックで4回転(1440(フォーティーン・フォーティー))連続で決めた史上最初の選手になっただけ立派です。平野選手が成功したから、ホワイト選手も本気を出して4回転連続を決めてきたのだと思います。そして平野選手は現役生活どころか命も危うくなるほどの大ケガを乗り越えてやって来た。そのことだけでももう涙ぐましい努力を経て戻ってきたのですから、そこだけでも評価すべきだと思います。日本のスノボ界が相次ぐスキャンダルで逆風の中、希望の光を絶やさなかった平野選手には本当によく頑張ったとほめてあげたいです。おめでとうございます。片山来夢(らいぶ)選手・戸塚優斗選手・平岡卓選手も健闘しました。お疲れ様でした。特に戸塚選手はケガをしたそうで・・・。お大事にして下さい。

そして、男子アルペン複合(ジャンプノーマルヒル・クロスカントリー)では、渡部暁斗選手が2位(銀メダル)となりました。
前半のジャンプで3位だったのですが、後半のクロスカントリーで得意のドイツのフレンツェル選手に抜かれてしまいましたね。やはり前回チャンピオンは強かっただけでなく、これまでさっぱりだったのに、オリンピックに照準を合わせてドンピシャに持ってくる外国人選手のメンタルの強さに驚愕。ともあれ、渡部選手おめでとうございます。

そのことをまたまざまざと見せつけられたのは、女子スピードスケート1000m
相手のオランダのテルモルス選手がよすぎた。だってオリンピックレコードが出てからのスケーティングなんてプレッシャー掛かりまくりだよ・・・(汗)。その中で、小平奈緒・高木美帆両選手は大健闘女子では史上初の1競技複数のメダルを獲得しました(小平選手が2位(銀)、高木選手が3位(銅))。疲れも出てくる中で本当に頑張りました。この後まだ500mや団体などが控えていますが、ここまでいい滑りのできている2人なら入賞もメダルも大丈夫でしょう。おめでとうございます。


これで、銀4個・銅3個の計7個となりました。まだ金メダルは無いものの、前回のソチ大会に比べたら健闘していると思います。まだ入賞もメダルの機会もあると思うので、この後続く選手も頑張ってほしいですね。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 22:39Comments(0)

2014年02月12日

明暗は関係ない、ベストを尽くした

ソチオリンピックは現地では5日目~6日目(日本時間では共に2/12)に差し掛かり、メダルの話題と惜敗に泣く話題が挙がって来ました。


2/12早朝には、スノーボード男子はーフパイプで平野歩夢(あゆむ)選手と平岡卓選手が日本スノーボード界初の銀・銅のメダル(平野選手は最年少のメダル授与者)。この競技の1位はIPODことユーリ・ポドラドチコフ選手で、難易度の高い新技(ヨーロフリップ:You Only Live Once Flip)を披露して94.75点の高得点をマーク絶対的王者とされたショーン・ホワイト選手は決勝では雪上コンディションが合わず4位に終わりました。
金メダル候補とまで言われた平野選手でしたが、正直金メダルを取れなかったのは残念と言えば残念ですけど、絶対的王者を倒してトップ3に入れたことは大きな意義があると思いますし、1位のユーリ・ポドラドチコフ選手は、ここぞとばかりの大技を持って来られるくらいに度胸が据わっていたのだと思います。着実さでいけば、平野選手はNo.1だと思います。
3位に入った平岡選手は背水の陣で挑んだ決勝2回目が全てでしたね。
失敗覚悟で攻めの姿勢を取ったのが、大技を成功させることに繋がったのだと思います。彼もショーン・ホワイト選手を抜いて上位に立ったのですから、今後は明るいと思っています。きっと平野選手に負けず劣らずの立派な選手になってくれるでしょう。


そして、つい先程、2/12夜には、ノルディック複合個人ノーマルヒルで渡部暁人(あきひと)選手が銀メダルを獲得しました。ノーマルヒルで稼いだ貯金を残しつつも、クロスカントリー10kmで粘って2位というこれまでの日本の戦い方とは違う形がやっと形になったとも言えるでしょう。
これまで、つまり1990年代は、ジャンプで点数を稼ぎ、クロスカントリーでその貯金を切り崩すというふうだったのですが、あまりにジャンプの強い日本勢へのアドバンテージを減らすため、ジャンプの加点を徐々に減らしていった経緯がありました。その間、日本はなかなか上位に食い込むことができず惨敗続きでもありました。それを打破するため、今回のような新しいスタイルをいち早く掴んだのが渡部選手だったのです。
ワールドカップでも2位になっているとのことなので、今回の2位も大きな意義があります。もう少しで金メダルだったので残念ですけれども、復活ののろしを揚げられたことは、この後の団体戦などにいい影響を及ぼしてくれるものと期待しています


一方で、女子ジャンプの高梨沙羅選手は4位と残念な結果に終わってしまいました。以前にも書きましたが、ピークの持って行き方が上手くいかなかったものと思われます。勝ち急いだ等メンタル面でのもろさも若さゆえに・・・ということなのかもしれません。
しかし、第一人者であることは変わらないですし、今年の成績は胸を張っていいものです。そしてまだ17歳。まだまだ先があります。ここで腐らずもっと精進すれば、きっと次回はいい成績が挙げられると信じております。皆今回の成績で責めることはないですよ。胸を張って帰ってきて下さい。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:15Comments(0)TrackBack(0)

2014年02月11日

ピークの持って行き方が難しいのがオリンピック

開会前には10個以上メダルが取れるとか意気込んでいた日本選手団でしたが、ふたを開ければ惜しいのも含めて、正直なところ上手いこと言ってないなというふうにも感じられる成績になっていますソチオリンピック
中には上村愛子選手のように、メダルは取れなくとも素晴らしい成績を挙げている選手もいましたが、カーリング女子の小野寺佳歩選手のようにインフルエンザに感染して欠場というのは、自身の体調管理が上手くできていないことを示唆しているので、正直頂けないですね。ケガを押して出場し、練習中にケガが悪化して結局出られなくなった伊藤みき選手とは訳が違います。


ところで、ここまで日本選手がオリンピックに弱いのは、甲子園のように魔物が住んでるんじゃないかとか邪推したくなりますけれども、恐らくピークの持って行き方が難しいのだろうなと思っています。逆に言えば、外国人選手は自分の出場する競技にピークが来るように上手いこと調整できているのだと思います。もちろん実力も十二分にあるのですが、仮に実力伯仲だった場合、120%の能力を出せる選手の方が圧倒的有利なわけですから、ピークの調整ができる選手の方が上に立てる・・・という論法なのでしょう。
あとは最初の競技で勢いに乗って・・・というのが叶わなかったのもあるでしょう。そういった点で、今後出場するスノーボード・ハーフパイプの平野歩夢(あゆむ)選手やジャンプ女子の高梨沙羅選手の動向に影響しないか心配ですけれども、平野選手に関しては予選で高得点を叩き出し一気に決勝へ進出しましたし、高梨選手も現状大きなプレッシャーを受けているようには感じられないですね。


2人はこの後日本時間深夜にメダルの掛かった決勝(ジャンプのノーマルヒルは2回のフライトで決まる予選のない競技)になります。雪上コンディションが心配ですけれども、若さで乗り越えてほしいと思います。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:39Comments(0)TrackBack(0)