このアプリ、その名の通り子供向けのもので、子供に見せたい動画・子供に見せたくない動画をフィルタリングしてくれるわけです。このフィルタリングは親(保護者)が掛けることもできるので、見せたくない動画がすり抜けていても大丈夫になっています。
一口に『子供向け』といっても、様々なフィルタリングができ、全ての子供が閲覧できるレベルから、学童(小学生)向け、未就学児(代替幼稚園・保育園まで)向けなど細やかな設定も可能です。
カテゴリーは、アニメ・ドラマ、おんがく、まなぶ、はっけんの4種類と子供が探しやすいようにシンプルな構成に。もちろん動画検索もできます。
この動画検索が結構曲者らしく、子供向けアプリということもあり、ものすごく厳重なフィルタリングを掛けられているのだそうです。IT系ニュース・エンタメサイトの「ねとらぼ」がそれを試しており、「エロマンガ先生」という作品を打ち込むと、作品そのものがなかったことにされている(「ほかのことをさがしてみよう。」と表示される)ほど。また現在TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)で再放送中で、9話の再放送がアダルトな内容により差し替えられた「この素晴らしい世界に祝福を!」という作品を打ち込むと、出てくるのは作品のオープニングとエンディングの音楽関連の動画ばかりしか出てこない有様。この様子で行けば、グラビアアイドルの動画なんてのは、バッサリ切られる対象なんでしょうなぁ。もっとも、子供がグラビアアイドルの名前を知っていたら怖いですけど(苦笑)。
なお、タイマー機能が設定されていたり、動画検索そのものをできなくすることも可能なので、先述の親がフィルタリング掛けできるのと合わせて、かなりクリーンな絵しか見られなくなっています。それはそれでどうなのというふうにも思いますが、子供に変なものを見せてはいけないという親心もよくわかります。でも正直難しいんだよね、その線引きって。子供の(心の)成長度合いによるところもあるので。
それでも、世界で28ヶ国に普及しているところを見ると、同じように悩んでいる親は多いということですね。いい方向に普及することを願っております。

