2013年01月24日

刀匠とヱヴァンゲリヲン④

引き続き、家康館に展示されている刀剣類の紹介です。とはいえ、私自身刀剣類に疎いので、詳細は下記に掲載しているガイドブックを買ってね(ギャハ)。


ISW11F_20130113_154021420終盤(一番奥のショーケースに)飾られていた最初のものは、弐号機F型用ATF曲刀。横井彰光作。
この曲刀も「エヴァンゲリオン ANIMA」に登場した近接戦闘用の弐号機が持っていたナタのような巨大曲刀から発想されたもの。実際には筑紫薙刀のイメージに近いとのこと。刀全体が刃になっているので、どこからでも斬られそうな・・・(汗)。



ISW11F_20130113_154030256ここからは作中に登場するパイロット・エヴァをイメージした短刀が登場します。


まずは、真希波マリ プラグスーツ仕様 短刀。満足弘次作。真希波・マリ・イラストリアスをイメージしたものです。
彼女のプロポーションのような細身の刀になっています。また、拵(こしらえ)や鞘は彼女のプラグスーツのカラーリングが施されており、朴(ほお)の木が使われています当初は特殊樹脂を使う予定だったものの、目指した質感が得られなかったため、木製になったのだとか。



ISW11F_20130113_154036181お次は弐号機仕様 短刀<式波・プラグスーツ>。安藤広康作。弐号機および式波・アスカ・ラングレーをイメージしたもの。
柄近くにはプラグスーツ姿のアスカの立体彫刻(片山重恒作)が施されており、欄間通しと呼ばれる高等テクニックが施されているのだそうな。ちなみに、このテクニックで人間の姿が彫られるのは、日本刀では極めて珍しいとのこと。
柄にはNERVマークが朱色の中でもアクセントとして非常に目立っていますし、鞘にあしらわれた十字架もいかにもアスカらしくオシャレとも。



ISW11F_20130113_154043746こちらは初号機仕様 脇指<序・破・急>。赤松伸咲作。初号機をイメージしたものになっています。
新劇場版タイトルの基になった序破急が脇指の各所(序は柄頭、破は刀身の破邪顕正の中に、急はこじり)に掘られているのだそうな。
この刀は右手指(めてざし)と言われるもので、通常の刀が左手側に挿されているのに対し、これは右手側に挿されています。この刀は刃が下になっているため、取っ組み合いになった際に後ろに引けばすぐに抜け、そのまま前方にいる敵にブスりと刺せば仕留められるので、戦国時代に流行ったのだそうだが、時代が平穏になるにつれ、世間からは消えてしまったそうだ。



ISW11F_20130113_154054644最後は、零号機仕様 脇指<龍と槍>。安藤広康作。零号機をイメージしたものになります。
こちらにも、欄間通しと呼ばれる高等テクニックが施された立体彫刻(木下宗風作)が施されており、ロンギヌスの槍に龍が巻き付いたものになっています。
ともすれば零号機の搭乗者である綾波レイらしくない勇ましい刀ですが、刀以外の周りは零号機らしい山吹色に統一され、柄頭は零号機の頭のようになっています



次回は、第二会場になっている岡崎城へ向かいます


ヱヴァンゲリヲンと日本刀ヱヴァンゲリヲンと日本刀



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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)TrackBack(0)